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本(図書館司書をしてる)と子どもたち(女の子4人)に囲まれて毎日を過ごしています。 日…

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本(図書館司書をしてる)と子どもたち(女の子4人)に囲まれて毎日を過ごしています。 日々のあれこれ綴っていけたら…

最近の記事

4月の終わりに

黄砂のせいなのか、風邪なのか、咳のやまない一週間。(病院では咳止めと、喉の炎症を抑える薬をもらう) 休みの日にも予定がびっしりで、休息を取れる日がないのがつらい・・・ コロナ前に戻っただけ、なんだけどこんなに忙しかったかな? 毎年、受験シーズンとそのあとの新生活が始まって、やっと落ち着き始めると”つけ”が溜まっているのか、体調を崩しがちだけれど今年もやっぱり少し早まって、やってきた。 末っ子が中学生になって、今までは通っている小学校で通級指導を受けられていたのだけれど、これ

    • 桜とエシカルな暮らしについて

      4月、わたしの毎日はこれまでになく、めまぐるしく過ぎていく。 それでも桜だけは見たい(笑) なんだか急かされるように、桜が咲き始めると、寸暇を縫って見に行こうとしてしまう。 それで休息をとるなんてことは、後回して出歩いていた。 咲き始めは安心して見守っていられるのだけれど、満開が近くなってくると、なんだかせつない気持ちになってしまう。 満開の桜を目にしているのに、これが過ぎると散ってしまうことをすでに名残惜しいと思うから・・・ 高校生の頃、国語の教科書に「清貧の美」につ

      • つたなさと共に

        わたしには悪い癖がある。 それは人と比べてしまうとこ。 今日は末っ子の中学校への入学式で、 また周りのお母さんたちの雑談を耳にして(すでに高校入試に向けて偏差値だとか内申点の話題)比べて何となく焦ってしまう。 でもわたしと夫が、我が家の末っ子に願うのは、とにかく安心して毎日学校に通えること、なるべく早く学校生活に慣れてくれること。 (部活も塾も嫌だそう…) 昨日読んだ、『つたなさの方へ』にこんなことが書いてあった。 わたしたちの能力の優劣や有無は、あくまでも個人のもので

        • 幸せ探し

          今日は朝から雨がずっと降っていて。(それも窓の外からざあざあ音がするくらいの) なんだか起きれなくて朝からグダグダ過ごしてしまった。 ひさしぶりに何にもしなかった。 昼からは読書しながらうとうとしてしまって、いろいろ代わりに家事をやってくれた娘たちに感謝だ。 普段から家事の量が多いので、一人でやりきれないのだけれど(笑) (学校が休みの日にはみんなで家事を分担している。) 土門蘭さんの『死ぬまで生きる日記』、時々涙ぐみながら(感動ではなくて自分に重ねてしまって)読み終える

        4月の終わりに

          4月になって

          なんだか毎日やることがいっぱいで 充実していると言えなくもないけれど、目まぐるしい春を過ごしている。 今年はずいぶん早くから(3月末)ツバメたちがやってきた。 朝早くからにぎやかです(笑) 急に春めいてきてベランダも花盛り。 チューリップが次から次へと咲き出して、 あらためて、チューリップの可愛らしさにため息… そのままだと日当たりが良すぎてすぐに散ってしまうから、切り花にして部屋の中に飾って楽しませてもらっている。 NetflixやTVを見なくなってから本が読めるよう

          4月になって

          アイスクリームと夏ミカンのゼリー

          小川糸さんの『なんちゃってホットサンド』、読むと心がわくわくしてきて、春にぴったりのエッセイ集だった。 このエッセイたちはコロナ渦の緊急事態宣言が出されていた時期に書かれたもの。 その中で「手づくりアイスクリームにハマっている」というのを読んで、そういえばわたしも小さいころに母と作ったな、と思いだした。 糸さんはお正月に買ったきな粉を無駄にしないように、なんとかおいしく食べれるように、アイスにすることにした。(わたしだったらゆでたマカロニにまぶして食べちゃうかも。昔、給食

          アイスクリームと夏ミカンのゼリー

          花の便り

          家の近くに早咲きの大きな桜の木があって、昨夜、見に行ったらもう満開ぐらい。 花の向こうには月が光っていた。 やけに冷えるなと思ったその帰り道、強い風とともに車のライトに照らされて、白く光るものが・・・ えっ、桜が咲いて、でも雪? もう3月も20日なのに(笑) 今朝になって窓を開けたら、昨日あの後も雪は降っていたようで、近隣の家の屋根がうっすら白くなっている。 毎年のことだけれど、桜の咲く頃って思うよりも寒かったりするのだ。 冬物を少しづつ、そろそろ仕舞い始めるのだけれど

          花の便り

          わたしに足りないものは・・・

          長女の受験は上手くいかなかった。2浪目に突入だ。 来年はなんと受験生が3人になってしまう! (高校受験と大学受験と) 気が狂いそうだけれど、狂うわけにはいかない。 美大に受かるのは、こんなにも狭き門で、何年もかかるものなのに、 美大を卒業してもすぐにその道で食べていけない人も多い。 だから浪人しながらバイトもして、そうやってやっていくのだろう(今後もそうゆう道を進んでいくことになるし) 気が遠くなってくる・・・  さて受験生だらけの家の中、NetflixやYoutube、

          わたしに足りないものは・・・

          早くいつもの笑顔に

          今、わたしは病院にいる。 一昨日、長女の試験の日、末っ子に顔面麻痺の症状が現れて。 (2歳の時にもなって、その時は10日間一緒に入院した。) 今回は通院して、点滴と飲み薬をきちんと飲むことに。 処置室にいると、いろんな患者さんの声が聞こえてくる。(娘とわたしは、カーテンの内側のベッドにいるから、姿は見えないけれども) 朗らかで優しく対応してくれる看護師さんたち。 おじいちゃんたちは、けっこうおちゃめだ。 「アルコールは大丈夫ですか?」という問いにも「大丈夫。ノンアルコー

          早くいつもの笑顔に

          木漏れ日、雨粒、春の日に

          昨日は冷たい雨のいちにち。 雨の中、早朝から娘を試験会場へ送る。  会場の近くで夕方まで時間を潰す。雨の中、植物園へ… 雨なので、人はほとんどいない。貸し切りだ。 前にもこの温室が工事中のときに(3年まえくらい)、温室で働く方にものすごく熱く、リニューアルする温室について、植物について、解説された記憶があるのだけれど、今日も出会った。 すれ違うたびに、一つ一つの植物や展示について,とても熱心に丁寧に楽しそうにお話してくださる。 全く前に進めない(笑) (なにせ貸し切り状態

          木漏れ日、雨粒、春の日に

          風花がまう、あわい日に

          朝起きて窓の外を見ると青空がひろがっていた。 朝ごはんをすませて、 仕事と画塾と部活に出かけていく人たちを見送って、 残った3人でランニングに出かける。 一足早く春休みに入った高校生の次女と6年生の末っ子が、休みの日には一緒に走ろうと約束したらしいので、そこに混ぜてもらう。 川沿いをゆっくり3キロ。 遠くの山々がうっすら白い。そして山の上には真っ白な雲が・・・ ランニングを終え、昼食をすませ、 図書館へ勉強しに行くという次女を車で送っていく。 途中、真っ白な雲がどんどん広

          風花がまう、あわい日に

          香り、その効用

          今朝、横を通った次女(高校2年生)からさわやかで涼しげな花の香りが匂い立つ。 先日、東京のお土産にリクエストされて買ってきた”SHIRO"のオールドパルファム、ホワイトリリー。 その余韻はしばらく続く。 彼女はとっくに目の前から消えているけれど、残り香とともにわたしの頭と心の中に留まり続けた・・・ 高校生になってから外出の際にはうすくメイクも施すし、おしゃれもどんどん洗練されていく。去年までは背のびしている感じがしてどこか不自然なところがあったのに、いつのまにか違和感なく、

          香り、その効用

          ひな祭りの日に

          3月3日ひな祭りの日。 春の”yanagase coffee counter”へ。 今回は4杯分のコーヒーが飲めるチケットを買って愛知、京都、宮城からやってきたコーヒー屋さんでそれぞれ1杯ずつ。 それからいつものお気に入りのコーヒー屋さん”旅人の木”で最後の1杯とおいしい焼き菓子2つをテイクアウトした。 日陰や風が吹いた時はまだ寒かったけれど、外を歩いてすれ違う人々の装いはもうすっかり春のもの。でもわたしたち3人(わたしと夫と三女)はまだ冬の装いのまま(笑) 1日に、長女

          ひな祭りの日に

          ゆらぐ、3月

          風の強い3月の始まり。 2月下旬は長女の受験でバタバタしていた。 こんな時に限って腰を痛める。(ギックリ腰の手前みたいな・・・) 東京に行ったり仕事でもアウトリーチ(移動図書館)の担当があったり。 痛み止めとコルセットで乗り切った。 今日はやろうと思うことがいっぱい。 1つ目は、パクチー餃子をつくる。 2つ目は、江國香織さんの新刊『川のある街』を読む。 3つ目は、じっくりヨガをして身体の疲れや凝りを癒す。 そして、久しぶりにnoteを書く… 東京に行った時に、国立新美術館

          ゆらぐ、3月

          春には色をまとって

          この頃わたしの指先は、ジューシーなオレンジ色だ。 オレンジのドロップみたいで、目に入ってくるとうれしい。 オレンジのネイルカラーを3種類も持っている。 夏に裸足にサンダルを履いたときに塗りたい、と思って買った2種類は、どちらもみずみずしい果物の色で、あと1種類は金木犀の色。 わたしの肌色は(自己診断ではあるけれど)イエベのオータムだから、ピンク系の色よりオレンジ色の方がしっくりくる。 (そして年齢を重ねてくすんできた手の色にも・・・) 図書館のカウンターで仕事をしていると

          春には色をまとって

          感情の取り扱い、そして素敵な本

          感慨、感傷、感動とか、 そうゆう存在に気づくのが遅かった。(年齢的に) 遅い割に、気づいたが最後それをどうしたらいいかわからなくて、いつまでも(おそらく次のそれがやってくるまでか、時間が経って薄まっていくまで)抱え続ける質だった。 そんなわけで、それを自覚できるようになるまではひどく生づらくて、 衝撃的な読み物を読むとしばらくその世界に留まり、暗く絶望的な気分のまま過ごしたりした。 周りの方が先に気づく。 「何か変な本を読んだ?」とか「変なドラマを見たの?」とか。("変な"

          感情の取り扱い、そして素敵な本