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お金から解放されて「今この瞬間」に生きる 〜セミリタイアしているからこそ考えたい「効率」以外の生きかた〜

セミリタイアの目的の一つは「お金」からの解放です。

お金に縛られない
経済的な自由を手に入れる
ラットレースから抜け出す

そういった思いで、資産を蓄やしたり、お金を稼ぐ仕組みを作ったりして、セミリタイアを目指している方もいらっしゃると思います。

では、お金から解放されたら、私たちは何を目指すのでしょうか?

「人それぞれ」っといってしまばそれまでなのですが、一つこんなことを意識してはどうでしょう?を提案させてください。

「効率」から解放された生き方

「お金」に付随するものとして「効率」が挙げられます。

元々お金の始まりを考えると、物々交換ではあまりに効率が悪いのでそれを一つのモノサシを作ることで効率的にしようとして産まれたものです。

なので、「お金」と「効率」は切ってもきれない関係です。

そう考えると「お金」から解放された生き方を望むのであれば、この「効率」からも解放された生き方を目指してはいかがでしょう?

と言うのが、今回提案してみたいことです。

「効率」は暮らしの隅々まで行き届いている

その視点でモノゴトを捉えてみると、私たちの暮らしがいかに「効率」を中心に回っているかに気づくことでしょう。

買い物はコスパ重視
時間はお金で買え
移動はできるだけ早く
移動時間も無駄にはしない
機械に任せられるものは機械に任せる
仕事も勉強はできるだけ短い時間で最高の成果を

上げていけばキリがないくらい、効率的であることを「良し」とし、いかに効率的に人生を送るか? が全てであるようにすら感じます。

そんなに効率が良いのでしょうか?

もちろん人生を送る上で効率も必要なものなのですが、今は少し行き過ぎているんじゃないかな? というのが私の感覚です。

「効率」は今この瞬間をみていない

「効率」を考えたときに、同時に裏側で起こっている考えがあります。

それが、

今この瞬間よりも、先のことの方が大切

という思いです。

効率の良い作業
効率の良い勉強
効率の良い移動

よくよく考えてみると、効率を求めるとき頭は既に先のことを考えています。

効率の良い作業や勉強は、いかにその作業や勉強を手早く終わらせて最大の結果をえられるのか?に考えがいっています。

効率の良い移動を考えているとき、いかにその移動の時間を短くして、次のモノゴトにうつるかに頭は働いています。


つまり、今目の前で起こっている出来事を「本当には」みていない可能性があります。

「今この瞬間」に生きる

そう考えると、「お金」からの解放、「効率」からの解放とは、今この瞬間に生きることなのかもしれません。

今目の前に起こっていることに全身全霊をかけて意識する。

ご飯を食べる時にそのご飯が口の中で広がる味に集中する。
勉強するときには、その勉強する内容を味わってみる。
移動するときに、その先をみるのではなく、移動中の景色を意識する。

そういった今この瞬間の意識を持って日々を過ごすと、実は思ってもみなかったご飯のおいしさに気付いたり、思ってもみなかった美しい世界が広がっていたりするかもしれません。

その瞬間のその素晴らしさはそれだけで価値がある

幸いにも、心理学者のヴィクトール・フランクルはこういっています。

体験したすべてのこと。体験したすべてのもの。体験したすべてのこと。そして、味わったすべての苦しみ。これらはすべて忘れ去ることはできないことです。過去となったものは、すべて消え薄れるというのは間違っています。“過去”というのは全てのことを永遠にしまってくれる“金庫”のようなものです。思い出を永遠に保管してくれる金庫なのです。

私たちの一瞬一瞬。その体験したすべてのことは永遠に刻まれ、保管されると言っているのです。

私たちはつい継続性に重きを置いて暮らしています。だから今ではなく、先のことを意識する。つまり、効率を意識する。

しかし、今の一瞬一瞬は永遠なのです。
その瞬間のその素晴らしさは、それだけで価値があるのです。

「今この瞬間」に生きることが、お金からの解放の一つの答えなのではないかと思っています。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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