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こだわりのお付き合いには限界が来る

自閉症スペクトラム障害の特徴のひとつに

特定のものへのこだわりがある

好きなものがあってこだわるのとは性質が違って

『しなくてはならない』と時には強迫観念的な性質を持つので、本人も寄り添う側も苦しくなるときがある

うちの息子の場合は電車の特定の車両にこだわりがある

都内の地下鉄はいろんな路線と接続していて、1つの路線に他社の車両が走る
常磐線ー千代田線ー小田急電鉄のように

その中の『千代田線の車両』に乗りたくて
それが来るまでずっと駅で待つことになる

今日は渋谷駅で半蔵門線の車両を2時間待った

座って待つにしてもベンチは固いしお尻が痛くなってきて体力もメンタルも下向きな気持ちになってくる

やっと乗れた帰り道では
「お母さんはもっと早く帰りたかった」と
恨み節を言ってしまう

息子は慌てて「ごめんなさい」をいうが
だからといって自分の行動を変えることとは別問題になる

休日の外出を移動支援でヘルパーさんにお願いする方もきっとこだわりに付き合うことに限界がくるのもあると思う

本人の特性とわかっている
でもしんどいものはしんどい

仮に今突然私が倒れても、彼は電車は乗りたいように乗ることを希望するだろう

だから、一人で彼が電車に乗ることが出来るように伝えて行くしかない

親だって嫌なものは嫌だ

相手に変われと言うことの無意味さ

自分が先に変わったほうがスムーズに行く

わかっているんだけれども

今日は頑固になりたかっただけ

しょうがない

親だって人間だから

渋谷の穴

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