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サッカーほど危険なスポーツはない。【大久保嘉人】

日本人希代のストライカー大久保嘉人。

ご存知の通り、国見高校で注目を集め、Jリーグセレッソ大阪入り、 そしてスペイン、RCDマジョルカ(マヨルカ)への海外移籍。 この時のAG&マネージメント会社はWOWOWの協力を得て移籍を成功させている。
だが、 大久保嘉人を移籍させた後、大久保との契約を一方的に解除してる。 大久保サイドに不履行があったようだ。 そしてその後、大久保は別の日本人にマネージメントを任すことになり、サッカー界の2大メーカーを巻き込むとてつもないトラブルを起こす。

その人物は、東京のサッカー名門高校OBでプレーヤーではなく監督のマネージャーをしていたとされる人物だ。
まずこの人物は、大久保の契約メーカーNIKEとの契約期間中に、ライバルメーカーであるアディダスへ売り込み、新シーズンの契約を取り付けた。 そして雑誌”number”をアディダス着用で表紙に登場するのである。 但しこの時点で大久保はまだNIKEの契約期間内だったのだ。

契約書は隅から隅まで確認しなくてはいけない。
基本的に日本のサッカーシーンは、2月1日〜翌年1月31日までが契約期間とされている。しかし、契約満了後30日(60日)間優先交渉権なるものが オプションとして附随していることが稀にある。 この期間に他メーカーと契約交渉はできないし、ましてや他メーカーを着用してメデイア出演などもってのほかである。この期間内にアディダスは、大久保とデビッド・ベッカムとのツーショットコマーシャルまでスペイン国内で取り終えていたのだ。

当然ナイキとの争いに勝ち目はなく、全てがお蔵入りとなる。アディダスの損害は計り知れなく、数名の日本人スタッフは解雇となる。
全て素人マネージャーの悪質ファールと言えなくもない!

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