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相撲×アメフトの二刀流挑戦が実現できるなら日本の未来も明るいかも

私は運動神経が全くないためスポーツをやるのは苦手ですが、見るのはわりと好きで特に相撲とアメフトが大好きです。(どちらも一般人がやるのはほぼ無理なので、観戦することに特化したスポーツともいえます)

そんな中で何とアマチュア相撲で日本一に輝いた花田秀虎選手がアメフトに挑戦するというとんでもないニュースを目にしました。

相撲にはプロの力士による「大相撲」と、学生や社会人が競う「アマチュア相撲」がありますが、アマチュア相撲で日本一(アマ横綱)になった場合はプロ入りしたときに一番下の序ノ口からではなく、給料をもらえる地位(十両)の一つ下からスタートできるという特典が得られます。(幕下付け出し)

大学1年でアマチュア横綱に輝くこと自体が36年ぶりの快挙なので相撲ファンは卒業後に大相撲で活躍するのを期待していましたが、まさかのアメフト挑戦でビックリです。(大相撲はアメフトに挑戦した後にやるそうです)

ちなみにアメフトは球技でありながら役割が細かく分かれており、オフェンスラインというボールには一切触らずに味方が前に進むための走路を切り拓くポジションがありますが、これが巨漢に向いているポジション(というか巨漢じゃないと無理)であるため、相撲で鍛えた力が活かせる可能性があります。

日本にはアメフトのプロリーグはなく、日本で最高峰のXリーグはあくまでアマチュアという位置づけですが、本場アメリカにはNFLというプロリーグがあり、花田秀虎選手は何とこのNFLを目指しているそうです。

NFLは未だに日本人選手がプレーしたことがないため実現したら日本人初の快挙ですが、NFLのオフェンスラインはあのボブ・サップよりすごい化け物揃いの世界なのでかなり厳しい挑戦かもしれません。

と、ここまで前置きが長くなりましたが、この件がなぜ「日本の未来が明るい」になるかというと、こういうチャレンジを認め、応援する指導者が出てきたことが一番の理由です。

今までなら「一つの道を極める」ことが正しいと言わんばかりに多くの指導者が「無謀だからやめなさい」「両方中途半端になる」とか言ってチャレンジを止めていました。

大谷翔平選手もプロ入りして二刀流にチャレンジすると言い出したときは否定的な意見も少なくなかったのですが、もし従来の価値観に囚われた指導者が一つの道に集中させてしまうと今の活躍はなかったのかもしれません。今日の大谷選手の活躍を見ているとせっかくの才能が潰されずに済んで本当に良かったと思います。

花田秀虎選手のチャレンジがどうなるかはわかりませんが、もしアメフト挑戦に失敗して相撲でも大成できなかったとしても、それは花田選手が選んだ道ですので私は応援したいと思います。

余談ですが、本場アメリカには野球とアメフトの両方でプロ入りして両方で一流になった選手がいます。

スポーツの世界に限らず、アメリカにはこのように複数の分野で活躍している人材は数多くいらっしゃいますが、おそらく指導者が本人のチャレンジを尊重するという文化が背景にあると思われます。

花田秀虎選手のようなチャレンジを尊重し、応援できる指導者が増えれば、日本もすごい才能を持った若者がどんどん活躍できる社会になるかもしれません。

今回もお読みいただきありがとうございました。

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