【映画「君たちはどう生きるか」の感想】
2023/07/20記
率直な感想としては 物足りなかった。
賛否両論との前評判を聞いていたので、もっとメタファー的な難解さがあるのかと期待していたが、そうでもなかった。
求めているものとは違った。残念ながら新しい発見はなかった。(積み木の数が ジブリの映画作品数と同じとか、そんなん わかるか!)自身の作品へのオマージュといえばいいのだろうか。姿の見えない黒く透き通った船乗りらは「千と千尋」の電車シーン、鯉やカエルがわんさか乗り掛かってくるのは「ポニョ」の描写が浮かんだし、夏子が籠った部屋で襲いかかってくる紙切れもまた「千と千尋」とダブる。
どのシーンもエモーショナルだしそれなりに楽しめるのだけど やはりオリジナルの魅力に及ばない。
(特に「わらわら」。コダマの可愛さには敵わんでしょう‼︎)
(自身の作品の焼き回し二番煎じだから別にパクリではないのだろうけど;)
これは意図的に狙ったことなのだろうか。
話の筋書き的にも「ツギハギ」が目立つ印象で「風立ちぬ」からいきなり「千と千尋」に連れて来られた感じ。ちょっとコジツケに見えて「千と千尋」のような自然な導入ではなかった。
以上が少し辛辣ながら私の率直な感想になるのだけど 見方を変えれば、
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