李白の詩歌「静夜思」:読書と講演会、解読力と認知の拡大

李白の詩歌は
その時の光景から感じるその情と
この今の光景から感じるこの情は
その時の李白とこの今の「私」が
一緒に観賞して感じているようです。

李白の詩は
時代や文化の違いを超えて、
普遍的な感情が今と過去を繋ぎ、
共に世界を体験させてくれるのです。
また人々の心に響きます。

詩や芸術は、時代や文化の違いを超えて、
人々の心に共鳴し、結びつける力を持っています。

静夜思(せいやし)

床前(しょうぜん)月光(げっこう)を看(み)る
疑(うたが)うらくは是(これ)地上(ちじょう)の霜(しも)かと
首(こうべ)を挙(あ)げて山月(さんげつ)を望(のぞ)み
首(こうべ)を低(たれ)て故郷(こきょう)を思(おも)う

床に着く前(就寝前)、異国の地で月光を見上げ、
大切な人が身近にいないとき、
その淡い月の光が心の中に冷たい霜として凝縮され、
故郷の親族好友を懐かしむ感情、
もしくは、過去を懐かしむ今の感情が
理解される瞬間があるかもしれません。

文学作品一つは、一つの精魂です。
李白の詩歌は、
小さい子供において、
ただ暗唱するだけで、
体の中に響く音楽だと言えます。

自燃人、可燃人、不燃人とは


この記事が参加している募集

ふるさとを語ろう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?