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サーモンのレアカツ 華やかなフレーバーのコスパ抜群イベリア半島の土着品種ワイン

サーモンのレアカツ。サーモンの生の脂と火が入った魚肉の旨味の両方を楽しめる。揚げものは食べたいが、さっぱりめに食べたいときにもおススメだ。熱気がこもるキッチンで調理してくれた妻に感謝だ。

サーモンのレアカツ

ワインはスペイン西部ガリシア州リベイロ産のワインを。ポルトガルの北部の海沿いのエリアだ。使用品種は地場のブドウのブレンド。トレイシャドゥーラ50%、アルバリーニョ25%、ロウレイラ25%。ブレンドの補助品種として用いられることの多いトレイシャドゥーラをセンターに据えたフォーメーションだ。先日、別のワインを飲んでこの品種のフラワリーなフレーバーに虜になり、ついリピートした。醸造・熟成はステンレスタンクで9ヶ月間ということで、木樽は使わずにフレッシュな風味を出したスタイルだ。2,000円少々とは思えない素晴らしいコストパフォーマンスの一本だ。

ボデガ エドゥアルド ペーニャ マリア アンドゥレア

ボデガ エドゥアルド ペーニャ マリア アンドゥレア スペイン 2019, 2,112円
Maria Andrea, Rebeiro D.O., Spain, 2019, 13.5%
花梨、黄色いりんご、どこか潮風を思わせる香りをほのかに、グラスを回すと青リンゴなどの一段とフレッシュな果実香が立ち上がるほんの微かにハーバルな印象を残すセルフィーユのタッチ、ボリュームは中庸からやや強い、樽香はほぼなくフレッシュ、ピュアな果汁を感じる仕上がり。
フレッシュでハリのある力強い果実味は鼻腔を抜けるフラワリーなフレイバーと相まって非常に伸びやか、酸味は活き活きとしつつしっかりとワインに馴染んでいる、余韻は中程度の長さ。
さて、サーモンのレアカツにワインを合わせる。

サーモンのレアカツとボデガ エドゥアルド ペーニャ マリア アンドゥレア

ソースにはレモンマヨネーズを使用したがこれが大ヒットだった。ソースの酸味とクリーミーさがワインとサーモンを継ぎ目なく繋ぐ触媒に。サーモンの赤みの肉質の充実の脂身は軽く揚げることでさらにジューシーになり、ワインのフレッシュでピュアな果実味とフラワリーなフレイバーが絶妙に調和した。メインにも良いし、今回のように軽快なワインに合わせて前菜的に楽しむのも楽しいペアリングだ。
相性: ★★★★☆

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