【Kampo opinion・[Ⅳ]/[8]】〜『いったい私はどんな体質なんだろう!?』[第Ⅳ章〜8節]
◉[アプリ制作版-Beginning]【Kampo opinion 〜 『いったい、私はどの様な体質なの!?』】〜、いよいよアプリに載せる診断法の解説[「東洋医学の方程式」を駆使して、「自身のsine(サイン)」を知る〜【第Ⅳ章/第8節】]
【アプリ-Beginning】〜[「東洋医学の方程式」を駆使して、実際に「自身の体質」を分類してみよう!!…一部抜粋]、
◉[第Ⅳ章]〜『気滞(気鬱・気逆)証体質』/素因7分類、
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◉今回より、『7通りの素因体質』(【第Ⅳ章〜気滞(気鬱・気逆)証体質】)の『各質問事項』をピックアップし、…
「知るべき、自分の体質の査定/考察する〜『身体のsine/サイン』(「方程式」〜 体質/症状/性質の考察➀)」にて、…
■[Ⅰ]【実際に『気滞(気鬱・気逆)証体質』が元々持っている「身体的症状」(sine)とは!?、…】
[質問事項]
➀「情緒が不安定/喜怒哀楽目まぐるしい」、
②「憂鬱感がある/気が塞ぎがちになる」、
③「偏頭痛が起こる/側頭部痛がある」、
④「胸が詰まる/よく溜め息が出る」、
⑤「お腹が張る/ゲップ・ガスがよく出る」、
⑥「寝付きが悪くなる/不眠症である」、
⑦「下痢と便秘を交互に繰り返し易い」、
⑧「腹部や胸腹部、胸脇部辺りが張る」、
⑨「疲れ易い方である/倦怠感がある」、
⑩「食欲が湧かない/気力が無い」、
⑪「動悸や頭痛(突発性の)がする」、
⑫「足が冷える/顔が逆上せる」、
等 を訴え易い…。
上記を「考察」すると、…「第1節」にて、
・[『気滞証』は主に『肝/肺の虚』から、…『気滞(気鬱)』が久しく続くと、上記の症状が現れる。]等や、…
・[そもそも『素因』として『肝/肺の虚証』の方は、慢性的に身体の各所に「気滞(気鬱)」が起こり易い。]、…
と解説しております…。
・「第1節」の解説を読んでも、… 上記の「➀〜⑫」の質問全てに、『素因としての、肝/肺の虚』が絡んでいる事が解ります。
・では、何故「こんなにバラエティー豊かに別れている症状」が、
「同じ病理」なのか!?、…
と云う事になりますが…。
※[ここに、「東洋医学の方程式(sineの見分け方)」を駆使する理由があるのです。]
◆ 例えば、…
➀「情緒が不安定/喜怒哀楽がある」、及び
③「偏頭痛/側頭部痛がある」、…
④「胸が詰まる」、…
⑥「寝付きが悪くなる/不眠症」、…
⑦「便秘し易い」、…
⑧「腹部/胸腹部/胸脇部が張る」、…
⑪「動悸/頭痛(突発性)がする」、…
⑫「足が冷える/顔が逆上せる」、 とありますが、…
これらは全て、『肝の虚/肺の虚』からスタートしている病理である。
・要するに、「肝の疏泄機能(気を伸びやかに巡らす作用)」が失調してしまう事で、… ➀〜⑫の様な症状が生まれるのである。]
※ 上記の「病理」がベースとなり、…
・[➀「情緒が不安定/喜怒哀楽がある」の場合は、「肝の気」が鬱滞し(気鬱&気滞)、…そのまま自身の『内因(感情-怒/憂/思/喜)』に影響が及んだものである…。]
・[③「偏頭痛/側頭部痛がある」の場合は、「肝の陰虚」により発生した熱(虚熱)が、「肝の気」を鬱滞し(気鬱&気滞)、…
その鬱滞の気が「肝の陽(胆経)」に侵入した結果として、… その経絡のルートである「側頭部」に影響が及んだものである…。]
※[この場合に、「偏頭痛/側頭部痛」を助長する病因として、…『●外因〜風邪/湿邪』や、『●内因〜怒/喜』等がある。]
※[また、「肝の陽(胆経)」まで、虚熱を侵入させる材料として、『●痰飲』がある。]
・[④「胸が詰まる」と、⑧「腹部/胸腹部/胸脇部が張る」、の病理は同じですが、…「肝の陰虚」により発生した熱(虚熱)が、「肝の気」を鬱滞し(気鬱&気滞)、…
その鬱滞の気が「④上焦(心・肺)」、「⑧中焦(胆経)」に侵入した結果として、… その経絡のルートである「上記部位」に影響が及んだものである…。]
※[この場合に、「胸詰まり/腹脇部痛」を助長する病因として、…『●外因〜風邪/湿邪』や、『●内因〜怒/喜』等がある。]
※[また、「肝の陽(胆経)」まで、虚熱を侵入させる材料として、『●痰飲』がある。]
・[⑥「寝付きが悪くなる/不眠症」と、
⑪「動悸/頭痛(突発性)がする」、の病理も同じですが、…「肝の陰虚」により発生した熱(虚熱)が、「肝の気」、「心の気」を鬱滞させ(気鬱&気滞)、上焦に停滞させると、…
上記の症状が現れる…。
※[この場合に、「不眠症/動悸/頭痛」を助長する病因として、…『●内因〜怒/喜』や、『●不内外因〜労逸/ストレス』等がある。]
※[また、「頭痛(胃/胆経の気滞)」まで、「虚熱」を侵入させる材料として、『●痰飲』がある。]
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次回、…
●【Kampoの章・[Ⅲ]/[9]】〜『いったい私はどんな体質なんだろう!?』[第Ⅲ章〜9節]「7種の体質/気滞(気鬱・気逆)証・質問事項シュミレーション(体質/症状/性格)の考察②」へ、続く…。
※[『気』が不足する場合、即ち “気虚” の場合は、[生まれながらの『気』(先天性の元気⇒『腎』が司る)が不足している]
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