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言葉の持つ力を信じていたい。

――言葉の持つ力で、1ミリでもいいから前向きな一歩を踏み出してほしい。そんなことを強く、切に思うんです。


人生は物語。
どうも横山黎です。

今回は「言葉の持つ力を信じていたい。」というテーマで話していこうと思います。

📚ラジオの言葉

今日は「言葉」にまつわる話や告知をしていきたいと思います。まずは、僕が先日出演したラジオについて告知します。



僕は去年『Message』という小説を出版してきました。成人の日を舞台にしたヒューマンミステリーです。Amazonのサービスを使って出版したんですが、まだ無名の作家の本が見つかるはずもないので、自分で届けることをしてきました。

200冊以上手売りしたり、ビブリオバトルで紹介したり、イベントを開催したり……思えばいろいろやってきたものです。そんなことを繰り返していると、徐々につながりの輪が広がってきて、様々な人と関わることができました。

僕は大学広報室の方と知り合いなんですが、その方が茨城放送の方とつながっていて、僕のことを紹介してくれたんです。かくして、ラジオに出演することができました。

縁って不思議なものですね。



そんなこんなでラジオスタジオを訪れ、パーソナリティの方と語り合ってきました。おおよそ20分、僕の物語を公共の電波に乗せることができたんです。ずっと追いかけてきた夢というわけではありませんが、人並みにラジオ出演に対する羨望はあったのでとても嬉しかったです。

ちなみに、アーカイブを聴くことができます。もうすぐ消えてしまうので、是非、以下をチェックしてみてください。再生から1時間後くらいに僕のコーナーが始まります。



📚トークライブの言葉

続いては、また別の「言葉」の話。

ちょうど1カ月前のことになりますが、僕は「BOOK TALK LIVE “Message”」というライブイベントを開催したんです。

ひとつのテーマのもと、本にまつわるエピソードを物語るブックトーク。学校の図書室や地域の図書館で行われることが一般的ですが、僕はそれを会場を借りてライブイベントとしてやっちゃったわけです。

大学図書館にライブラリーホールというちょうどいい場所があったので、そこに人を呼んで1時間くらい語ってやりました。小説『Message』にまつわるエピソードを物語ったんです。


公演終了後の会場写真


打ち上げの様子


結果は大成功。スライドや音響など、演出へのこだわりも奏功し、ステキな空間をつくることができました。なかには、涙したお客さんもいました。僕の物語が、誰かの心を動かしたんです。

事後アンケートでは「お話を聞いて、温かい気持ちになると同時に、家族とのステキな関係に感動して涙が出ました」、「もっともっと他の人にも聴いてもらいたい」、「夢を抱きました」などなど、ステキな感想をいただけました。

僕はずっとこういう空間をつくりたかったんだと気付くことができたし、自分の目指している方向が間違っていないことを知った良い機会でした。

ちなみに、トークライブ最後の13分の動画を公開したので、興味を持たれた方は是非のぞいてみてください。人生のターニングポイントとなった話、そして僕の現在地を語っています。



📚電話越しの言葉

最後に、昨夜のことに少し触れたいと思います。

僕は時折、カウンセラーになるんです。何故か知らないけど昔から人に相談されやすい人でして、大学生になってからも定期的に誰かの相談事に乗っています。かわいらしい恋の悩みならともかく、その後の人生や命に関わるような過去を打ち明けてくれる人もいて、僕なんかに話しちゃって大丈夫?といつも思っています。

ただ、そう思うのは一瞬で、すぐにちゃんと耳を傾けなければと背筋を伸ばすんですよね。相手からしたら誰にだって話せるような内容のはずがありません。少なからず不安を抱いて口を開くんです。でも、その不安を押さえてでも打ち明けようと信頼してくれたことに、僕は責任を持たなければいけません。

何もできないけれど、話を聴くことはできる。じっくり相手の物語に耳を傾ければ、ひとつでもいいから、伝えられることがあるかもしれない。自分の言葉の持つ力を信じて、相手の人生の話を聴くんです。


昨夜も、そんなことがありました。

電話越しではありましたが、夜な夜な友達の相談事を、胸の奥の方にしまってあった過去の話を聴いていたんです。

もちろん話の中身は割愛しますが、とても気持ち半ばでは聴けない、聴いてはいけない話でした。でも、少なからず心の背負った荷物を軽くすることはできたし、最後に「ありがとう」という言葉をもらったし、聴いて良かったなと思うことができました。

人命を救う、なんてたいそうなことはできないけれど、取り返しの付かない事態になる前に話を聴くことはできる。僕から伝えたいことを伝えることはできる。その言葉の持つ力で、1ミリでもいいから前向きな一歩を踏み出してほしい。そんなことを強く、切に思うんです。

だからこそ、日々自分の言葉を磨いていきたいし、誰かの心に寄り添うメッセージを伝えにいきたいと思うんですよね。

ラジオにしろ、トークライブにしろ、電話越しにしろ、言葉の持つ力を信じてこれからも伝えにいきます。最後まで読んで下さり、ありがとうございました。



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