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宮崎県産本ガツオの煮切醤油漬け 勝沼は丸藤葡萄酒の新酒マスカット・ベーリーA

今月はもっぱら新酒を楽しんでいる。山梨県のヌーボーは11月3日、ボジョレーヌーボーは11月の第三木曜日(今年は11月16日)に解禁され、10本近くを購入した。外食の際にもヌーボーがあれば積極的に頼んでいる。毎年、新酒の喜びを家族、友人と共有するのが11月の楽しみ。そして日本はボジョレー・ヌーボー輸入量で世界一位なので、その座の堅持にも貢献したい想いも。さて、今回は日本ワインのヌーボー。山梨県甲州市勝沼町の丸藤葡萄酒のマスカット・ベーリーA品種で造られる新酒。勝沼を訪問する際はほぼ毎回立ち寄る大好きなワイナリー。

新酒に合わせたのは宮崎県産本ガツオの煮切醤油漬け。

こちらは一ヶ月毎に6種ずつ届くフィシュルの冷凍お魚ミール。食卓にもう一品、というときに重宝する。魚体に傷がついているなど、いわゆる未利用魚を活用していてフードロス削減にも貢献。この漬けのベースは醤油と赤酒、黒糖。生食用で流水で10分ほど解凍。自宅の冷凍庫の中で賞味期限をしばらく過ぎてしまっていたが、漬けがしっかり入ったことだろうと好意的に捉えることにするw

丸藤葡萄酒工業, ルバイヤート新酒マスカットベーリーA, 山梨県甲州市勝沼町, 2023, 1,760円

明るいルビー色。
ガメイのヌーボーに共通するキャンディ香、バナナ香(しかし今年はこの香りがするボジョレーヌーボーは少なかった気がする)。その後にチャーミングなイチゴジャム、ラズベリー、フランボワーズ、微かな茎のヴェジェタルなニュアンス。
ジューシーでフレッシュな果実味、穏やかながらフレッシュな酸味、滑らかながらしっとりとあたるタンニン、新酒の喜び溢れるチャーミングなワイン。

本ガツオの煮切醤油漬けに生姜をたっぷりと乗せて、ワインに合わせる。賞味期限をたっぷり過ぎてしまい、醤油主体の漬けが魚の芯まで入り込んでいる。もはや半分醤油と化したカツオのような味わいというほどに、漬けと完全に一体化。厚切りの身からジンワリと広がる磯の香り、カツオの赤身の鉄分が広がる。その余韻にワインをひと口。熟成が進んだ魚から広がる複雑な風味との相性も良く、なんといってもカツオの赤身から広がる旨味とリッチなコクとチャーミングな果実味が高いレベルでシンクロ。生姜の香り高い爽やかさもワインのフレーバーと好相性。醤油味にはワインの醸造香が吸着し、一体化。マスカットベーリーAの新酒にはぜひカツオの漬けを!相性: ★★★★☆

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