【Kampo opinion・［Ⅵ］/［4］】〜『いったい私はどんな体質なんだろう!?』［第Ⅵ章〜4節］
◉［アプリ制作版-Beginning］【Kampo opinion 〜 『いったい、私はどの様な体質なの!?』】〜、いよいよアプリに載せる診断法の解説［「東洋医学の方程式」を駆使して、「自身のsine（サイン）」を知る〜【第Ⅵ章/第4節】］◉［第Ⅴ章］〜『陰虚（血/水の中の「津液虚」）証体質』／素因7分類、
●『陰虚』とは、…
・体質で云うと、…『陰虚タイプ』は、「全身の潤いが不足している事が、特徴の体質」です。 「潤い不足の為、乾燥したり、身体が熱っぽくなる状態」です。
※［『陰陽☯論』で説明すると、『陽虚』とは、〜 『陽』が足りない、即ち「動」が不足している事を示す。
『陰虚』とは『陰』が足りない、即ち「静」が不足している事を指します。
○［『陰虚』の主な原因は、「寝不足/過労/加齢/性生活の乱れ 等で水分を多く取っていれば大丈夫、…と云った単純なものではありません。 また、 「潤い不足」で「動脈硬化が進みやすい糖尿病の人」も、『陰虚の体質』です。］
※［「不足した状態」を「陰虚（いんきょ）」と云い、特徴的な症状は、…
「逆上せ／火照り／口渇／寝汗／皮膚の乾燥／目の渇き」等が起こる。］
□『陰虚体質』では、「女性の月経・疾患・経血の量が少ない、色が濃い」等の特徴が、
・月経期間が短い、
・月経が遅れ易い（低温期が長い）
・おりものが少ない、又は殆ど無い、
・基礎体温が全体的に高め 等の「性質」が、現れる。
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［Ⅳ］〜【『陰虚証（血/水の中の「津液虚」）証体質』が影響を受け易いと思う『病因（内因/外因/不内外因）』とは!?】
➀〜［七情『怒』（肝の感情）「影響が大」］、
②〜［七情『憂』（心の感情）「影響が小」］、
③〜［七情『思』（脾の感情）「影響が中」］、
④〜［六淫『風邪』（気飛）「影響が大」］、
⑤〜［六淫『寒邪』（寒冷）「影響が小」］、
⑥〜［六淫『暑邪』（血蒸）「影響が中」］、
⑦〜［六淫『湿邪』（血留）「影響が小」］、
⑧〜［六淫『燥邪』（気乾）「影響が大」］、
⑨〜［六淫『火邪』（気熱）「影響が中」］、
⑩〜［不内外因『労逸』（運動）「影響大」］、
⑪〜［不内外因『ストレス』（心身の/職場の）「影響が中」］、
⑫〜［不内外因『暴飲暴食』（多食/飲酒等）「影響が中」］、
⑬〜［不内外因『職場のプレッシャー』（環境/人間関係等）「影響が中」］、
等が、主な病因としてある…。
※［上記の項目（➀〜⑬）の中で、…「自分に当てはまる⁉」と思った原因が、多ければ 多い程、…『陰虚（血/水の中の「津液虚」）証ポイント』が高い事を示している。］
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■【実際に『陰虚（血/水の中の「津液虚」）証体質』が影響を受け易い病因（内因/外因/不内外因）とは!?】を「解説④」すると、…
➀上記を観ると、…『内因（七情）〜怒・思・憂』が『（血/水の中の「津液虚」）』に関する「症状」に絡む事が解かる…。
例えば、…
□『怒』は『肝の感情』であるが、…その性質は『陽（分類）』であり、「血を騒がす」感情であるので、『血滞』を生んでしまう。
※［結果として、『津液の枯渇』が発生する事がある。］
□『憂』は『心の感情』であるが、…その性質は『陰（分類）』であり、「血を削ぐ」感情であるので、…『血滞』を生んでしまう。
※［結果として、『津液の枯渇』が発生する事がある。］
□『思』は『脾の感情』であるが、…その性質は『陰（分類）』であり、「血の動きを鈍らす」感情であるが為に、『血滞/血分』を生んでしまう。
※［結果として、『津液の枯渇』が発生する事がある。］
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②上記を観ると、…『外因（六淫/外邪）〜風・寒・暑・湿・燥』も、殆ど『陰虚（津液の枯渇）』に関わる「症状」に絡む事が解かる…。
例えば、…
□『風』は『肝の司因』であるが、…その性質は『陽（分類）』であり、「気血を散らす」環境であるので、『血燥』を生んでしまう。
※［結果として、『津液の枯渇』が発生する。］
□『暑』は『心の司因』であるが、…その性質は『陽（分類）』であり、「気血を削ぐ」環境であるので、…『血熱』を生んでしまう。
※［結果として、『津液の枯渇』が発生する。］
□『湿』は『脾の司因』であるが、…その性質は、『陰（分類）』であり、「気血を鈍らす」環境であるが為に、『血分』を生んでしまう。
※［結果として、『津液の枯渇』が発生する事がある。］
□『燥』『火』はそれぞれ『肺』『心の司因』であるが、…その性質は、『陽（分類）』であり、「気血を乾かす」環境であるが為に、『血燥』を生んでしまう。
※［結果として『津液の枯渇』が発生する。］
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③上記を観ると、…『不内外因（労逸/ストレス/暴飲暴食/プレッシャー）』も、殆どは『血』に関する「症状」に絡む事が解かる。
例えば、…
□『労逸（働き過ぎ＆怠け過ぎ）』は『脾』及び『肝』にダメージを与える『病因』であるが、… その病理は「働き過ぎ」の場合、「気も血も使い切る状態」による、『血熱』を生んでしまう。
◇［結果として、『津液の枯渇』が発生する。］
また、「怠け過ぎ」の病理の場合も、『脾』『肺』にダメージを与える事による、…
◇［結果として、『津液の枯渇』が発生する事がある。］
※『血滞』の発生を助長する。
・［この「発生を助長する」要因に、『内因/思・憂』、『外因/湿邪・寒邪』等 がある。］
□『気苦労（ストレス）』は『脾』及び『肝』『肺』にダメージを与える影響の『病因』であり、…
◇素因に『脾/肝/心虚』が認められる場合や、…
◇『内因/怒・思・憂』に身体が支配された場合や、…
◇『外因/暑邪・燥邪・火邪』に身体が侵された場合等に、上記の様な症状が現れる。
※［この「ストレス」要因による、『血』ヘの影響は、「血が熱せらせる」等 である。］
※［結果として、『津液の枯渇』が発生する事がある。］
□『暴飲暴食』も、『脾』及び『肝』にダメージを与える影響の『病因』であり、…
◇素因に『脾/肝虚』が認められる場合や、…
◇『内因/思・憂』に身体が支配される場合、
◇『外因/寒邪・燥邪・湿邪』に身体が侵された場合等に、上記の様な症状が現れる。
★［例えば、…
・『血滞』の病理、〜『不内外因〜暴飲暴食』⇒『外因/湿邪・寒邪』が影響 ⇒『血の澱み』が起こる。
※［結果として、『津液の枯渇』が発生する事がある。］
・『血熱』の病理、〜『不内外因〜暴飲暴食』⇒『外因/暑邪』が影響 ⇒『血が騒ぐ』が起こる。
※［結果として、『津液の枯渇』が発生する。］
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◉『陰虚証（血/水の中の「津液虚」）』が発生する、『病因（内/外/不内外因）』の機序とは、…
■「東洋医学」では、【陰主陽従】と云う、
［「病気」は『陰』の『虚』からスタートし、…『陽』はその「症状」に影響される］、…とよく云われます。
これは、…
・【『陰』と云う「物体/物質的な要素である陰」】が存在して、…
はじめて【「陽」である「エネルギー体」が発動（陰を動かす）する】と云う『陰陽☯論』の根本的な「考え」に基づいて…の事であります。
と、なると、…
必然的に『陰（物体/物質的な要素）』は、物体や物質的な要素に、影響を与え易い『病因（特に、外因/不内外因）』等に左右され易くなると云える…。
例えば、…
□今回の「節〜陰虚証」の様に、…『血/水の中の「津液の虚」』の病理で云えば、…
◆『病因』の『外因〜燥邪』等は、…
・『陰虚証の体質者』の『血/水の中の「津液」』を、更に「枯渇（この場合、血燥）」させる「邪気」であり、… また、…
・『病因』の『不内外因〜労逸』も、…
・『陰虚証の体質者』の『血/水の中の「津液」』を、更に「枯渇（この場合、血熱）」させる「邪気」である様に、… また、…
・『病因』の『不内外因〜暴飲暴食』も、…
『陰虚証の体質者』の『血/水の中の「津液」』を、更に「胃熱により、血に熱を持つ）」そうさせる「邪気」である。
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次回、…
●【Kampoの章・［Ⅵ］/［5］】〜『いったい私はどんな体質なんだろう!?』［第Ⅵ章〜5節］「7種の体質/陰虚（血/水の中の「津液虚」）証・質問事項＆解説⑤」へ、続く…。
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