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アイスクリームと夏ミカンのゼリー


小川糸さんの『なんちゃってホットサンド』、読むと心がわくわくしてきて、春にぴったりのエッセイ集だった。


このエッセイたちはコロナ渦の緊急事態宣言が出されていた時期に書かれたもの。
その中で「手づくりアイスクリームにハマっている」というのを読んで、そういえばわたしも小さいころに母と作ったな、と思いだした。

糸さんはお正月に買ったきな粉を無駄にしないように、なんとかおいしく食べれるように、アイスにすることにした。(わたしだったらゆでたマカロニにまぶして食べちゃうかも。昔、給食で食べた記憶がある。)
他にもバナナとかチョコとかイチゴとか、割と簡単においしいアイスが作れるみたい。
これはこれは久しぶりにおやつを手づくりしたい欲がムクムクと湧いてきて、家にいた三女と四女を誘って、さっそく作ることにする。


卵をひとつ、卵黄をひとつ。
それから砂糖を大さじ6。
ハンドミキサーで白っぽくなるまで混ぜる。
生クリームも筋が付くくらいの固さになるまでかき混ぜる。
それから卵の方と生クリームを混ぜ合わせて、冷凍庫で冷やす。
時々かき混ぜて出来上がり。


まるでスーパーカップのバニラアイスみたいなアイスが簡単にできてしまった!(基本をマスターしたから、これからは色々混ぜて、いろんな味のアイスに挑戦してみたいかも!)



それから夫のおじさんの家には大きな夏ミカンの木があって、毎年いくつもの夏ミカンをもらうのだけれど、そのままだとなかなか消費できない。
重い腰を上げてきれいに薄皮を剥ぎ、せっかくだからみかんのジュースを買ってきて、(オレンジジュースではなく!)こちらはゆるいゼリーにした。
ゼリーは断然、ゆるゆるのが好きだ。
ゆるゆるの塩梅には結構気をつかう。



今日は朝から雨ふりでもっぱら家の中で過ごしたのだけれど
そんな時にこの本に出会えてとてもよかった。家の中でたのしく過ごすアイディアがいっぱい。
これから春休みを迎えるし、子どもたちと家の中で一緒に取り組みたい手づくりがたくさん見つかる。
手づくりって取り組むまでのハードルが高いけれど「えいやっ」と一歩踏み出せば、案外こんなものかと思うこともたくさんある。
なんで今までやろうとしなかったのかな、もったいなかったな、と思うことも。


今月末にずっと温めてきた絵画の展示をするのだけれど、それが終わったら次は「ていねいな暮らし」をテーマにした展示を考えることになっている。この本もぜひ展示で紹介しなくては。



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