見出し画像

【製本んのある暮らし】 真鍮で作る葉っぱの型。



綴人の  note  にお越しいただき、ありがとうございます。


前回の投稿と前後してしまうのですが、本の表紙を飾る葉っぱの型の製作風景をご覧いただきたいと思います。


前回の記事はこちら ⇩



パッセカルトンの本場では、本の表紙を飾る様々な模様の型がります。これをフローロンと呼ぶそうですが、日本では馴染みがないのでここでは型と記します。
本場では、この型をハンドメイドする作家もいて、それはそれは素晴らしいです。私もそんなものを自分で作るとは想像していませんでしたが、インスタグラムを見ていて知りました。これはどうしてもやってみたい!と思い、えい!やぁ!!とばかりに自分でも始めて見たわけです。(^^)/



真鍮の角棒をネットで買い、作業を開始します。




ネットで10㎜×10㎜ ×300㎜ の真鍮角棒を購入しました。真鍮は柔らかく、非常に加工しやすいのが特徴です。面白いように削れるので、削りすぎないよう注意が必要です。




まず葉っぱの輪郭を削り出します。




単純な形なら鉄でも十分です。鉄の良いところは、安価で手に入りやすいところです。しかし問題は錆です。頻繁に使っていればさほど心配はないのですが、日本は湿度が高いのでそうもいきません。




のこぎりの目立てやすりは先端が細いので、細い溝削りで使いました。




手に入りやすい材料として、ステンレスもあります。私の地元ではホームセンターに置いてありますが、残念なのは丸棒だけということです。太いもの、直径10㎜  以上のものが欲しいこともあるのですが、せいぜいで直径6㎜  くらいです。
それにステンレスは固いので、細かな細工が大変です。




模様の部分が出来たら柄を作ります。




今はネットがあるので便利ですが、色々なものが値上がりしているご時世、商品の値段より送料の方が高いということがよくあります。こればかりはしかたのないことですね。





金ノコでテーパーに切った柄に丸みを付けていきます。


サンドペーパーでひたすら削ります。


模様の部分の不要な肉を落とします。


完成。これをヤスリ用の柄に差し込んで使います。




兎に角、完成をみました。やはり自分で作った道具と言うものは格別です。次は何を作ろう?とすぐに考えてしまいます。





端切れの革に試し押し。


熱を加えずにこれだけ押せれば上等。




革の種類にもよりますが、今回は牛革に型押しをしました。牛革はきれいに押せるので非常に楽しいです。他の革にも試して、有効なことが何かを確かめていきたいと思っています。


それでは今回はこのへんで。

ここまでお付き合い頂き、ありがとうございました。



綴人のインスタグラムと販売サイト・ミンネです。いろいろ載せておりますので、お気軽に遊びにいらして下さい。⇩



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?