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捨て票にならない投票を考える:参院選2019

国分寺の池上彰を目指してます。嘘です。
でも、政治の話をみんなと普通にしたいと思っていて、できるだけ取っつきやすくなったらいいな、と思ったりしています。

そんな中の、今回の参院選。
私なりにおもしろい!と思うところ、特に今回は、自分の一票には意味あったの?と思わないような、影響力のある投票について、私なりの考えを書きたいと思いますー!
捨て票になんかさせないぞ!!
(ま、本当は捨て票なんかはないんですが)

大前提

私は政治のプロでもなんでもありません。
でも、プロでもなんでもない人が発言をしていくことに意味があると思っています。
詳しくはこちら→https://note.mu/reiko_222/n/nb6e836e0f5a4

そして、私は、やや野党寄りの立ち位置にいます。
人権擁護を中心においた国づくりが行われてほしいと、強く思っています。

が、今すぐ自公政権を、ひっくり返そうとは思っていません。当面目指すのは、改憲政党に2/3を取らせず、できるだけ与党野党のバランスを均衡に近づけることです。
それは、国際情勢を見ると今の自民党の政策も理解できる部分もあるという事と、それでも自民党の改憲案には賛成しかねるということと、そもそも与野党均衡の方がおもしろいじゃん!という考えが基本です。

選挙制度

今回の参院選は、選挙区と比例代表があります。
選挙区は、各地で1人~6人の議員さんを選んで出します。
衆議院選挙と違って、重複立候補はありませんので、選挙区で落ちて比例で復活ということはありません。

当選する議員の数が1人のところは、1人区と呼ばれ、与党野党の対立の結果がはっきり出ます。地方に強いと言われる自民党ですが、野党が強い地域もあり、1人区で負けることもそれなりにあります。ひっくり返して自民が負けると注目を集めます

なので、野党は共闘という形で、候補者を1人にまとめて出しています。共闘の結果、応援している党ではない候補者が出ることもありますが、政治の世界は多数決が基本でもあるので、圧倒的に人として問題があるとかでなければ、この際多少の信条のずれには目をつぶって野党の統一候補に投票する方が、投票活動として影響力はあります。

ただ、多数決とはいえ、与党野党に関わらず、本当に素晴らしい活動をされている方もたくさんいます。そういう方だと思われるのであれば、選挙区は人で選び、比例で信条を示すというのもありです。

東京選挙区

東京選挙区は、議員さんを6人出します。
自民党の丸川さん、公明党の山口さん、共産党の吉良さんは固い基盤の元に、既にほぼ当確です。私は、自分の一票で影響力を持ちたいと思うので、この3人は放っておきます。
自民党の武見さんもやや強いですが、この3人ほどではないようです。そこにつけているのが、立憲民主の塩村さん、山岸さん、維新の音喜多さん、国民民主の水野さん。
他の候補者の方もいらっしゃいますが、正直なところ、この5人のうち、誰が残りの3枠に入るか、というのが東京選挙区の現状です。
というわけで、影響力を持つには、この5人の誰かに投票するのが一番。そして、この5人の候補がどうなるかという視点で速報を見ていくのが、レースとしての一番の見所です。

◆自民・武見さん
現職参院議員68歳。自殺対策基本法の超党派議員立法を中心的に進めた議員さん。今は受動喫煙防止などにも取り組んでいる。医療系に基盤を持つけど、前回はギリギリ通過。今回はどうなるか。

立憲・塩村さん
元都議39歳。少子化問題について議論したら、「まずはお前が産めー」みたいなヤジを飛ばされて話題になった議員さん。恋のから騒ぎに出ていた元グラビアアイドルでもあり、当時のエピソードには軽く引いてしまったけれど、それくらい強いメンタルを持たないと、なかなか女性の国会議員はできないかなーとも思ったり...

立憲・山岸さん
元朝日新聞の政治記者38歳。筑駒→東大→朝日新聞政治部と、この国のエリートそのもの。政治の表も裏も知っていて、「質問王になる!」とONE PIECEを思わせる演説でしたが、何せちょっと地味な新人さんで、どこまで票が集まるかどうか...。でも、社会の辛い現場も知っているエリートで、志もまっとうな感じがする人材というのも貴重なので、ぜひぜひがんばってもらいたい。

維新・音喜多さん
元都議35歳。小池さんに最初に乗っかり、最初に離れたことで話題になり、この前は北区の区長選挙に出馬ととにかく話題に事欠かない。彼はとにかくインターネットを生かして、情報公開をもっと政治の前提にしたいという一貫した信念があり、それは素晴らしいと思うのだけど、ややチャラくてミーハーな感じが、どこまで国政選挙で受け入れられるのかが見物。

国民民主・水野さん
JAXA職員(休職中)49歳。キーワードは「宇宙かあさん」。学童保育の時間延長を陳情から実現したり、育休中に中小企業診断士資格を取ったり、とパワフルママさんと思いきや、国際宇宙開発における外交交渉で感謝状をもらったりと、調べれば調べるほどにすごい人。
こういう方にこそぜひ国政で活躍してほしいけど、まだちょっと当落線上には遠い印象。なぜに国民民主だったんだろうか。。

あとは、創価学会員ながられいわ新選組から出馬してる野原さんは、当落線には遠いかもしれないけど、公明党にNOを示すという意味で、票数が注目される存在。そういう意味では、影響力のある候補者さんかもしれない。

改憲・護憲、与野党の均衡

ほぼ当確の3人は、自民の丸川さんが改憲派、公明の山口さんは与党ですがやや改憲についての主張を弱めていて、共産党の吉良さんはもちろん護憲派。

残りの3枠に、自民党の武見さん、維新の音喜多さんの両名が入ると、東京選挙区では改憲派が多数派になります。このお二人以外の方々が3人選ばれると、改憲派は少数派となります。
それは、東京都民としての意思をどう見せていくのか、ということにつながります。
どうなるでしょうか。

もちろん、他にもいろんな候補者の方がいらっしゃるのですが、私にはこんな風に見えています。
あぁ、なんておもしろい!

もう1つの比例代表については、また改めて。

7/17追記:比例代表について書きました!

7/18追記:東京選挙区についての報道まとめ

はるさんという方が、ツイッターで情勢を随時発信しています。この方の情報収集量は半端なくて、本当にすごいなぁと思います。
ぜひ参考にしてみてください。


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