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泥濘の道でも挑戦を。

――どんなときでも、そのときの刻み方でいいから、少し頑張ってみたり、挑戦してみたりすることって大事なんだな


人生は物語。
どうも横山黎です。

大学生作家として本を書いたり、本を届けたり、本を届けるためにイベントを開催したりしています。

最近は音声配信も始めました。毎週金曜日22:00から僕のお気に入りの本を紹介するライブ「FAVORITE!!」を開催しています。興味を持たれた方は是非遊びに来てください。


今回は「泥濘の道でも挑戦を。」というテーマで話していこうと思います。



📚夏風邪で声が出ない

先日からちょこちょこ記事でも触れていますが、僕は久々に風邪を引きまして、体調の浮き沈みが激しい時期が続いています。風邪を引くってこんなに辛かったっけ、と反省しました。なかでも、喉の痛みが酷くて、熱が下がった今でも痛みが引くことはありません。

声もまともに出ない状態なんです。

一昨日から昨日、今日の朝にかけてが一番辛くて、薬を飲んだはずなのに一向に痛みが引かず、夜も眠れないくらいでした。喉の痛みのせいで土曜日は一日中寝込んでいましたし、だんだん体調悪くなってきた気がして、今日参加予定のイベントもやっぱり辞退することにしたんです。主催者の方にお断りの連絡をしました。

僕は深くため息をついて、唾を飲み込めば喉に痛みを感じて、気が付けば心も萎れてしまっているような気がしました。

僕は横になりながら、目を閉じて、ゆっくりと回想に耽ります。

参加しようとしていたのは「TALK ABOUT!!」というトークイベント。5分間で自分の好きなこと、伝えたいことについて語る内容です。テーマは自由で、自己紹介をする人がいれば、今追いかけている夢、これから自分が旅行しに行こうとしているセブ島について話す人もいました(笑)

ちなみに、今回は第4回目なんですが、僕はこれが2回目の参加で、第2回の時に参加したときには登壇者として自分の小説についてPRしてきました。おかげさまでその日だけで5冊も手売りすることができました。今回も、ビブリオバトル(本を紹介するイベント)を普及すべく、プレゼンターとして登壇する予定でした。



「TALK ABOUT!!」は決まった箱がないので、毎回場所を変えて開催されているんですが、今回は茨城県那珂市の阿字ヶ浦にある「イバフォルニアベース」というコミュニスペースで開催。海辺にあって、イベントごともたくさん行われている場所で、かねてからずっと行きたいと思っていました。

これを機に「イバフォルニアベース」に初めて行けるし、今自分が熱を入れている「ビブリオバトル」について語りにいけるし、また知らない人とつながったり、知り合いと再会したり、人の輪を広げることができる。行く理由しかないのに、僕は自分の体調を理由に、「声が出ないこと」を理由に、不参加の選択をしなければいけないのです。

泣きたくなるような思いを抱えながら、僕は少し、ほんの少しだけ前向きに考えてみることにしました。

「本当に、登壇できないのか」


📚どんなときでも自分らしく在れ

僕の好きなフレーズに、「雨上がりの道は泥濘むけれど今ここに生きている証を刻む」があります。コブクロの「ここにしか咲かない花」の2番のサビの歌詞です。

僕はこのフレーズと出逢ったときに衝撃を受け、その日から僕の座右の銘にすることにしました。このフレーズが、僕が生きる上でコンパスになる。そう思ったんです。

僕なりにこのフレーズのメッセージを抽出すると、「どんなときでも自分らしく在れ」です。

調子が良いときもあれば、悪いときもある。良いときは、いつも以上にいろんなことができるから、幸せをつくりやすいし、自分らしさを刻みやすい。

でも、悪いときは、そんなことはない。生きるのに精一杯で、明日が来ることが不安になってしまうほど、塞ぎ込んでしまう日だってありますよね。最近の僕はこの状態になりがちで、なんなら今朝の僕がそうでした。

しかし、僕はそのとき思ったんです。


調子が悪いときだって、

自分らしい今の刻み方はある。

調子が悪いからこそ、

刻める今があるって。


📚泥濘の道でも挑戦を

思えば、間違いを正解にしてきた人生でした。ミスも、しくじりも、マイナスも、未来のどこかで正解にしてきました。

大学受験のとき、僕は第一志望校の二次試験の試験日を間違えたことで、失敗しました。保険で受けていた茨城大学に合格できたけれど、当初は酷く落胆していました。それでも、新しい生活の場で、自分のやりたいことを追求し、人と出逢い、つながり、日々を共にすることで、かけがえのない時間をつくることができました。

今なら言えます。「あの日、試験日は間違えたけれど、この人生で正解だったな」って。


そうやって、そんな風にして、茨の道も、泥濘の道も歩いてきた。そして、そこに意味と価値を与えてきました。

「声が出ない」なら、それを武器にしてプレゼンをやればいいじゃないか。「何もしゃべらないプレゼン」、面白いじゃないか。誰もやったことない。聞いたことすらない。成功するか分からないし、誰も求めていないかもしれない。

だけど、僕はこの選択肢を思い付いたとき、「面白い」と思ってしまったんですよね。決して足場の良くない、泥濘の道だけれど、この道を這いつくばってでも歩きたい。そして、今を刻みたい。そう思ってしまった。

ということで、前言撤回、イベント主催者に「やっぱり行きます」と伝えて、僕はすぐに準備に取り掛かりました。心なしか、元気になった気がしました。

そんなこんなで実際にさっきまでイベントに参加していました。ちょっと面白いことになったので早く共有したいんですが、イベントのレポートはまた明日しますね。ひとつだけ言うとするならば、「行って良かった」です。やっぱり泥濘の道でも挑戦をした自分を褒めてやりたいです。

どんなときでも、そのときの刻み方でいいから、少し頑張ってみたり、挑戦してみたりすることって大事なんだなと再認識した話でした。最後まで読んで下さり、ありがとうございました。

20230924 横山黎



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