インドのプネで働く暮らし
私は、新卒でインドの会社に入ってから、1年間インドで生活を送っていたので、その時のことを振り返ってみました。
一言で表すと、とても独特な経験だったと思います。
新卒でインドの会社を選んだ理由
外国人の多い環境が良かった
若手でも海外渡航(インド)の機会があった
専門性が欲しかった
IT未経験でもエンジニア研修がしっかりしていた
大学生の時、バイトでの長時間労働やパワハラを受けてから日本の環境が嫌になっていたことと、オーストラリアでワーホリを経験したことから、海外に身を置きたいと思っていました。
しかし、新卒で海外に行く機会を探すのは難しく、この会社しかほとんど選択肢がありませんでした。
その時点で、私にとってITもインドも未知の世界でしたが、世界のどこでも通用する専門性を持ちたいという思いもあり、入社を決めました。
そして、新卒研修後に、インドのプネに1年間出張となりました🇮🇳
インドのオフィススケジュール
見ての通り、働いている時間が短いです笑
朝行っても、オフィスに人がいませんでした。
基本的に、働くのは辛いので、無理しないようにとみんな思っており、「Don't work too much~」って頻繁に言いに来てくれます。
同僚のインド人たち
同僚=友達
お客様は神様という価値観があるので、日本人がくるとおもてなししてくれる
民族衣装を着ている
お弁当を分けてくれるし、家に誘ってくれる
ランチ、ティータイムはみんなで行く (インドの出身地ごとにグループが少しできる)
今日休みますが気軽に言える
プライベートなことをどんどん聞く
「2分待って」は当てにならない
前日に遊んで疲れちゃった時など、「I feel uncomfortable」で当日の朝休みます笑
プライベートでよく聞かれる質問は、学歴、結婚しているか、家族のことなど初対面でもダイレクトに聞きます。
私個人的に思ったことは、全体的に人との距離が近く境界線が曖昧なので、同じ感覚を持っている前提で話していたり所有物もみんなで共有するみたいな感覚がありました。
インドの社内文化
インドの伝統、儀礼に従うことに対する誇りがある
トップダウンのカルチャーで上司は絶対
年功序列と業績に基づいた昇進
社内環境は、インドと日本で近い部分があるかと思います。
ただ、日本人とインド人で仕事の相性がいいのかは、また別の問題があるので良いとは言えない気がします(あくまで個人的な意見ですが下に書きました)。
大まかに言うと、日本人は長時間労働してまで仕事を優先させますし、業務連絡など事務処理は完璧にこなしますが、インド人はそうではありません。
インドで困ったこと
時間感覚や効率重視の感覚の違い
毎日インド料理を食べ続けるのがキツイ
衛星環境でストレスがたまる
効率的でないところが、どれくらいそうかというと、
例1)現地の給料が8ヶ月間振り込まれなかった。毎回、連絡する度に、名前と部署など全て聞かれた後に、「忘れました」と言われる。
例2) 私の同期は、現地の会社のIDカードが3ヶ月渡されずにホテル待機するしかなかった。
などです。日本基準だと有り得ない話ですよね笑
食事や衛星環境は、もともと覚悟していたのですが、はやり半年すぎたあたりからストレスで髪の毛が大量に抜けてしまいました、、
ただ、日本の素晴らしさが再確認できました。
インド生活で良かったこと
時間がたくさんあったので、インド国内、海外への旅行に毎週のように行きました。
[インド国内]
プネ周辺のトレッキング
ジャイプール(ピンクシティ)
ムンバイ
デリ(首都)
アグラ(タージマハル)
アジャンタ・エローラ遺跡
ラダック(ヒマラヤ)
バラナシ(ガンジス川)
ゴア(インドのビーチリゾート)
チェンナイ
[国外]
スリランカ
タイのプーケット
オマーン
ドバイ
1年間でこれだけ旅行に行けたのは、インドのゆるい社内環境のおかげだと思います。
インドでの1年間の経験はとてもユニークで面白かったです。
この会社でしか、こんな体験はできなかったと感謝しています。
旅行では見えない文化に触れることで、自分の価値観に大きく影響を与えるので、海外での長期滞在をオススメします😃
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