【Kampo opinion・［Ⅵ］/［5］】〜『いったい私はどんな体質なんだろう!?』［第Ⅵ章〜5節］
［アプリ制作版-Beginning］【Kampo opinion 〜 『いったい、私はどの様な体質なの!?』】〜、いよいよアプリに載せる診断法の解説［「東洋医学の方程式」を駆使して、「自身のsine（サイン）」を知る〜【第Ⅵ章/第5節】］◉［第Ⅴ章］〜『陰虚（血/水の中の「津液虚」）証体質』／素因7分類、
●『陰虚』とは、…
・体質で云うと、…『陰虚タイプ』は、「全身の潤いが不足している事が、特徴の体質」です。 「潤い不足の為、乾燥したり、身体が熱っぽくなる状態」です。
※［『陰陽☯論』で説明すると、『陽虚』とは、〜 『陽』が足りない、即ち「動」が不足している事を示す。
『陰虚』とは『陰』が足りない、即ち「静」が不足している事を指します。
○［『陰虚』の主な原因は、「寝不足/過労/加齢/性生活の乱れ 等で水分を多く取っていれば大丈夫、…と云った単純なものではありません。 また、 「潤い不足」で「動脈硬化が進みやすい糖尿病の人」も、『陰虚の体質』です。］
※［「不足した状態」を「陰虚（いんきょ）」と云い、特徴的な症状は、…
「逆上せ／火照り／口渇／寝汗／皮膚の乾燥／目の渇き」等が起こる。］
□『陰虚体質』では、「女性の月経・疾患・経血の量が少ない、色が濃い」等の特徴が、
・月経期間が短い、
・月経が遅れ易い（低温期が長い）
・おりものが少ない、又は殆ど無い、
・基礎体温が全体的に高め 等の「性質」が、現れる。
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■【実際に『陰虚（血/水の中の「津液虚」）証体質』が影響を受け易い、『五行色体表（方程式〜それぞれの五行の要素）』とは!?、…
を「解説⑤」（前編）すると、…
■『五行説』〜 一部抜粋、…
［五臓/五腑/五竅（五官）/五味］と、
『陰虚（血/水の津液虚）証体質との関係』とは!?、［質問事項］
※『7通りの素因体質』+『五行説』=「身体の不調〜（sineサイン）を知る方法」。
［1］『五臓』〜
➀『肝』〜［肝陰虚/肝腎陰虚/肝気鬱結］
『肝虚』⇒『陰虚』に陥る。（『陰虚類』）
※［元々『肝虚証』の方は、『外邪 - 燥邪/風邪』の影響を受け易い。
例えば、…
・［肝陰虚］は、『外邪-風邪』による。
・［肝腎陰虚］は、『外-燥邪/風邪』による病理を示す。 また、…
・［肝陰虚］は、「上焦 - 心/肺（虚熱）＆中焦 - 脇下痛（血滞）」を定する。
・［肝腎陰虚］は、「上焦 - 心/肺（虚熱）＆下焦 - 足腰の怠さ（虚熱）」を定する。
②『心』〜［心腎相交/心火上炎］
『心虚』⇒『虚熱』に陥る。（『陰虚類』）
※［元々『心虚』の方は、『外邪 - 燥邪/暑邪』の影響を受け易い。
例えば、…
・［心腎相交］は、上焦 - 心（虚熱）＆下焦 - 下焦から突上げる（動悸）」を定する。
・［心火上炎］は、上焦 - 心（心煩）＆中焦 - 胃燥（口渇）」を定する。
③『脾』〜［脾陰虚/胃陰虚］
※［元々『寒湿困脾』の方は、『外邪 - 暑邪/湿邪』＆『内因 - 思』の影響を受けや易い。］
例えば、…
・［脾陰虚/胃陰虚］は、上焦 - 心/肺（虚熱）＆中焦 - 主に胃熱の症状（口乾）」を定する。
④『肺』〜［肺陰虚］
※［元々『肺陰虚』の方は、『外邪 - 燥邪/風邪』＆『内因 - 思/憂/悲』の影響を受け、…結果として、主に「気滞 ⇒ 気逆 ⇒ 虚熱 ⇒ 陰虚」を起こし易い。］
・［肺陰虚］は、「上焦 - 心/肺（虚熱）＆中 - 胃熱（日葡症）」を定する。
⑤『腎』〜［腎陰虚］
※［元々『腎陰虚』の方は、『外邪 - 燥邪/暑邪』＆『内因 - 恐/怖』の影響を受け、…結果として、主に『陰虚（血燥）証体質』を起こし易い。］
・［腎陰虚］は、「上焦 - 心/肺（虚熱）＆下焦 - 足腰の怠さ（虚熱）」を定する。
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［2］『五腑』〜
➀『胆』〜［『肝』の表である］
・『胆』の場合も［肝陰虚/肝腎陰虚/肝気鬱結］と同じ内容となる…。
②『小腸』〜［『心』（臓）の表である］
・『小腸』の場合も［心腎相交/心火上炎］と同じ内容となる…。
③『胃』〜［『脾』の表である］
・『胃』の場合も［脾陰虚/胃陰虚］と同じ内容となる…。
④『大腸』〜［『肺』（臓）の表である］
・『大腸』も［肺陰虚］と同じ内容となる。
⑤『膀胱』〜［『腎』（臓）の表である］
・『膀胱』も［腎陰虚］と同じ内容となる。
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［3］『五官（五竅）』〜
●『五官』とは、〜
［各臓と繋がっている感覚器官。『五竅』とも表現されます。竅：あな（穴）］
『五主』と同様に、五臓の機能の低下や亢進した状態が現れてくる場所となります。
◆『肝〜目』［ 眼精疲労／かすみ目／視力低下／充血／黄疸／眼科疾患全般］
◆『心〜舌』［ 舌先の赤み／舌の痛み／味覚異常／舌の疾患全般］
◆『脾〜口』［ 食欲低下／味覚異常／口臭／舌苔の異常］
◆『肺〜鼻』［ 鼻づまり／鼻水／嗅覚異常／鼻血 等］
◆『腎〜耳』［ 難聴（老人性）／耳鳴り／目眩い 等］
➀『目👁』〜『肝』の竅、
□➀『肝陰虚/肝腎陰虚/肝気鬱結』⇒［疲れ目👁/目👁の乾き/充血眼👁が起こる］。
②『舌👅』〜『心』の竅、
□『心腎相交/心火上炎』⇒［舌👅が小刻みに震える/舌👅が赤色］。
③『口👄』〜『脾』の竅、
□『脾陰虚/胃陰虚』⇒［口乾（口唇の乾燥）/口角がささぐれる］。
④『鼻👃』〜『肺』の竅、の場合は、
□『肺陰虚』⇒［鼻👃の乾燥/鼻が詰まり易い］。
⑤『耳👂』〜『腎』の竅、の場合も、該当無し。
□『腎陰虚』⇒［耳👂鳴り/耳👂が聴こえ難い］。
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［4］『五味』〜
●『五味』とは、〜
［陰気は『五味（ごみ）』から生成します。『五味』は五臓を養いますが、その摂り過ぎは臓腑を損傷する。］
◆『脾〜甘』［「甘い物」は、「気血を補い」、「体力を増進」し、「疲労を回復」しますが、摂り過ぎると「胸焼け／顔色が黒くなる／腎の働きが悪くなる」。］
◆『肺〜辛』［「辛い物」は、『気/血/水』を全身に巡らす働きがあり、「発汗や、血行不良」に関わっています…。摂り過ぎると「汗💦の掻き過ぎ」で、「乾燥」を引き起こす事がある…。］
◆『腎〜鹹』［『鹹』とは、「塩からさ」の事である…。「便秘や、肥満」を改善する作用があり、…「しこり改善/老化防止」等にも、用いられる。 取り過ぎると、…「血圧が上がり」、…「小腸／腎」にも悪影響を及ぼす…。］
➀『酸』〜『肝』の味、
□『肝虚（陰虚）』⇒［酸い味の物］の食べ物を、摂取すると良い。
※「『酸味』には、「収斂作用」⇒（『血/陰』）を集め作用がある。」
②『苦』〜『心』の味、
□『心虚（陰虚）』⇒［苦い味の物］を食べ物を、摂取すると良い。
※「『苦味』には、「収縮/下降作用」⇒（『血/陰』）を集める作用がある。」
③『甘』〜『脾』の味、
□『脾虚（陰虚）』⇒［甘い味の物］を食べ物を、摂取すると良い。
※「『甘味』には、「補う/緩める作用」⇒（『血/陰』）を補填する作用がある。」
④『辛』〜『肺』の味、
□『肺虚（陰虚）』⇒［辛い味の物］を食べ物を、摂取すると良い。
※「『辛味』には、「発散作用」⇒（『血/陰』）を巡らす作用がある。」
⑤『鹹』〜『腎』の味、
□『腎虚（陰虚）』⇒［鹹い味の物］を食べ物を、摂取すると良い。
※「『鹹味』には、「軟堅作用」⇒（『血/陰』）を柔軟化/固定化する作用がある。」
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次回、…
●【Kampoの章・［Ⅵ］/［6］】〜『いったい私はどんな体質なんだろう!?』［第Ⅵ章〜6節］「7種の体質/陰虚（血/水の中の「津液虚」）証・質問事項＆解説⑥」へ、続く…。
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