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6色のつけ麺を食べてきた。

――1番手っ取り早い広告の出し方は、誰かに広告を出してもらう方法です。誰かが注目してくれてその人が宣伝してくれたら、自分は何もしていないのに宣伝することができる。


人生は物語。
どうも横山黎です。

今回は「ニュースになるように生きる」というテーマで話していこうと思います。


📚6色のつけ麺⁉

今日の昼間、茨城県土浦市にある「カフェと迷ってラーメン屋」に行ってきました。店名の通り、カフェのようなラーメン屋です。内装は本当にカフェのようにきれいで、おしゃれ。これはカフェと迷って入店することもありそうです(笑)

目玉のメニューは「6色のつけ麺」。まるで虹のような空間がお皿の上に広がっていました。ちなみに着色料は使っておらず、野菜で色付けされているんです。黄色い麺はカボチャ、紫の麺はむらさきいも、緑の麺はホウレンソウ……という具合に。彩だけでなく健康にも配慮された一品です。

つけ麺の魚介のスープはとってもあっさり。次郎系の濃い味の好きな方には物足りなさを感じるかもしれませんが、僕的にはこれくらいの味がちょうど良いんですよね。最後はスープ割を頼んで完食しました。

内装からメニューまでこだわり抜かれた当店、地元のメディアにも注目されており、僕が店に入る少し前にはその関係者が来店していたようです。茨城にお越しの際は是非ご来店ください。

「カフェと迷ってラーメン屋」を訪れて思ったことは、自分の商品がニュースになるように設計することって大事だなってことです。

6食のつけ麺


📚遠くに届けるためには「ニュース」

「カフェと迷ってラーメン屋」は、まずラーメン屋のイメージから遠いカフェをコンセプトにして、おしゃれなラーメン屋さんを追求しています。他のラーメン屋さんにはないこの「違い」が、ニュースになり得る要素のひとつといえます。

世のラーメン屋さんのイメージって、少し油で汚れていて、狭くて、店主のしゃがれ声が響いている感じじゃないですか。それはそれでひとつの文化だし、その文化を壊さないように設計することは大事です。

ただ、世にはラーメン屋さんが星の数ほどあるわけで、その店だけの「強み」がないと経営に限界が来てしまいます。店の経営なんてかじったことすらないただの大学生が分かるくらいに当然のことじゃないですか。

「強み」とは、「クオリティ」か「オリジナリティ」のふたつに分けられると思っていて、どこのラーメン屋さんに行ってもだいたいどこも味のレベルは高くて変わらないから、「クオリティ」を追求することも大事だけど、よりも「オリジナリティ」を追求しなければいけません。

「カフェのようなラーメン屋さん」は他のラーメン屋さんとの「違い」なので、「強み」のひとつといえます。


それに加え、「6色ラーメン」ときた。お客さんは着た瞬間にスマホを持ち出し、インスタに投稿したくなってしまう見栄え。一億総カメラマン時代、これは圧倒的な強みです。「インスタ映え」は現代最強の武器なんですよね。

もはや「クオリティ」の良し悪しをごまかすくらいに「オリジナリティ」が大きな問題になってきている気がします。

もちろん、「カフェと迷ってラーメン屋」のつけ麺は良かったし、また食べに来たいと思うくらいに「クオリティ」は高かったけれど、僕は店の中を撮影したくなったし、運ばれたラーメンを見た瞬間にスマホを持っていた。で、ストーリーに投稿するという安定の流れ。気が付けば、お客さんは自分の手でお店の宣伝をしているんですよね。


良いものをつくっても知ってもらわないと届かないわけで、宣伝することは必要です。ただ、自分ひとりの力で届けるには限界がある。そこで役割を果たすのが広告です。そのおかげで、自分の手が届かない場所にいる人にまで認知を広めることができるんですよね。

新聞に公告を出したら、その新聞を読んだ人はその広告を見つけて興味を持ってくれるかもしれない。テレビにCMを出したら、そのCMを見た人が興味を持ってくれるかもしれない。

だから、広告を出す。

でも、広告を出すにしてもお金はかかるし、時間もかかる。大きな効果があるか分からないから、どこにどれだけのコストを割くのか、慎重にもなります。

しかし、一番手っ取り早い広告の出し方は、誰かに広告を出してもらう方法です。誰かが注目してくれてその人が宣伝してくれたら、自分は何もしていないのに宣伝することができる。自分の知らないところで、自分のことを知ってもらっていることが増えるわけです。

「カフェと迷ってラーメン屋」は、「カフェのようなインテリア」「6色のつけめん」という「オリジナリティ」があるので、お客さんはそれに魅せられてインスタに乗せたり、僕みたいに記事にしたりするわけです。


📚ニュースになるように生きる

中学時代から僕は「自分らしく生きる」ことをモットーにしてきたので、他の人と違うように生きていこうという意識がありました。「変わり者だね」は、僕にとって褒め言葉で、人と違っている、自分だけの強みがある、という変換が起こっていました。

もちろん、悪い意味で非常識という意味で使われていたなら別の話だけど、「オリジナリティ」を追求する姿勢を続けてきてよかったなと思いました。


僕は去年、小説『Message』を出版しましたが、この作品は異例のエピソードを持っているんだ。

そもそもAmazonのサービスを使って出版したし、物語は共同創作でつくりました。150冊以上手売りしたし、ビブリオバトルで著者自ら紹介して決勝大会まで進出しました。いろいろご縁があって、出版社を通していないのに本屋さんにも並びました

「オリジナリティ」を追求した結果、僕は去年の暮れに大学の広報室の方からお話を頂いて、取材を受けました。大学のホームページに載せる用の記事で、僕の作品が紹介されたのです。その後には茨城新聞の方からも取材を受けました。


他の本にはないエピソードを持っているから、誰かが「広告」をつくってくれて、「宣伝」してくれたんですよね。結局、ニュースをつくるよりも、ニュースになるように生きる方が手っ取り早いし、効果が確かであることを確かめられた気がします。

ちなみに、「IBADAIVERS」という広報誌が昨月末から発行されたんですが、そこでも僕の本や活動を取り上げていただきました。VOL.1の広報誌に載せていただいてとても光栄ですね。また、遠くの人に届く機会が増えました。

さらに!

明日は、YouTubeの撮影が入っています。今年の1月に知り合った学生支援プロジェクト「ヒカリノイロドリ」のリーダーの方と対談するんです。お相手の方からお話をいただき、すぐに承諾して実現した企画です。詳しくはまた明日話しますね。


以上のように、いろんな方から取り沙汰されていただいて本当にありがたいんですが、僕から「広告をつくってください!」と切り出しているわけではないんですよね。大学広報室の方も、茨城新聞の方も、「ヒカリノイロドリ」の方も、僕の作品や僕の活動の中にニュースになるようなネタを見出したから声をかけてくれたといえます。

中学時代から変わらず、変わり者で在り続けてきた結果、喜び満ち溢れた日々が、虹のような未来が待っていました。

これからも届けるためにはニュースにならなきゃいけないし、ニュースになるためには「オリジナリティ」を追求しなければなので、自分の中にある他者との「違い」を大切にしていこうと思います。最後まで読んで下さりありがとうございました。

20230302 横山黎

小説『Message』手売り157冊目!
茨城県土浦市「カフェと迷ってラーメン屋」のおふたり!
ご馳走様でした☺️

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