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浅草Dochakuで真鯛のカルパッチョ スペイン沿岸地方の洗練されたスタイルの自然派ワイン

海外駐在中に仲良くなり定期的に飲んでいる友人との飲み。自然派ワインが売りの浅草Dochakuに集合。築50年以上、元は自転車屋だった家屋を改修した物件。1階はスタンディングバーがメインのよう。スタッフに案内され2階へ。喉が渇いたオジサン2人、まずはビール(ハートランド、680円)で潤しつつメニューを眺める。今晩のオーダーは以下。

お通しのビーツの前菜500円
タイのカルパッチョ1,650円
イカ墨ポテトサラダ550円
牛すじ煮込み1,210円
クアトロファルマッジ1,430円
春菊と牡蠣のジェノヴェーゼパスタ1,680円
スペイン白ワイン6,030円
ジョージアオレンジワイン8,150円

タイのカルパッチョから。真鯛の台座にトマト、ラディッシュがたっぷり。ソースは控えめで素材を楽しむスタイル。ワインはワインリストのものに加え、3階のセラーからも選べる。階段をあがり、何を合わせようかなと悩む時間も楽しい。友人を待たせているのでササっと。
スペインは西部の沿岸部ガリシアの白ワイン。その地のメジャー品種アルバリーニョではなくゴデーリョ品種のものをセレクト。
ステンレスタンク50%、500リットル樽25%、2,000リットル大樽25%で発酵し、大樽とフレンチオークで熟成。樽発酵・熟成により程よく酸素にあたり、果実味、口当たりがマイルドになる。

ヴィルヘン・デル・ガリール, ヴァル・ド・ガリール ゴデーリョ, スペイン, ガリシア州, ヴァルデオラス, 2022, 6,030円
Virgen del Galir, VAL DO GALIR, GODELLO, Valdeorras, Galicia, Spain, 2022

香りにはクリアなレモンイエロー。
白桃、青リンゴ、セルフィーユ、フレッシュで爽やかな果実香、フラワリーなフレーバー豊か。
強いすぎず程よい凝縮感、綺麗で洗練された絶妙な果実味、酸味。ほのかにマロラクティック発酵されたような酸がまろやかになったヨーグルト的なまったりも余韻に。
(90.5/100)(2月9日)

真鯛のカルパッチョにワインを合わせる。ソースは軽めだがほんのりとした酸味にワインの爽やかな果実味が繋がる。そのままタイの上品な脂の甘みにも繋がる。さすが海のワインを生む海岸のガリシア地方。相性: ★★★★☆

続いてジョージアワインに。土中に埋めた陶器のクヴェヴリで発酵、熟成したワイン。建築家でありアーティストのニカ本人が手掛けたイラストのエチケットも印象的。ダト、ノアは甥と姪の名前。

ニカ, ダト・ノア, 2019, 8,150円
NIKA, Dato Noah 2019

土着のルカツィテリ品種。
紅茶のような高貴な琥珀色。
香りには干したアプリコット、干し葡萄にウーロン茶、白いドライフラワー、そして妖艶な麝香。
落ち着いた果実味は滋味がゆったりと広がり、フィニッシュはほんのりと舌が乾くようなタンニンとセラミックなタッチ。抽出は優しく好意的だが、私の好みとしてはもう一歩踏み込んだ刺激が欲しい。最近飲むジョージアのオレンジは果実味が軽く、こういうスタイルが増えているのかもしれない。
(89.5/100)(2月9日)

牡蠣のジェノヴェーゼに。ジェノヴェーゼソースのグリーンなフレーバーが広がった後に、ゴロリとトッピングされな大ぶりな牡蠣を齧る。グリーンなフレーバーに牡蠣の磯の香りがフワリの重なり、興味深いコンビネーション。この組み合わせは初めて、新しい刺激。その余韻にワインを。ソースのグリーンなフレーバーにも、牡蠣の磯の香りにも幅広く調和する優しい果実味と滋味、そして柔らかなタンニン。オレンジワインは懐が広い。この後に合わせたチーズたっぷりのクアトロフォルマッジとはさらに高い相性を見せてくれた。相性: ★★★☆☆

ワイン1人一本ずつ飲んでお食事代は2人で23,000円。

Dochaku
050-5590-2051
東京都台東区西浅草2-17-11
https://tabelog.com/tokyo/A1311/A131102/13276074/

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