今、WBSCプレミア12で侍ジャパンvsベネズエラが戦っているというニュースを目にして、思いだしました
私は、はっきり言って「なでしこジャパン」と一時期連呼されていた時、この表現が好きではありませんでした。
それは多分、私がちっとも「なでしこ」に該当しないからでしょう（苦笑）

語源である大和撫子の意味
１、ナデシコという花の別名
２、日本女性の清楚な美しさを褒めていう語。
（デジタル大字泉より）

私は生まれてこの方、日本女性である自覚はあります。
しかし、清楚であろうと思ったことがないのです
むしろ司法試験を男性と肩を並べて勉強したり、
今も93％が男性視聴者だと言われている
中田敦彦のYoutube大学
https://www.youtube.com/channel/UCFo4kqllbcQ4nV83WCyraiw
～学ぶって、楽しい。～
を好んでずっと視聴している位、知的好奇心旺盛で、女性という枠に捉われず何かしらの形で勉強が好きだからです。
心理学や、宗教学にのめり込むと、そればかり読んでいて、一時期イスラム教に知的好奇心を寄せて勉強していた時、周囲が「イスラム教に改宗するとか言い出すんじゃないか」と不安になっていたと後で聞いてびっくりしたこともある位です（苦笑）。勿論イスラム教は宗教として魅力があるものなんだなと学んで理解はしましたが、私は悟り、人を救うにはどうしたらいいのかというのを宗教用語でありながらも心理学的に考えている仏教がとても肌に合うので、私は仏教徒です
そもそも、清楚になりたいと思ったこともないです（笑）

「清楚」（せいそ）とは、清らかですっきりとしたさまを指す。 外見上は控えめで清潔感がある容貌に、謙虚なふるまいをし、慎ましい美しい身のこなしの保守的な女性を表すことが多い。
（ウィキペディア：フリー百科事典より。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B8%85%E6%A5%9A）

この「清楚」という一見きれいな言葉の意味の中には、女性は女性らしく、何も学ばずただ料理が作れて家事ができればいいんだよ、という古い因習を押し付けられている印象を私は受けます
私は、生きることは学ぶことである、という矜持をもっており、そして何事も新しく学ぶことが好きです
そして学んだことを、色々な人に語ることも好き
だから、清らかですっきりしたさま、位は社会人として仕事上そのような服を着ていたことはあります（オフィスカジュアル程度）が、
まず謙虚は振る舞いをそれほど良しと思っていません。
私は人生で一番恐れることは、後悔することだと思っています。あの時ああ言っていれば、あの時我慢しなければ、そうやってずっとずっと後悔し続けていることが学生時代に何回かありました。
私はその教訓として「どんなにみっともなくてもいい、他人からどう思われてもいいから、その時後悔のない生き方をしよう」と思いました。
それほどに、学生時代に我慢をして後悔したことが、心の胸奥にずっしりとのしかかり、今でも忘れた頃にその当時の夢を見ます
勿論その「後悔をしない生き方」というのは、法に触れない範囲ですよ？（苦笑）
内容も、その時思っていることを、泣きながらでもいいからちゃんと上司に言おう、そうしないと後で後悔する気がすると思って、みっともない姿をさらしながら、泣きながら上司に思ってることをきちんと伝える、というような内容です。
我慢は、結局何も生まないし、逆にネガティブな、負の感情を永続的に残したり、後悔として何度も何度も蘇って苦しむと私は思います
しかも我慢が過ぎれば、うつ病という地獄のような苦しみが待っている
我慢にいいことなどない、と私は考えています。
自分が思っていることは、言い方、タイミング、やり方で、自分の気持ちをちゃんと周囲に伝えながら気持ちよく社会生活を送ることは可能だし、実際、要領の良い妹に相談したり、色々な心理学の本を読んだりして、相手に不快を与えることがあったとしても、必要なことはちゃんと言う。
そうやって生きてから後悔がなく、私は幸せです。
だから、「謙虚なふるまい」など、私の人生にとって何の比重も持たないから、違和感があるのでしょうね
「つつましい身のこなし」などもまた同様です。

さて、そんなやや活発的日本人女性である私からしたら「なでしこジャパン」という言葉は、どうにもこうにも違和感があり、窮屈でならないと感じます
誰が最初に考えたんでしょうね。
マスコミが多分耳障りがよい、覚えてもらいやすいと考えたのでしょう。
「侍ジャパン」は好きにしたらいいんじゃないかなって思います。勇ましく、強いイメージですし、侍のようだね、と言われて嫌な気分の人はあんまりいないんでしょう
しかし私は、「大和撫子のようだね」と言われたら、多分背筋が寒くなって、体中にサブイボが出るほど嫌だと思います
私にとってそれは褒め言葉ではないからです
きっとこれからも女性選手が活躍する度に、なでしこ、なでしことマスメディアは連呼するんでしょうけれど、その言葉の深層の中身まで考えて、私のように違和感・不快に思う人間もいるということをちょっくら考えて頂きたいなぁと、思います