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「誰も置き去りにしない」 ― 金融審議会市場ワーキング・グループ報告書「高齢社会における資産形成・管理」から感じたこと ―

金融審議会市場ワーキング・グループ報告書「高齢社会における資産形成・管理」

https://www.fsa.go.jp/singi/singi_kinyu/tosin/20190603/01.pdf

この報告書、それに対する社会の様々な反応を見ていて、私自身の整理として一番ピッタリくるかな、と感じたのが「誰も置き去りにしない」というSDGsの理念でした。

https://www.unic.or.jp/activities/economic_social_development/sustainable_development/ticad6/africarenewal3/

文脈が随分と違っているのは承知しているのですが、「誰も置き去りにしない」この言葉になりました。

たぶん、丸井グループさんのこの資料の影響なんですが。

丸井グループは年齢や収入にかかわらず、すべての人に金融サービスを提供する「ファイナンシャル・インクルージョン」をミッションに掲げていますが、証券事業への参入は、このミッションに基づくものです。
http://www.0101maruigroup.co.jp/sustainability/pdf/s_report/2018/s_report2018_7.pdf

「誰も置き去りにしない」ためには、社会保障、公的年金保険について正しく理解してもらうこと、のみならず、株式投資とは何か?他について自分なりの考え方を持ってもらうことも不可欠だと思います。大きな課題は、これを誰がどうやって進めるのかということ、そのコストは非常に大きそうだということ、そして、かなり長い時間を要することは必至であること。

報告書は非常に重要な指摘をしていますが、大事なのはこれを基に何を為すかということではないでしょうか、社会として。

青臭い理想主義であることは承知していますが、そのくらいの理想を掲げないとダメじゃない?って思うんです。



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