【Kampo opinion・[Ⅳ]/[14]】〜『いったい私はどんな体質なんだろう!?』[第Ⅳ章〜14節(最終節)]
◉[アプリ制作版-Beginning]【Kampo opinion 〜 『いったい、私はどの様な体質なの!?』】〜、いよいよアプリに載せる診断法の解説[「東洋医学の方程式」を駆使して、「自身のsine(サイン)」を知る〜【第Ⅳ章/第14節】]
【アプリ-Beginning】〜[「東洋医学の方程式」を駆使して、実際に「自身の体質」を分類してみよう!!…一部抜粋]、
◉[第Ⅳ章]〜『気滞(気鬱・気逆)証体質』/素因7分類、
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【アプリ-Beginning】〜[Ⅳ]『気滞(気鬱/気逆)証の体質者』の、… 前回迄の[自身の体質(特徴/症状/性格&「病因/五行説の影響」)]を分析した結果、…「生まれ持った弱点/罹り易い病気/起こし易い行動」をまとめまして、…後書き とします]
【Ⅰ】〜『気滞(気鬱/気逆)証体質者』
■『気滞(気鬱/気逆)証体質者』の特徴は、…『肝虚/脾虚/肺虚』にて影響を受け易い、… また、『思/怒/悲』の感情に、身体が支配される場合(要するに、「気の滞りを助長させる」状態)も、『気滞(気鬱/気逆)』を引き起こし易いと考えられる。
※ 例えば、…
[●「テキパキ動き過ぎ(肝)」⇒「イライラする(気逆)に移行。(肝虚)」、…
●「思慮深く考える(脾)」⇒「思考力が弱まる(脾虚/気滞)」、「物思い、に更ける(脾虚/気鬱)」等の様に、…
□『気滞(気鬱/気逆)証体質者』の「体調の悪い時」の特徴は、…
[Ⅰ]〜[Ⅺ]ファイルを纏めると、『気滞証(気鬱/気逆)』の方は、… 基本的に『肝虚/脾虚/肺虚』にて影響を受ける、…
・『内因』で云うと『思/怒/悲』の感情に影響され易い、…
・『外因(外邪)』で云うと『風/湿/燥/寒』の邪気に影響され易い、…
また、・『不内外因』で云うと『ストレス/暴飲暴食/労逸』の邪気に影響され易い、…
※ 例えば、…[「情緒が不安定/喜怒哀楽目まぐるしい」は、「内因 ⇒『思/怒/悲』」、「外因 ⇒『風邪/湿邪/燥邪』」、「不内外因 ⇒『ストレス/暴飲暴食/プレッシャー』」、等が久しく続いた結果、…
➀「臓(肝/脾/肺)の陰虚」が発生し、 ⇒ ②「上焦に虚熱が停滞」し、⇒③「中焦では痰飲が発生」したりすると、結果として④「気滞(気鬱/気逆)」が起こる。]等の様に…。
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【Ⅱ】〜『気滞(気鬱/気逆)証体質者』
◆身体機能的に云うと〜
➀「情緒不安定/喜怒哀楽 強」 ⇒『肝/心虚』
②「憂鬱感ある/気塞ぎがち」 ⇒『肺/肝虚』
③「偏頭痛/側頭痛が起こる」 ⇒『脾虚/肝』
④「胸が詰まる/溜め息出る」 ⇒『肺/肝虚』
⑤「お腹が張る/ガスが出る」 ⇒『脾/肝虚』
⑥「寝付きが悪い/不眠症」 ⇒『肝虚/上熱』
⑦「下痢・便秘を繰り返す」 ⇒『肺/脾虚』
⑧「胸脇腹部辺りが張る」 ⇒『脾虚/肝実』
⑨「疲れ易い/倦怠感」 ⇒『脾/肝虚』
⑩「食欲ない/気力が無い」 ⇒『脾/肺虚』
⑪「動悸/頭痛がする」 ⇒『肝/心虚』
⑫「足が冷え/顔が逆上せ」 ⇒『肝/心虚』。
◆また体質的に云うと、…
➀[喉に何か詰まった様な感じがする」、⇒『肝/脾虚 - 痰飲&上焦気滞』]、
②[気管(食道)の下から、何かが上に衝き上げる(上逆)⇒『肝/腎虚 - 上焦熱』]、
③[身体を捻った時に、脇が張って痛む事がある/胸脇苦満あり ⇒『脾虚肝実』]、
④[冷物を食べた次の朝に、吐気を伴う偏頭痛が起こる ⇒『脾虚 - 中焦冷&上焦熱』]、
⑤[朝起きたら、口が苦い/よく溜め息が出る ⇒『脾虚肝実&中焦冷 - 上焦熱』]、
⑥[朝 起きた時に、必ず放屁する/食べるとゲップする ⇒『脾虚 - 上焦&下焦気籠』]、
⑦[寝付きが悪く、一旦 寝ついても夜中に目が覚める ⇒『肝虚 - 中焦冷&上焦熱』]、
⑧[過敏性腸症候群との診断を受けた事がある ⇒『脾/肝虚 - 中焦冷&上焦熱』]、
⑨[生理の前に、下腹部や乳房が張る ⇒『肝虚 - 中焦冷&上焦熱』]、
⑩[腹壁の全体が軟弱である/便通の異常がある ⇒『脾/肺虚 - 中焦冷&中焦気籠』]、
⑪[逆上せるので、暖房(エアコン)の熱風が苦手である ⇒『肝虚 - 中焦冷&上焦熱』]、
⑫[よく、動悸/目眩い/冷え逆上せ/ヒステリー 等を訴える ⇒『肝虚 - 中焦冷&上焦熱』]、
◆性格的に云うと〜
➀[イライラ/怒りっぽい ⇒『肝虚 - 上焦熱』]、
②[喜怒哀楽が有り/感情の起伏が激しくなったりする ⇒『肝/心虚 - 上焦熱』]、
③[責任感が強い/悩みを一人で抱え込んでしまう ⇒『肝虚 - 上焦熱』]、
④[几帳面な性格である/些細な事で、怒こってしまう ⇒『肝虚 - 上焦熱』]、
⑤[情緒が不安感/落ち着か無い ⇒『肝/心虚 - 上焦熱』]、
⑥[積極性が無い、消極的で根気が無い ⇒『肝/腎虚 - 中焦冷』]、
⑦[喉・みぞおち付近が閊える事がある ⇒『肝虚 - 中焦冷&上焦熱』]、
⑧[ヤル気や集中力が無くなる ⇒『肝/肺虚 - 中焦虚』]、
⑨[落ち着かない/ビンボー揺すりをする ⇒『肝/心虚 - 上焦熱』]、
⑩[決断力が鈍る/優柔不断と云われる ⇒『肝/脾虚 - 中焦冷&上焦熱』]、 以上…。
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【Ⅲ】『気滞証(気鬱/気逆)』の「罹り易い病気(疾患/症状)」特徴とは!?〜、
◆『肝』がメインの「病理」で云うと、〜
➀「肝の疎泄作用(気を巡らせる作用)」が失調してしまう事で、…
「肝気鬱結」の様な「気滞(気籠)」が発生する。
※ この時の「症状」が、〜
・[イライラする/怒りっぽい/責任感が強過ぎる/悩み事を一人で抱え込んでしまう/几帳面な性格である/些細な事で、怒こる]。
②これに「心の虚」も加わると、〜
※ この時の「症状」が、〜
・[情緒が不安定になる/喜怒哀楽が激しい/感情の起伏が激しくなる/情緒が不安感/落ち着か無い/ビンボー揺すり/喉・みぞおちが閊える/寝付きが悪くなる]。
③「肝/腎の陰虚が発生し〜」⇒「虚熱(気
籠による)が発生する〜」⇒ 「上焦(心/肺)に熱(気籠)が上昇・停滞(気滞)&逆行する(気逆)」と、〜
※ この時の「症状」が、〜
・[気管(食道)の下から、何かが上に衝き上げる(上逆)/消極的で根気が無い]。
④これに「肺の虚」で、「中焦が冷え、上焦に熱(気)が籠る」と、〜
※ この時の「症状」が、〜
・[胸が詰まる/溜め息出る/ヤル気や集中力が無くなる]。
⑤これに「脾の虚」で、「中焦が冷え、上焦に熱(気)が籠る」と、〜
※ この時の「症状」が、〜
・[決断力が鈍る/優柔不断と云われる/過敏性腸症候群になり易い]。
◆『脾』がメインの「病理」で云うと、〜
➀「肝と脾の連携の乱れが発生し〜、」⇒
「脾から肝への「気」の受け渡しが上手くいかない状態が発生する」。
※ この時の「症状」が、〜
・[過敏性腸症候群になり易い/身体を捻ったら、脇が痛む/胸脇苦満がある/朝起きたら、口が苦い]。
②これに「肺の虚」で、「中焦が冷え、上焦に熱(気)が籠る」と、〜
※ この時の「症状」が、〜
・[決断力が鈍る/優柔不断と云われる/腹壁が軟弱である/便通の異常がある]。
◆『肺』がメインの「病理」で云うと、〜
➀「肺の陰虚が発生し〜影響で、」⇒
②「肺に痰飲(水毒)が貯留して、気道が阻まれ〜」⇒
③「肺気の宣散が障害され、気滞&気籠が発生」する。]
※ この時の「症状」が、〜
・[胸が詰まる/溜め息出る/ヤル気や集中力が無くなる]。
□「上記」の様に、自分の、それぞれの司る『五臓(脾/肺/肝)』の『虚』がベースになると、『気滞(気鬱/気逆)証』に陥るので、… 逆に云うと、…それを把握すれば、より深く『自分の体質(肝気鬱結/痰濁阻肺/脾虚肝実 等)』が解かるシステムとなっております…。
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次回、…
●【Kampoの章・[Ⅴ]/[1]】〜『いったい私はどんな体質なんだろう!?』[第Ⅴ章〜1節]「7種の体質/瘀血証・質問事項&解説➀」へ、続く…。
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