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大学生ミュージシャンにインタビューしてきた。

――ラジオパーソナリティーとして本格始動したのは、実は昨日でした。ゲストに迎えたのは、ミュージシャンの「307.」。来月フルアルバムをCDリリースされる僕と同じ大学生です。


人生は物語。
どうも横山黎です。

大学生作家として本を書いたり、本を届けたり、本を届けるためにイベントを開催したりしています。

最近は音声配信も始めました。毎週金曜日22:00から僕のお気に入りの本を紹介するライブ「FAVORITE!!」を開催しています。興味を持たれた方は是非遊びに来てください。



今回は「僕がお気に入りの曲『読点』の届け方」というテーマで話していこうと思います。




📚ラジオ、始めました。

僕は大学生作家として活動しているんですが、自分の作品を届けるうちにいろんな人と出逢うことができました。シェアハウスのオーナー、マネースクールの経営者、書道家、選挙に出馬したことのある経営コンサルタント、インスタグラマー……振り返ると、バラエティ豊かですね。

今年の5月頃でした。FMぱるるんでラジオをやっている方とも繋がることができて、僕の作品や活動に興味を持ってもらって、ラジオ出演のオファーをしていただいたんです。かくして憧れのラジオ出演が叶ったわけですが、少し前に、今度はラジオパーソナリティーとしての依頼が来ました。

その番組は「Dream Dream Dream!」という夢を追う人の話を聴く内容のものなんですが、ラジオパーソナリティーとして夢追い人にインタビューしていくスタッフとして白羽の矢が立ったわけです。

元々人の話を聴くことは好きですし、誰もが一度はあこがれるラジオパーソナリティーをやってみたかったし、活動を通してまたいろんな人とつながることができるかもしれないと思い、僕は引き受けることにしました。これからは何人かのスタッフと共に、番組を盛り上げていきます。

さて、ラジオパーソナリティーとして本格始動したのは、実は昨日でした。ゲストに迎えたのは、ミュージシャンの「307.」。来月フルアルバムをCDリリースされる僕と同じ大学生です。



📚「307.」のHayashi Taiga

307.はHayashi Taigaを中心とする音楽プロジェクトの名前です。彼は作詞も作曲も、ギターもベースも編曲も全部こなします。来月にはフルアルバム「What We Lost And Hold On,」をCDリリースとのこと。僕自身、注目しているアーティストです。

「What We Lost And Hold On,」には、世界的に活躍するSoba Productionの映像監督、元メレンゲやいきものがかり、岡崎体育などのサポートドラムを務めるドラマー、他にも名高いスタッフの方々が関わっています。

たいがくんは小学生の頃にアジカンをはじめとするJ-popから影響を受け、中学生のときにギターを始めたそう。大学生になっても音楽を続けてきて、2021年12月、自主制作した楽曲「読点」のリリースを果たしました。

来月リリースされるアルバムにも最後の曲として収録されるんですが、僕はこの「読点」がお気に入りなんです。インタビューの中でも話してくれましたが、この曲に込められたたいがくんの思いがステキで。

「読点」が生まれた時期は2021年の夏頃、まだコロナが猛威を振るっている時期です。大学はオンライン授業だし、誰かと繋がりにくい。たいがくんは終わっていくもの、離れていく関係に対する不安に苛まれていたそうです。友達と楽しむのも、その寂しさを紛らわすため。悶々とした時間が、大学2年生になってからも続いていたのです。

振り返れば、遠い過去は輝いていて、近い過去の色はくすんでいる。いつまでも執着してしまう未練と、早く断ち切りたい拒絶が混在していた今に区切りをつけよう。そう思い立ったのが、2021年の夏ごろだったそうです。

自分の部屋でふいに降りてきたメロディー、流れるように完成したワンフレーズ、自然と生まれた「いつかまた」という歌詞。

過去の自分に別れを告げる歌にしようと思い、そのワンフレーズから曲の構想を広げていったそうです。ただ、過去を全否定したくはない。どんなに辛い過去があったとしても、地続きの今があって、未来につながっている。

だから、終止符は打たない。

過去の自分に、読点を打とう。

そんな思いから、完成された音楽に「読点」というタイトルを付けたのです。



📚「はちとご」と「読点」

僕がたいがくんや「読点」を知ったのは、はちとごでした。

はちとごは、僕の通う大学の近くにあるシェアハウス。コミュニティスペースとして開放している「はなれ」が内設しており、そこには日々いろんな人が遊びに来ます。住人さんに限らず、地域の人との交流の場になっているのです。

はなれでは読書をしたり、課題をしたり、他の人と会話をしたりする光景が見られます。時にイベントが開催されることも。そういえば、僕とたいがくんが初めて出会ったのは、「クラフトジンの会」というイベントでした。



ただ、「読点」と出逢ったのはもっと前。正確な日付は覚えていませんが、はちとごで流れているのを耳にしたことがあったんです。

たいがくんがはちとごに来たのは、僕よりも遥かに前。はちとごができて間もない頃ですから、2年近く前のことです。2021年の11月頃に当時はちとごに住んでいた友達から誘われて、はなれで弾き語りライブを行ったそう。カバー曲に加え、まだ完成していなかった「読点」を披露したんです。

その後まもなくして「読点」がリリースされたこともあり、はちとごの住人たちは「読点」にはまることになりました。それゆえに、はちとごではよく「読点」が流れていたというわけです。

たいがくんに会う前から「読点」を聴いていた僕は、「耳に残るメロディーだなあ」と常々思っていました。その曲をつくった本人と後に出逢い、MVもつくられ、ラジオパーソナリティーとして彼に話を聴くことになり、来月にはフルアルバムがCDリリースされる……面白い流れですね。

この出逢いを無駄にしたくはないので、僕はずっと応援したいし、どうにか「読点」をひとりでも多くの人に届いたらなあと思っています。

今考えているのが、大きく2つのこと。

①僕の次の作品に登場させる。
②はちとごverのMVをつくる。


📚2年の暮らしに「読点」を

ひとつは、僕は今はちとごを舞台にした物語を書いているので、そこで「読点」を登場させる。はちとごの住人にとって、たいがくんは一番身近なアーティストであり、「読点」はみんなのお気に入りの曲。登場させる意味も価値もあります。

構想の段階で、「読点」からヒントをもらいつつ物語をつくっている節もあるので、作品の中に登場することは確実といっていいです。というか、僕が絶対に描きたい(笑)



もうひとつが、はちとごのMVをつくるってこと。

実は、はちとごは今年中にお引越しをする予定なんです。そんなに遠くに移るわけではないのですが、今の物件とお別れして、新しい拠点で新しい生活を始めていきます。

住人に限らず、長らくはちとごに関わっていた人からすれば、少なからず未来への不安や新拠点への抵抗はあるはず。2年間の日々が輝いていたからこそ、今の拠点に対する執着もきっとある。その精神状態と、「読点」の取り合わせは相性がめちゃくちゃ良いんですよね。

過去のはちとごに読点を打って、新しいはちとごを受け入れる。

はちとごのMVをつくることで、そんな体験をつくることができるんじゃないかなと予感しています。少なくとも僕はその体験をしたい(笑)

まだ具体的にどうするとか、もう時間がないから間に合うかどうかなんて分からないけど、きっと意味があるはずだから動く価値はあるなと思います。そんなこんなで、さっきはちとごの住人のゆうきくんに連絡してみました。

「『読点』MVはちとごverつくりません?」

ゆうきくんは動画クリエイターとしてフリーで活動している人です。「読点」のMVをつくったのも、実はゆうきくん。ちなみに、このMVもめっちゃえもいので是非見てみてください。記事の最後に載せておきますね。



話をまとめますが、はちとごの2年の暮らしに読点を打つために、僕ははちとごの物語を書くこと、はちとごverの「読点」のMVをつくることは価値のあることだと思います。はちとごブランドにあやかることで少なからずはちとご界隈の人には届けられるし、思い出としての価値もめちゃくちゃあるからいつかまためくりたくなる「アルバム」になるはず。

引っ越しのタイミングなんてそうそうやってこないんだから、これを折にはちとごでいろんな盛り上げ方ができたらいいなと思いました。最後まで読んで下さり、ありがとうございました。

20231005 横山黎



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