見出し画像

初キャンプにて

2024年4月27日土曜🌥

朝から小雨。職場の同僚と元同僚の計3名でキャンプに誘われていたが、これでも当初の予報より天気が良くなっていたので、何となく大丈夫だろうとは思っていた。それより、昨日のメールのやり取りで、同僚たちがキャンプ用品などの専門用語で盛り上がっていたのに全く話に入っていけなかったのが少し寂しかった。そう、ズブの素人初キャンプなので何が何だかという感じなのである。

西武池袋線の大泉学園駅で待ち合わせ。二人は荷物パンパンで自分もやるせなく、少し荷物を持つことにした。まずはスーパーで半額だらけの肉や野菜、お菓子や飲み物を買い込んでから、バスでキャンプ場へ向かう。バスの運転手さんがやけに神経質そうな方で、一人ひとり行き先を聞いていたのが印象的。前払いなのに行き先で料金が違うみたいだった。あとICカードの読み取りが連続でできないみたいでちょっと待たされたのが不思議な感じでもあった。

つつじも多分例年より早く満開。

大泉さくら運動公園というところの一角に炊事場があり、早速木の下にシートを引き準備をする。自分は何をすればいいのかわからず、とりあえず水くみとアスパラを水洗いしに水道のある場所に向かう。元同僚がさっそく火を焚き網を並べて、その場で切った野菜を焼き始めた。話に聞くとやり方は適当らしくて、時々火力が強まる際には衣服が燃えそうで見ててヒヤヒヤだったけど、実際次々と焼き上がる野菜と肉の前にそんな懸念は何処へやら。ピーマンはよいのだけれど、しいたけは完全に火が通ったものを食べたかったので、涼しい顔してかなり選別してた。石づきも食べられるんだと初めて知った。

大泉さくら運動公園炊事場

そしてメスティンでご飯も炊いて、牛ヒレ肉を焼いたものを切ってのせてで、至福の時間のはじまりはじまり~。味付けは基本塩のみだったけど、ほんの少しだけタレを持ってきてくれていたので、それを図々しくも自分一人で使わせてもらう。やはりご飯と一緒のときだけはタレの方がいいんだよなぁ。ともかく誘ってくれてありがとうとこのとき強く思ったのである。朝方は情緒不安定だったのに現金なものだ。

メスティンで炊くご飯はお焦げもおいしい。
洗うの大変だったみたいたけど。

そのあとはお菓子やポテト食べたり、缶チューハイ飲んだりして、まったりとしてた。昼寝もした。小学生たちとその親御さんのグループとかもいてたいそう賑やかであったけど、その喧騒も妙に心地よい。カラスが誰かのお菓子の袋ごとかっさらっていった場面もあって、自分のところにも来ないかなと思ってチーズあられの袋ごとテーブルに置いておいたけど、見向きもされなかったみたい。

空から落ちてきた幼虫。物凄く身が硬かったみたい。

あっという間に17時。立ち退きに時間がかかったけど、見回りの係員のおじさんが、「今日は風もなくて良かったね」と話しかけてきてくれたのがちょっと嬉しかった。疲れたけど来てよかった。

ごちそうさまでした!

ゴミは持ち帰りということで、帰りのバスや電車の中はカランコロン音がして少し恥ずかしかった。あんまり手伝えなかった負い目もあって、瓶と缶だけは自分が引き取ることにして二人と最寄り駅で別れ、帰宅したら18時。あとで同僚からメールがあって、ふたりはこのあとも韓国料理店で食事してから帰ったみたい。テントも張らないミニキャンプではあったが、このくらいの方が気楽だなと、今日一日を思い出しながら、夕餉の支度に取り掛かる。本当にありがとう。

余談だが、キャンプ用語で唯一メスティンだけは知っていた。メスティンが大活躍する自主映画があって、かなりくだらない内容ではあるけどとても大好きな映画。メスティンであんぱんやカツ丼を作るシーンがあり、ご丁寧にレシピまで紹介されてるけど、ちゃんとメモっておけばよかったかな。また観られるといいな。

映画「マンチの犬〜アンパンとカツ丼〜」。短編ミステリーだが、ほとんどギャグ映画に近い味わい。続編もあるが、一般劇場公開されてないのでなかなか見る機会がないのが残念。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?