見出し画像

【モンキ】おぼえ書き_128  双極性障害と生きていく その20

みなさんどうも。「モンキ」です。
みなさんは「鬼滅の刃」ってご存じですか。マンガもアニメも大ヒットしましたよね。
その鬼滅の刃に出てくるセリフの中で有名なものの一つに、主人公が自分に向かって「頑張れ、炭治郎、頑張れ」というのがあります。
これはかなり人気のセリフらしいです。
でも一方で、この頑張れという単語にものすごく拒否反応を示す人もいるんですよね。
うつ状態の人に対しては、禁句とも言われています。
今回は、頑張るということについて書いていきます。

頑張るという単語をwikiで見ると、困難な時期に粘り強く精を出す、とあります。
鬼滅の刃では、困難に陥った主人公がそれに負けずに戦い続けるシーンで使われています。
このような箇所で多くの人が感動するわけだから、人というのは頑張る姿が好きなんでしょうね。
特に困難を乗り越えるといったところが。
努力した先に成功が待っているみたいな感じ。

けれど頑張った結果、うつに陥る人が数多く存在します。
人は頑張りすぎてしまって、そして疲れ果ててしまう。
うつ状態の人に頑張れと言ってはいけない理由は、すでに頑張りすぎているからです。
そのような人に再度頑張れというのは酷な話で、とにかくゆっくり休むことがうつを早く治す基本になります。

一昔前に比べると、このような話は一般的になってきたように思います。
それどころか積極的に、頑張らないという言葉も使われるようになってきたと思います。
でも、この頑張らないというのが結構難しい。

例えば生きていくためにはお金が必要ですが、お金を稼ぐというのはそんなに楽なことじゃない。
楽しくてしょうがないと思える仕事についていればいいけれど、そんな人ばっかりじゃない。
だから多少嫌なことがあっても、人は頑張って働くわけじゃないですか。
でも頑張ったらだめですなんですよと言われる。
じゃあどうすればいいんでしょう。

私は以前うつ状態に陥り、仕事を休職していました。
当時はとにかくゆっくり休んで、うつ状態から抜け出すことを最優先にしていました。
少しづつ睡眠が安定し、食事量も適切なものとなっていき、日常的に外に出られるようにもなっていきました。
そうすると、次に考えるのは復職です。
ですが、体調が良くなってきたといえど、また仕事をすると考えただけで苦しくなりました。
ということは、まだ復職は早いということなのでしょうか。
じゃあ、いつになったら、どうすればまた働けるようになれるのでしょうか。

会社からいただいている病休期間は終わり、休職期間も長くなりました。
傷病手当金ももらえなくなります。
貯金も潤沢にあるわけではありません。

そんな状態のなかで私が下した決断は、もう一度頑張るしかないというものです。
笑って復職できるようになればいいけれど、そんなことはありえない。
どこかで腹をくくって、勇気を出して、頑張って復職するしかない。

こんな考え方はおかしいでしょうか。
そんなことじゃあ、また疲れ果ててつぶれてしまうよって。

でもね、私はこう思うんです。
全てから逃げることはできないって。
逃げるっていうと誤解を受けるかもしれませんけれど、全部をよけたり避けたりすることはできないって。
少しくらいダメージを受けても、進むしかないときはあるって。

というわけで、私は頑張って復職して、今も頑張って働いています。
調子の悪い時は、今日は踏ん張って仕事に行くぞ、もう一日行けば休みじゃないか、と自分を奮い立たせています。
幸いなことに今のところは、なんとかやりくりできています。

きっと私はこれからも頑張ってしまうと思います。
そこは変えられそうもありません。

だから頑張った分だけ、自分を労わってあげることが出来ればいいなと思います。
疲れた時は、自分を甘やかしてあげる。
自分へのご褒美って大事ですよね。
ご褒美のバリエーションを増やしておくと、いいかもしれない。

最近よく頑張ってるし、たくさんご褒美しとかないと(笑)。

ここまでお読みいただき、ありがとうございます。
次回は、病気休暇について書こうと思います。

現在の状態:年明け以降、重いうつ状態が続いている