経験者が語る「Q.留学すると英語がペラペラになるのか」に対する本当の答え。

こんにちは!大学生Ryoです。

前回、「TOEIC805点がアメリカに住むとどうなるのか。」というテーマで記事を書きました。
まだ読んでいない方は、先にこちらをお読みいただけますと幸いです。


さて、今回は僕の英語力がどれほどのものになったのか、そして留学すると英語が話せるようになるのか?という定番の質問に僕なりの答えてみました。

是非、最後までお付き合いください!


アメリカ滞在6か月目の英語力


僕は3月末に渡米してきたので現在5か月とちょっとをアメリカで過ごしたことになります。
そして渡米前の僕の英語力、渡米して数週間の間に感じたことは前回の記事の通りです。

現在の英語力、結論から言うと、

「リスニング力、日常会話力は明らかに伸びているが、専門用語を必要とする会話はできない。」


練習中や試合前に監督が話している内容はだいぶ理解できるようになったし、スーパーで店員に話しかけられても受け答えができるようにもなった。
「I got you.」もたまに使います。去り際に「Have a good one.」を言う癖も付きました。友達に会うと自然と「What's up」の最初のワの字に口がなります。

総じて、英語力の伸びというのはとても感じてはいるものの、専門的な話はまだまだできないことが多いです。

ここでいう専門的な話とは、授業の内容についてのディスカッションやサッカー部のスポンサーシップの話、授業登録の手続きの話から、アメリカで流行っている曲やアーティストの話、アメリカにある有名レストラン、チェーン店の話なども含みます。
(日本人がはま寿司とスシローとかっぱ寿司の違いの話をしている、それの逆バージョン、そんな感覚です。)


また、当時、呪文かと思ったチームメイトとの会話は現在でも呪文に聞こえることは少なくありません。

チームメイトとの会話は本当に速いスピードで行われるので苦労していますが、僕がそのように感じる要因が分かりました。

それは、

「母国語がスペイン語の人の英語が本当に聞き取りずらい!」


これに尽きるような気がします。

チームには、母国語がスペイン語(コロンビア、エクアドル、メキシコ出身)という選手がチームの3分の1くらいを占めています。
彼らの中には幼いときから英語圏で生活しているため英語、スペイン語がネイティブレベルという選手も多いです。

このような選手たちとの会話は比較的難易度が高く、まだまだ呪文であることも多いです。
(スペイン語圏出身でも英語を勉強中の選手とは、お互いに簡単な表現を使うため、とても話しやすいです。)

「Q.留学すると英語がペラペラになるのか?」に対する答え


いよいよここから、皆さんが知りたかったであろう英語がペラペラになるのか、という問いに対して答えていきます。

結論、

「定義と人による!」


全く面白くもなく、皆さんの期待外れであるということは承知ですが、これが正直な答えです。

まず、留学を何か月、何年とするか、どこの国に行くかやペラペラの定義など、何を前提に話しているのかを明確にしないとこの質問には答えられない。
これまで僕が、「留学して英語はペラペラになりますか?」、と聞かれて、うまく答えられなかったのはこれが大きな原因であることは間違いありません。

ということでこの手の質問は愚問であり、これからは、

「1年間アメリカに行って、現地のコミュニティカレッジに通って週5日の授業と、サッカー部に入って週6日の部活動に参加しようと思ってて、アメリカで生活するのに困らない英語力を英語がペラペラと定義しているんだけど、留学して英語がペラペラになりますか?」

のように質問するようにしてください。(笑)

このように質問されれば僕は、ペラペラになるよ!と答えます。

また、人によるという部分については2つの例を挙げます。


先日、サッカー部の練習を終えて、ボールの数が足りないからみんなで探そうということになり、グラウンドの端の方に向かっていた時、一人のおばあちゃん(推定年齢75歳)に出会いました。

このあたりでボールを見ていないかを尋ねたところ、

「Sorry, I don't understand English very well.」

返事があり、

「Where are you from?」

と聞くと、

「Japan.」

アメリカのワシントン州のまあまあ田舎の公園で日本人に遭遇したこと自体とてもびっくりしたが、アメリカに来てどれくい経つのかを聞いてみると、

「半世紀」


というなんとも驚きの答えが返ってきました。


皆さんは8月26日~28日にイチロー選手のマリナーズ殿堂入り記念を祝したイベントが行われたことをご存じでしょうか?

僕もシアトルのダウンタウンにある、Tモバイルパークというマリナーズのホームスタジアムに行ってきました。

僕が行ったのは最終日でこの日はインタビュアーが、イチローを含む昔の選手達に順番にインタビューをしていく、そんな回でした。

インタビューの冒頭の映像です。

「Today, I can't speak English. So I will speak Japanese. Is that ok?」


また、前日の27日にはイチローのスピーチが行われたようで、その時の映像も載せておきます。
(冒頭の、What's up Seattle! がたまらなく好きです、動画では3:57~です。)


どう感じましたか?

イチローは2001年からアメリカでプレーしているので約20年弱、アメリカにいたことになると思います。

①と②の話から分かるように、留学して英語が上達するかどうかに関しては、振れ幅の限界はあるにしても、人によって大きく左右されるものであると感じます。

留学して英語が上達するかどうかは各々に委ねられている、そんな月並みな着地点となってしまいましたが、これで気合を注入された人がいたら嬉しく思います。


(日本帰国後、TOEICを再度受験しますので、TOEICで言うと何点伸びているのか、お楽しみに。)



最後までお付き合いいただきありがとうございました。

また次回お会いしましょう!


では、また。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?