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お出汁香るフカフカ明石焼き 山梨勝沼の甲州ワインと極上の調和

さて、妹夫婦と子供たちとのたこ焼きの宴の後、子供たちを寝かしつけて、大人たちは第二の宴に。

ソースとマヨとアルコールで満腹中枢は完全崩壊。数本目の缶ビールを飲みながら、前々より作ってみたかった明石焼きを仕込む。たこ焼き器を出したついでにやってしまおう。たこ焼きは何度か登場したが、明石焼きは私のNoteに初登場。

その名の通り、兵庫県明石市が発祥の名物で地元では古くから「玉子焼」と呼ばれ親しまれてきた。昭和63年頃、市の職員が明石の町のPRになるようにと「明石焼」と名前をつけてみたところ、各地にその名前で広まっていったという。
薄力粉(200g)、卵(5個)、顆粒出汁、カツオ節で簡単にできる。たこ焼きで余った生姜も少々。たこ焼き粉などの専用の粉は必要なく、なんとも手軽な材料で作れる。
たこ焼きより卵の比率が高くフワフワ。非常に柔らかいので形を整えるのが難しい。そして、焼いている途中から香るお出汁のいい香り。顆粒出汁とカツオ節がこんなに素晴らしいメロディを紡ぎだせたのか。

ソースではなく出汁に浸して食べる。麺つゆ、醤油、顆粒出汁を水で薄めに伸ばして三つ葉を浮かべる。アツアツを出汁を浸すと熱が和らぎ、口に運びやすくなる。出汁、卵の旨みにミツバ、生姜の爽やかな香味が絡み最高のおつまみ!!!シンプルな料理なので、出汁にこだわればこだわるほど出来ばえが良くなりそうだが、スーパーで買った普通のものでも十分においしい。

合わせたのはロワールのスパークリングワインと山梨勝沼の白ワイン(甲州品種)。

先ずはロワールのスパークリングワインに。

モンムソー, クレマン・ド・ロワール, フランス, 1,485円(OKストア)
Monmousseau, Cremant de loire, France

ワインについては先日のNoteに。香りにはフレッシュなグレープフルーツ、ほんのりレモンの正統派。酸味も強くキレがあり、余韻にはビターなタッチが混じりミネラル感たっぷり。OKストアで見つけたコスパ抜群スパークリング!!!
明石焼きにワインを合わせる。泡の刺激が心地よい。お出汁の余韻をワインの泡と酸味の刺激が引き締めつつ、しっかり引き立てる。瓶内二次発酵の奥行きのある香ばしい香り、旨味は、お出汁の旨味に調和。相性★★★☆☆

続いて山梨勝沼の白ワイン(甲州品種)に。

丸藤葡萄酒工業, ルバイヤート甲州シュールリー, 山梨県甲州市勝沼町, 2020, 12.5%, 2,420円

ワインについては先日のNoteに。香りには和柑橘の繊細でハリのある果実香。瑞々しく軽快でフレッシュ、穏やかで染み込むような果実味。余韻にほろ苦さが軽快にドライなフィニッシュ。シュール・リー製法は発酵後の酵母などの澱を除去せず敢えてそのままにし、ワインに深みと同時にフレッシュさを与える手法。丸藤葡萄酒HPから購入可能。

明石焼きに。明石焼きの出汁の海に、シュールリーにより酵母の旨味を含みつつフレッシュなワインが極上の調和。お出汁の旨味に、ワインの旨味が重なり、口内でアミノ酸が爆発する至福。明石焼きと甲州シュールリー、日本人なら試すべし。相性: ★★★★☆

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