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「なぜスポーツクラブの中に、訪問看護が入ったのか?」双方が一体となって進化していく地域の健康づくり

こんにちは。ルネサンスnote編集チームです。

ルネサンスでは、介護リハビリ事業として、リハビリ特化型デイサービス「元氣ジム」や脳卒中特化型デイサービス「リハビリセンター」に加え、ご利用者の自宅にお伺いして看護やリハビリのサービスを提供する訪問看護ステーション「リハビリステーション」も展開しています。

2023年11月には、当社で初の試みとして練馬区にあるスポーツクラブ ルネサンス 富士見台24 (以下「ルネサンス富士見台)」に、「ルネサンス リハビリステーション富士見台(以下「リハビリステーション富士見台」)を開設しました。

今回のnoteは、スポーツクラブ ルネサンス 富士見台24 (以下「ルネサンス富士見台)」の立野 ゆう子さんと、「ルネサンス リハビリテーション富士見台(以下「リハビリテーション富士見台」)の小林 美穂さんに、双方の価値や強みを掛け合わせることで、地域の健康づくりにどのような貢献ができそうかを中心にインタビューしました。

左:小林さん、右:立野さん

【プロフィール】
立野 ゆう子(たちの ゆうこ)
スポーツクラブ ルネサンス 富士見台24 副支配人

ルネサンスに入社後、フィットネス担当として7店舗のスポーツクラブを経験。現在は、運営のマネジメント全般やフィットネスを中心とした接客・指導の業務全般に従事。

小林 美穂(こばやし みほ)
ルネサンス リハビリテーション富士見台 スーパーバイザー(口腔嚥下)

整形外科のクリニックに従事後、ルネサンスに入社。現在は、理学療法士として訪問看護業務全般を担当。併せて、口腔嚥下やフェイシャルセラピーのプログラム開発に従事。


スポーツクラブと訪問看護ステーション、それぞれの特長とは

ーールネサンス富士見台に訪問看護ステーションが開設されました。スポーツクラブと訪問看護ステーション、それぞれの施設やサービスにはどのような特長があるのか教えてください。

立野:ルネサンス富士見台は、お子様から大人の方まで幅広い年齢層が利用できる総合型スポーツクラブです。

ホットヨガなどのプログラムが体験できるスタジオや、広々としたスイミングプールなどに加えて、お風呂・サウナといった温浴施設も充実しており、多様なニーズにお応えできます。

また、トレーニングジムは地下にあり、これは他のルネサンスにない特長です。地下にあることで、時の流れを感じさせない非日常空間となっていて、トレーニングに集中されている方も多いです。

ルネサンス富士見台の近隣には、ルネサンス石神井公園やルネサンス光が丘があり、各クラブの特長やその日の目的に合わせて、店舗を選び、ご利用される会員様もいらっしゃいます。

小林:リハビリステーション富士見台は、要介護認定の方々を対象に、看護師や理学療法士がご利用者様のご自宅を訪問し、病状の確認やリハビリテーション、お住いの環境に合わせた日常生活へのアドバイスをしています。

一般的な訪問看護のサービスは、基本的に「24時間対応」で「看護をメイン」に実施します。一方で、ルネサンスの訪問看護は「日中のみの訪問」で「看護だけでなく、リハビリも実施する」ことが特長です。

看護師は
・病状の観察や清拭
・褥瘡(じょくそう:床ずれ 体のある部位が長時間圧迫されることで、その部位の血流がなくなり組織が損傷すること)の処置
・尿道カテーテルの管理
・点滴の管理

理学療法士は
・身体の機能改善や歩行訓練といったリハビリテーション
・ご家族への介助方法へのアドバイス

など、それぞれが持つ資格の専門性を活かしたサービスをお届けしています。

例えば、ご家族の方からは
「どうやって介助していいかわからない」
という相談をよくいただきます。

このような方に対しては場面ごとに
「この福祉用具を使うことで、生活しやすくなりますよ」「このような介助をすることで、歩きやすくなりますよ」
といった介助方法へのアドバイスをしています。

ご利用者様やご家族の悩みに対して、私たちは何ができるのかを考え、ご本人が住み慣れた地域で自分らしく生活が続けられるようにサポートしています。

それぞれが一体となって、地域の皆さまの健康づくりに寄り添う

ーー訪問看護ステーションと協力することで期待していることや強みになると感じていることは何ですか?

立野:一見すると元気にスポーツクラブへお越しになっている方も、詳しくお話をお伺いすると年齢を重ねていくことで不調を感じていらっしゃることがあります。

スポーツクラブで働く私たちの役割は、運動を通して、地域の皆さまが元気に、日常生活を豊かに過ごせるサポートをすることです。
そのために、日々知識や技術の習得に励んでいますが、お客様の身体の状態によっては医療の領域でのサポートが必要な場面も出てきます。

私たちだけではカバーしきれない部分を訪問看護ステーションの皆さんへ連携し、双方でサポートをしていくことによって、会員様は「スポーツクラブで運動と医療的要素の両面から身体の調子を見てもらう」ことができるため、安心感につながると考えています。

立野さん

ーースポーツクラブと協力することで期待していることや強みになると感じていることは何ですか?

小林:訪問介護リハビリを必要とされている方には、褥瘡のケアなどで身体に不自由抱えている比較的若い年齢の方もいらっしゃいます。

そのような方には、身体機能が低下しないよう、もっと運動をしてほしいと思っています。これからはスポーツクラブのトレーナーと看護師・理学療法士などの医療専門家が協力しあうことで、お一人おひとりの身体の状態に合った運動を、スポーツクラブという場の提供も含めてご提案することに取り組んでいきたいです。

ルネサンスを利用される方にとって常に居場所がある環境を作り、ご自身のライフステージや身体の状況に応じて、その方に寄り添ったサービスを継続してお届けすることができたら良いなと考えています。

小林さん

フィットネスとメディカルを融合した価値を創り出したい

ーー今後、スポーツクラブと訪問看護ステーションが一体となることで、お2人が実現したい目標を教えてください。

立野:

スポーツクラブに来たついでに
看護や介護の相談もできる場所へ

リハビリステーション富士見台が開設されてから、すでに興味を持っている会員様をお見かけしました。実際に話を伺うと、ご自身の家庭の中で看護や介護の悩みを持っている方もいらっしゃいます。

会員様が、ご家族やご友人の看護や介護で悩みがある際に、相談できる場所として訪問看護ステーションを活用していただけるようお勧めしていきたいです。

会員さまの身体の悩みに応える
イベントを開催したい

ルネサンス富士見台では定期的にイベントを実施しています。直近のイベントでは、ジュニアスクールに通うお子様とのクリスマス会を実施しました。

今後は、イベントの一環として、看護師が会員様の体調をチェックして身体の悩みに応えるイベントがあると、イベントの幅も広がり、さらに喜んでいただけるのではないかと考えています。

小林:

疾患をお持ちの方が
継続的に運動できる環境をつくりたい

ルネサンスの介護リハビリ事業では、疾患を持つ方に向けた運動支援を進めています。

例えば、がんに関わる取り組みでは、 がんに罹患された方が住み慣れた地域のスポーツクラブを活用して安心して運動できるよう、がんの疾患に対するサポート体制の整備やサービス提供を図っていく取り組みが行われています。

一方で、がんの他にも狭心症や心筋梗塞といった循環器疾患の方が、病院での治療後に運動が必要にも関わらず運動できる場所がないことが社会問題になっています。

スポーツクラブ内で常に専門職が配置されている状態を構築することで、継続的にリハビリを提供できる環境をつくり、地域の皆さまにより活き活きと日常生活を送っていただくサポートをしていきたいと考えています。

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このような取り組みを通して、ルネサンスは「人生100年時代を豊かにする健康のソリューションカンパニー」を目指していきます。

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