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大学卒業の前日に。

ーー明日の卒業式への期待を膨らませる最高の前夜祭でした。この流れに乗って、明日、かけがえのない日をつくりにいきます。


人生は物語。
どうも横山黎です。

大学生作家として本を書いたり、本を届けたり、本を届けるためにイベントを開催したりしています。

今回は「大学卒業の前日に。」というテーマで話していこうと思います。

明日、僕は大学を卒業します。4年間の大学生活に読点を打つのです。歳を重ねるごとに時の流れは早く感じるもので、「ああ、もう、ここまできたのか」と感慨深いものがあります。

やりたいことを思い残すことなくやりたい僕は、この4年間でいろんな「やりたい」を叶えにいくことができて、迷うことも苦しむこともたくはんあったけれど、それ以上にしあわせを感じる瞬間に恵まれました。

失くしたものを数えるよりも、手にしたものを数えた方が時間のかかる日々を過ごせたことを、僕は誇りに思うし、胸を張って、明日の卒業式を迎えることができます。

今日は朝から仕事をしていました。僕は4月から知り合いの宮田さんの経営する木の家ゲストハウスで働くことになりました。清掃からチェックイン、イベント企画や広報、経理など、仕事の内容は多岐に渡ります。それに向けて、3月から暇さえあれば宮田さんと一緒に仕事しているんですが、今日もそんな日でした。

宮田さんと出逢ったのは、住み開きシェアハウス「はちとご」の管理人はやぶささんが企画運営をしていた「まちかどマルシェ」でした。たしか、たこ焼きを焼いていたっけ。そのとき、ゲストハウスをオープンしてから2.3ヶ月経っていた頃だったと思います。そのときにはまさかこの人のもとで働くなんて夢にも思っていませんでした。

まちかどマルシェ
宮田さん

「はちとご」に初めて来たのは、ちょうど1年前の頃です。友達に「絶対に似合うよ」と紹介されて来たのを覚えています。案の定、その後僕が入り浸っていたように、僕の大好物な空間でした。

シェアハウスではあるのですが、住み開きをしているので、日々いろんな人がやって来るんです。大学生や会社員に限らず、カメラマンにヨガインストラクター、ガラス工芸職人、主婦に農家にインスタグラマー......いろいろです。

頻繁にイベントも開催される場所でもあり、昨日も場づくりとファシリテーションについて考えるトークイベント「『みんなでつくる』を考える」が開かれました。管理人のはやぶささんの主催でした。そこに集まる人たちもやっぱり魅力的で、有意義な対話の時間がつくられました。

初めてはちとごに来た日
はちとごの日々
トークイベント「『みんなでつくる』を考える

はちとごとの出逢いは、僕にたくさんの新たな出逢いをもたらしてくれて、僕の初書籍『Message』の手売りに拍車がかかったし、本のイベントを開催したり、場をもつことの意味や価値を感じるようになりました。

また、出逢いが仕事をつくることもありました。さっきも言ったように、ゲストハウスオーナーの宮田さんと出逢えたのは、はちとごのおかげです。僕は以前、ラジオに出演することができたんですが、そのご縁で、今は逆にラジオパーソナリティとして活動することができています。夢追い人の夢を聴く仕事をしているのです。

実は、今日の昼間も、夢を聴いていました。

僕の全国大学ビブリオバトルへの挑戦に注目してくれた中学生たちがいまして、彼らは「ゴーライブラリー」という団体名で図書館を活性化させるための活動をしているのです。少し前に学生たちのビジネスコンテストにも出場しているほど意欲的に、活発的に活動している子たちです。そのリーダーとして動いているひとりに、これからの「ゴーライブラリー」の活動や夢について聴いてきたというわけです。

午後からまたゲストハウスの仕事をして、夜にはパートナーとともに今月の記念日ディナーに行きました。選んだのは、「クロッパ」というイタリアン。

僕は以前、結婚式場でバイトしていたんですが、その延長線上で(表現が難しいんだけども)、「クロッパ」のサービスも何度かしたことがあるんです。まかないのパスタが極上で、いつかお客さんとして来てみたいなぁと思いつつ、1年以上経ってしまって、そういえばと思い出し、今日訪ねることにしたのです。

行ってみたらびっくり。カウンター席に、結婚式場の副社長がいらっしゃったのです。2年以上勤めているなかで少なくない数お会いすることがありまして、僕のことを認知してくれていたんですよね。

不思議な縁もあるものだなと思いながらフードとドリンクを注文して待っていました。パートナーと歓談をして待っていると、マスターが直々にお通しを持ってきてくれたんです。料理の説明をし終えると、僕に耳打ちをしてきました。

「お会計持ってくれたから、あとで『ごちそうさまでした』って言っておきな」

なんと、副社長が、僕らの分まで会計してくれたのです。なんてかっこいい大人なんだと尊敬の念を抱きましたし、「最高のウェディングをつくる」を目指す会社の副社長の極上のサービスに感服しました。

また同時に思ったんです。

「僕は出逢いに生かされてる」って。

至高のカルボナーラ
最後にマスターからデザートのサービス

今日一日を切り取ってもそう。大学4年間に張られた伏線を回収するように、今までの出逢いが実を結びました。

明日の卒業式への期待を膨らませる最高の前夜祭でした。この流れに乗って、明日、かけがえのない日をつくりにいきます。これ以上ない読点を打ちにいきます。全ての出逢いに感謝して、愛情を伝える日にしていきます。

どんな物語が待ってるのかな。楽しみです。最後まで読んでくださりありがとうございました。

20240325  横山黎


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