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【シーズンテーマ・言語】——架空世界の言葉の調査から、現実に存在する言葉を扱うタイトルたち

シーズンテーマ「言語」。近年のゲームでは架空の言語を調査していくタイトルや、現実の言語にアプローチしたタイトルが数多く見当たる。

言語を題材にするゲームは決して難しいものじゃない。架空の言語解析する行為がパズル的なゲームプレイに繋がるほか、言葉がわかることで作中の世界観を知ったり、登場人物とのコミュニケーションを取ったりすることで物語の展開が広がるなど、ゲームプレイとして豊穣な要素が数多く含まれているのだ。

また、小説から詩のような、既存の言語表現を扱ったビデオゲームもいくつも登場している。ビデオゲームの持つインタラクションの要素を使い、小説や詩の構造を越えるようなタイトルも出始めている。

いま、言語をテーマとするゲームは水面下でホットな題材である。そんな言語を扱うタイトルや、インタビュー、コラムなどを特集していく。随時更新を予定。


●架空の言語を解析し、世界を広げていくタイトル

『Heaven's Vault』

プレイヤーは考古学者として、数万年前の古代文明の言語を解析することで、過去の歴史も明らかにしていく。ここでの言語とは、作中の世界を知るということだけではなく、連綿として続く歴史と自分自身を知っていくことを目的としている。

●言語表現から生み出される新しいゲーム

英語圏のクリエイターが日本の俳句に注目した実験作。パブリックドメイン切れの英文学の一文から単語を探していき、英語で俳句を生み出そうとする異質な作品。紹介テキストにはインタビューもあり。

以下、随時更新します。

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