【Kampo opinion・［Ⅳ］/［1］】〜『いったい私はどんな体質なんだろう!?』［第Ⅳ章〜1節］
◉［アプリ制作版-Beginning］【Kampo opinion 〜 『いったい、私はどの様な体質なの!?』】〜、いよいよアプリに載せる診断法の解説［「東洋医学の方程式」を駆使して、「自身のsine（サイン）」を知る〜【第Ⅳ章/第1節】］【アプリ-Beginning】〜［「東洋医学の方程式」を駆使して、実際に「自身の体質」を分類してみよう!!…一部抜粋］、
◉［第Ⅳ章］〜『気滞（気鬱・気逆）証体質』／素因7分類、
●『気』がスムーズに流れていない状態の事。（『気滞証』〜漢方独特の概念です。）
・『気』は、「身体や精神を健康に保つ」のに「必要なエネルギー」を指します。
・『気』の流れがスムーズでないものが『気滞（エネルギーの停滞）』です。
※［『気滞』とは、…『気』の巡りが悪く、停滞している状態を示す。］
※［『気鬱』とは、…『気』が「憂鬱」になってしまっている状態を示す。］
※［『気逆』とは、『気』の働きが不安定になり、身体の上方に突き上がる状態。］
よって、必然的に［●自律神経系の緊張やコントロールが出来なく、不安定な状態。
●精神的ストレスでイライラしたり、不安・憂鬱感を感じる 等の症状が起こる。］
※改善の為の対策として、［□夜しっかりと寝る、□気分の良い環境（生活空間、対人関係 等）を心掛ける、□ストレスを貯めない様にする、□不規則な生活、うしろめたい行動を避ける、□深呼吸を一日のうちに何回もする、□柑橘系の香りを使ってリラックスする。］
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■［Ⅰ］【実際に『気滞（気鬱・気逆）証体質』が元々持っている「身体的症状」（sine）とは!?、…】
［質問事項］
➀「情緒が不安定/喜怒哀楽目まぐるしい」、
②「憂鬱感がある/気が塞ぎがちになる」、
③「偏頭痛が起こる/側頭部痛がある」、
④「胸が詰まる/よく溜め息が出る」、
⑤「お腹が張る/ゲップ・ガスがよく出る」、
⑥「寝付きが悪くなる/不眠症である」、
⑦「下痢と便秘を交互に繰り返し易い」、
⑧「腹部や胸腹部、胸脇部辺りが張る」、
⑨「疲れ易い方である/倦怠感がある」、
⑩「食欲が湧かない/気力が無い」、
⑪「動悸や頭痛（突発性の）がする」、
⑫「足が冷える/顔が逆上せる」、
等 を訴え易い…。
※［上記の項目（➀〜⑫）の中で、…「自分に当てはまる⁉」と思った症状が、多ければ 多い程、…『気滞（気鬱⑨⑩・気逆⑪⑫）証体質ポイント』が高い事を示している。］
□「上記」の質問事項を「東洋医学的」に解説すると、…
【➀情緒が不安定/喜怒哀楽目まぐるしい】、
【②憂鬱感がある/気が塞ぎがちになる】、
◇主に、『肝/肺の虚（肝気鬱結）』から、『気滞（気鬱）』が久しく続くと、上記の症状が現れる。
そもそも『素因』として『肝/肺の虚証』の方は、慢性的に身体の各所に「気滞（気鬱）」が起こり易い。
『外因で云うと⇒寒邪/湿邪』、『内因で云うと⇒怒/憂/思/悲』等にも影響され易い体質である。
※［例えば、…『肝虚（肝気鬱結）』が進み ⇒『肝陰虚』〜「虚熱」が現れると、感情は、「怒/喜」等「気が騒ぐ状態」に移行する。］
【③偏頭痛が起こる/側頭部痛がある】、
【④胸が詰まる/よく溜め息が出る】、
【⑥寝付きが悪くなる/不眠症である】、
◇主に、『肝の虚（肝気鬱結）』から、『気滞（気鬱）』が久しく続き、それに『痰飲』が加わると、… 上記の様な症状「偏頭痛/梅核気/入眠困難」等が始まる。
上記は『肝の陰虚』の方で、慢性的に『気滞（気鬱）』が「上焦」に起こった場合の病理である。
※［例えば、…『肝虚（肝気鬱結）』が進み ⇒『肝陰虚』〜「虚熱」が現れ ⇒ それに加え、『内因の、怒/喜』等「気が騒ぐ」感情に侵されると、症状が発動する。］
【⑤お腹が張る/ゲップ・ガスがよく出る】、
【⑦下痢と便秘を交互に繰り返し易い】、
【⑧腹部や胸腹部、胸脇部辺りが張る】、
◇主に、『肝の虚（肝気鬱結）』から、『気滞（気鬱）』が久しく続き、それに『脾虚（胃気下降不足）』による『中焦の虚』が加わると、… 上記の様な症状「便秘下痢/腸鳴/胸脇苦満」等が起こる。
上記は『肝の陰虚』の方で、慢性的に『気滞（気鬱）』が「中焦」に起こった場合の病理である。
※［例えば、…『肝虚（肝気鬱結）』が進み ⇒『肝陰虚』〜「虚熱」が現れ ⇒ それに加え、『不内外因の、暴飲暴食』等にて『脾虚（胃気下降不足）』が現れると、症状が発動する。］
【⑨疲れ易い方である/倦怠感がある】、
【⑩食欲が湧かない/気力が無い】、
◇主に、『肝/肺/脾の虚（肝気鬱結/胃気下降不足）』から、『気滞（気鬱）』が久しく続くと、上記の症状が現れる。
そもそも『素因』として『肝/肺の虚証』の方は、慢性的に身体の各所に「気滞（気鬱）」が起こり易い。しかし、… 上記の場合、…
『外因で云うと⇒湿邪』、『内因で云うと⇒憂/思/悲』、『不内外因で云うと⇒冷食/労逸』等に影響された場合の症状である。
【⑪動悸や頭痛（突発性の）がする】、
【⑫足が冷える/顔が逆上せる】、
◇主に、『肝の虚（肝気鬱結）』から、『気滞（気逆）』が久しく続くと、上記の症状が現れる。
そもそも『素因』として『肝の陰虚』の方は、必然的に『上焦』に「気滞（気逆）」が起こり易い。
『外因で云うと⇒燥邪/火邪』、『内因で云うと⇒怒/喜』『不内外因で云うと⇒労逸』等に影響された場合の症状である。
以上です…。
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次回、…
●【Kampoの章・［Ⅳ］/［2］】〜『いったい私はどんな体質なんだろう!?』［第Ⅳ章〜2節］「7種の体質/気滞（気鬱・気逆）証・質問事項＆解説②」へ、続く…。
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