この度、炊飯器を購入した。
買い換えを考えてから早いもので数か月経っただろうか。炊けてはいるのだけれど、ふっくら感がなく美味しく炊けない。

買い替えを考えたときに、私は炊飯器を購入したことがないことに気付いた。
初代炊飯器は一人暮らしを始めたときで、姉のお下がりだった。そのまま結婚後も使用し、2代目炊飯器は母から譲り受けた。

姉は一人暮らしを始めた半年後に東京の家具家電付の社員寮に入ったので不要になったもの。
母は、購入して数年後に、炊けなくなったと思い新しいものを購入したら、実は壊れていなくて、余ってしまったもの。

どちらも新しいものだったので、初代は10数年、2代目は15年以上使った。
我が家の家電は優秀で長持ちくんばかりなので有難いけれど、2代目炊飯器くんも、そろそろ疲れがでてきたようだ。

娘が高校生の頃は、平日はお弁当のほかにおにぎりも持参し、土日も部活でお弁当は必須だった。
休みなく朝晩フル稼働で働いてくれた。よく音を上げずに動いてくれて本当に感謝している。

昨朝の炊飯で最後の仕事納めにしてもらった。
今日は朝から炊飯器を綺麗に磨いて送り出す準備をした。

ありがとう、と送り出す。

そして、記念すべき私にとって初購入となった炊飯器様。
空いた席へ、ゆったり堂々たる様子で鎮座する。

今日の初仕事、楽しみにしてますよ。
美味しい白ご飯をよろしく。