【Kampo opinion・[Ⅱ]/[12]】〜『いったい私はどんな体質なんだろう!?』[第Ⅱ章〜12節]
査定/考察する◉[アプリ制作版-Beginning]【Kampo opinion 〜 『いったい、私はどの様な体質なの!?』】〜、いよいよアプリに載せる診断法の解説[「東洋医学の方程式」を駆使して、「自身のsine(サイン)」を知る〜【第Ⅱ章/第12節】]
◉[第Ⅱ章]〜『血虚証体質』/素因12分類、
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◉前回に引き続き、今回も『12通りの素因体質』(【第Ⅱ章〜血虚証体質】)の『証』をピックアップし、…
「知るべき、自分の体質の査定〜『身体のsine/サイン』(「方程式」〜素因/五行論を纏めて)」にて、…
・『前ファイル』の【陰陽☯の章〜『肝虚寒証体質②』】を例題にして、実際に「サンプリング」してみます…。 [ポイント制にて]
[Ⅹ]〜【自分が該当する「体質」(sine)を教えてください】
■『血虚証体質』が影響を受け易い
『五行/五主』とは!?、[質問事項]
※『12通りの素因体質』+『五行説』=「身体の不調〜(sineサイン)を知る方法」。
➀『五主/筋・腱💪』〜「肝の異常」、
□「腓返り/痺れ/震え/強張り」⇒ 影響度合い[◎]
※ 元々『血虚証の体質者』は、「血の循環が悪い為、「筋・腱の異常(筋痙攣/筋肉痛/痺れ等)」… よって『肝血虚証』の体質者には陥り易い症状である。
②『五主/血脈(血管)』〜「心の異常」、
□「動悸/息切れ/脈の乱れ」⇒ 影響度合い[△]
※ 通常『血虚証の体質者』は、「血の循環が悪い為、「動悸/息切れ/脈の乱れ(所謂、循環障害)」 等の症状が起こり易い。
③『五主/肌肉(脂肪)』〜「脾の異常」、
□「筋力低下(フレイル)/力が出ない/踏ん張れない」⇒ 影響度合い[△]
※ 元々『血虚証の体質者』は、「血の循環が悪い為、「筋肉の異常(フレイル/筋萎縮/萎え等)」の症状が起こる場合もある。
◆上記は『例題②』《患者さん》Y・Tさん、
[(40歳後半)/女性・夜勤務の方の場合]。
◇『Y・Tさん』の「ポイント」は、
合計〜[3,0ポイント]となります。
※[「ポイント制」〜『✕』⇒「0ポイント」
『△』⇒「0,5ポイント」 『○』⇒「1ポイント」『◎』⇒「2ポイント」とします]
◇[MAXが「5,0ポイント」なので、…『Y・Tさん』の『血虚証のレベル』は「質問[Ⅰ]」の時点では『中程度』となります…。]
※[『中程度』のポイント数〜『2,1〜3,5』]
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◉では、「前ファイル」〜『第1節〜11節』を纏め、実際のアプリ【Kampo opinion】『第Ⅱ章〜血虚証体質』の「質問事項」を列挙してみます。
[Ⅰ]〜【『血虚証体質』が持っている『身体的特徴』とは!?、…】
➀「寝つき悪い/眠りが浅い/不眠症である」、
②「夢をよく見る/よく目が覚める」、
※『肝の血の不足』により、上手く「陽気が収蔵されず」に起こる症状である。
③「肌がカサつく/乾燥肌である」、
④「皮膚が痒い/よく湿疹・皮膚炎になる」、
※『血虚/陰虚』にて、『陰(血/津液)』が不足する事で起こる症状である。
⑤「頭がふらつく/よく目眩いが起こる」、
※『肝の血の不足』により、『陰』がしっかりせず、『陽気』が散慢する時に起こる症状である。
⑥「目が乾燥する/疲れ目になり易い」、
⑦「目がショボショボする/目が霞む」、
※『肝血の不足』により、「肝の五官」である「目に影響のある」症状が起こり易くなる。
⑧「抜毛が多い/白髪が多い」、
※『肝腎(陰)』が虚する事で、「五華」に影響し、「髪🪮」の栄養が不足する症状が起こる。
⑨「筋肉が痙攣する/痺れが起こり易い」、
※『肝の血が不足』する事で、「筋腱に栄養が廻らず」上記の症状が現れる。
⑩「妊娠し難い/生理不順が起こり易い」、
⑪「生理の量が少ない/生理が遅れ易い」、
※『肝の血が不足』する事で、「生理に血を送ったり、子宮を温めたり」する事が出来ず、上記の様な症状が現れる。
⑫「手足が冷え易い/顔が青白い」、
⑬「舌の色が薄い/舌が痩せている」、
※『肝血』不足から、「身体の栄養を隅々まで送り届ける」事が出来ない体質であるので、起こる。
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[Ⅱ]〜【『血虚証体質』と断定出来る『身体的体質』とは!?、…】
➀「立ち眩みを起こす/貧血が起き易い」、
②「コメカミに青筋が立つ/顔色が青白い」、
※『肝血』不足から、「四肢末端」に栄養が行かず、「頭(脳)」への症状が現れる…。
③「舌先が震える/舌先が細い厚み無い」、
④「光が眩しく感じる/フケが多い」、
※『肝血』不足が久しく続き、『陰虚』状態(「心陰の虚」)が起き、「五華」に影響が及ぶ事で、上記の症状が現れる。
⑤「感情と関係無しに、涙が出易い」、
⑥「物忘れし易い/思考力が散慢になる」、
⑦「決断力が低下する/判断力が鈍る」、
※『肝血』不足が久しく続き、それぞれ「⑤肝」「⑥腎/脾」「⑦肝/肝」に『陰虚』状態が起き影響が及ぶ事で、上記の症状が現れる。
⑧「精神的に安定しない/イライラし易い」、
⑨「仕事を人に任せない/自分で抱え込む」、
※『肝の血』の不足から、「精神面(状態)」の「症状」が起こる場合である。
⑩「生理の後半に限定して、生理痛がある」、
⑪「生理が始まった頃、赤切れが起こる様になった」、
※『肝の血』の不足から、「子宮機能(生理)」の「症状」が起こる場合である。
⑫「瞳が小さい/目が切れ長である」、
※『肝血の不足』により、「肝の五官」である「目に影響のある」症状が起こり易くなる。
⑬「食欲不振はあるが、食べたら食べれる」
※『血の不足』により、「脾虚or肝虚」の症状である「食欲不振」の状態となるが、…「食べれる」ので、『肝の血虚』と解かる。
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次回、…
●[Ⅱ]〜【Kampoの章・[Ⅱ]/[13]】〜『いったい私はどんな体質なんだろう!?』[第Ⅱ章〜13節]「『血虚証体質』・例題シミュレーション考察②」へ、続く…。
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