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牡蠣のペペロンチーノ サルデーニャの島ワインの洗練されたミネラル

最近、牡蠣づいてしまっている。スーパーでお買い得な牡蠣を見つけて脊髄反射的にレジカゴへ。先日、酢牡蠣、牡蠣のレッドカレーときて、今回は牡蠣のペペロンチーノに。パスタを少し硬めに茹でて引き揚げ、そのまま残り湯で牡蠣をサッと4,5分茹でる。フライパンで唐辛子、ニンニク、アンチョビをオリーブオイルで炒め、さらにたっぷりバターを投下。そこに茹でておいたパスタと牡蠣を投入して絡める。ドライパセリとドライディルをたっぷり散らし、塩、胡椒で味を整えて完成。

ワインはサルデーニャ島の白ワイン。レストランで飲み切らなかったので持ち帰らせてもらったもの。ヴェルメンティーノアンドカンノナウ株式会社という、なんとも素敵な名前のインポーターが仕入れている。私は特にヴェルメンティーノ中毒だが、南イタリアのカンノナウ品種も愛らしい果実味とどこか垢抜けない甲高いトーンが憎めない。

テヌーテ・マゾーネ・マンヌ, ペトリッツァ, ヴェルメンティーノ・ディ・ガッルーラ, 2022, 13.5%, 約4,000円
Masone Mannu, Petrizza, Vermentino di Gallura DOCG, 2022, 13.5%

微かにグリーンがかったフレッシュな色調、中庸かやや淡めの色合い。
香りには青リンゴ、洋梨、微かに軽快なアプリコット、ドラゴンフルーツ。重々しくないなかで暖かい地域のフルーツが豊かに広がる絶妙なバランス、ほんのりと爽やかにハーブ、白い花。
味わいは重くないが密度の詰まった質感、ハリのあるみずみずしい果実味。ほんのりと塩味、的確に思いのほか明瞭な酸味。中盤からほろ苦さがやんわりと。洗練されていて垢抜けたヴェルメンティーノだ。
(90/100)(12月17日)

牡蠣のペペロンチーノにワインを合わせる。唐辛子とニンニクのスパイス、ハーブ、バターのコクの全ての要素を受け止める、ワインのややはっきりとした果実味とハーバルなニュアンス。
そしてそのまま牡蠣の磯の香り、噛み締めると溢れる潮(うしお)に、ワインのミネラルとほのかな塩味が絶妙に調和。牡蠣から磯の香りが迸る。ワインが洗練されていてバランスよく、牡蠣以外の要素をも幅広くカバーしてくれた。相性: ★★★★★

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