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ブラック企業で働きたい

昨日ICC主催のトークセッションにて、電通エグゼクティブ・クリエイティブ・ディレクター/CMプランナーの高崎卓馬さんのお話を聞いてきました。
彼はあまりにも私の理想、かつ努力の天才でした。

1.努力の天才


努力は裏切らない

心からそう信じて自分の成長のために努力できる人が
この世にどれだけいるだろうか

彼はその一人である

TVでCMを見ていて
「この商品買ってね!」ってただそれだけの
メッセージの薄いものは嫌いだ
企業から課題が与えられてから考えるのではなく
普段から考え続けるのだ

なんでこの商品はここに陳列されているんだろう
なんでこの映画は誰もが見たがるんだろう
なんで日本の若い子はパスポートを持たないんだろう
なんで・・・・


そしてカンヌに出会う

凄まじい量の作品たちがスクリーニングされ続けている

そのCMたちを観て
なんでこんなに面白いんだろう
こうしたらもっと面白くなるんじゃないか

そんなことを全部、メモを取り続けた


広告ってのは初めましての関係よりも
顔見知りに
さらに信頼関係を築いてから進めたほうが
圧倒的に濃いものを作ることができる

あらゆるものが、すべてインプット
興味ある人にはすぐ会いに行く

信頼のスタンプラリー

そうやって
どうしたら自分が思い描く自分像に近づけるのか

カンヌの会場でみんなが拍手をして
笑えるにはどうすればいいか

論理的に自分を追い詰め続けて
自分だけが作れる形を考えた



2. 人の心を動かす仕事


彼の仕事は、”ラブレターの代筆”である。

誰にも真似できないもの
それは
自分だけがみた景色、聴いた音、嗅いだ匂い
複製不可能なもの
自分だけの宝物となる
宝物が作り出す豊かな表現は人を動かす

その宝物で企業の広告を
どうしたらより多くの人の心に届くのか
自分の”心の筋肉”を使って考えて考えて言語化して
ラブレターを書くのだ

誰でもできるようなマーケ手法だけでは人の心は動かない
心を動かすためには
自分がそこにいるからこそできるものを作る
心の筋肉を使い果たせ


人はいい映像を見たときにどちらかの行動をする

笑う

泣く

それを振り子として例えたら
感情がフルに動き振り子が振り切れたとき
人間は笑ったり泣いたりするのだ

人間の心は常に振り子の動きをしている
どうしたら振り切れさせられるか

そこに必要な感情が

驚き

驚きをどう作るか
人の感情を
人の心を動かすには
でかい会場でみんなが拍手をするには
どうすればいいのか
考える
考える・・・


そして、人の心は動く

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3. ブラック企業で働きたい


自分ができること

考える

人を動かすこと

考える

際限のない空間の中で結果を出す
持ってる自分のカロリー全部を費やす
カラカラになるまで悩み続ける


”自分”という人間を自分でカスタマイズしてゆく


登壇した高崎さんが働く会社は
日本人が未だ口を揃えていう”ブラック企業”だ

こんなかっこいい大人がいるんだったら
こんな人がいる会社で働けるんだったら

私はブラック企業で働きたい


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自分の「スキ」に素直になりたい、一回限りの人生を生き抜きたいのです。