うちの息子はとにかく勉強が大嫌いです。自分の親がそうであったように放任主義だった私ですが、高校受験を目の前にしてさすがにまずいという状況になってしまいました。

この話は現在進行形なので、結末はまだ私にもわかりません。
これは、勉強嫌いの息子と教育熱心ではなかったのに追い込まれた母が日本の受験戦争に立ち向かう記録です。
私たちのような親子が減ることを願って。

前回は、いざとなったら海外留学するのも選択肢の一つと考えたという話をしました。

月初の三者面談で受験校を決定しました。
第一志望　偏差値61〜64の私立高校
第二志望　偏差値56〜60の私立高校
第一志望はチャレンジ、第二志望は相応校で、共に一般受験で当日一発勝負です。
考え抜いた末、二校に絞り覚悟を決めて背水の陣で挑ませることにしました。

第一志望は4×2それ以外5の内申だった私が併願受験の候補にした学校でもありました。
息子の4×1、3×1、それ以外2の内申で同じ学校にチャレンジできるなんて、、今のところ冒険でしかないですが、一般受験って凄い。

学校でも、近所の塾でも落ちこぼれとして見放された学年最下位の息子がこの二校を受験することになるとは、誰も想像していませんでした。

下の学年に混じって根気強く基礎から(英語はアルファベットからです！)学ばせていただいた塾の先生には感謝してもしきれません。あそこまで落ちこぼれた子どもを救いあげ、ここまで伸ばしてくれる塾は無いと思います。
この話の鍵を握る塾の名前は、駒込にある「石川塾」という塾です。(先生に許可をもらいました。)

今の時代に合っていないくらい厳しいという説もありますが、昔に比べたら自主性重視で優しい塾になったと思います。
本気で学びたい方
自分の限界にチャレンジしたい方
落ちこぼれてしまったけど諦めたくない方
発達障害の特性で悩んでいる方
何から勉強し始めたらいいかわからない方

熱心な先生が絶対に気持ちに応えてくれます。先生は個と向き合いその子のベストへ導いてくれます。

相変わらずツッコミどころ満載な息子ですが、受験を通して自分の将来を真剣に考えるようになりました。自主的に勉強するようになり、顔つきも変わりました。
厳しい状況で最後まで自分の意志を通せるメンタルの強さに感心しかありません。

ある夜私が寝ている部屋に息子が入ってきました。

「寝てる？」　

「うん、寝てる」

翌朝仕事で家を出るときに
「昨日何だった？」とたずねると、

「いつも支えてくれてありがとうって伝えようとした」

想定外の不意打ちに、フリーズ
これまでの息子との山盛りの大変だったエピソードが頭を駆け巡り、朝から涙をこらえるのに必死でした。こんな言葉が出てくるなんて、、、言葉の意味を把握した瞬間景色が滲みました。
翌日からバトル連続通常運転でしたが。

そして、勉強の方は、、というと、
学力テストでついに英語99点偏差値70が出ました。私はなんと強烈なジェットコースターに乗せられているのでしょう。
becauseのbが小文字なら100点でした。

大台に乗ったものの、盛り上がりきれない我が家です。少し前から気付いていましたが、息子の3科目の偏差値は一年前から横這いです。
なぜって？？
英語が伸びてる分他の科目が下がっているからです。これぞ息子トラップ。
こんな五角形見たことない。
皆が真面目に複数教科やってる間彼は英語だけに集中しているので、当然です。

第一志望の合格基準点は3科目で200点(300点満点)です。過去問を解いたら英語が100点、国語が52点、数学はやってない、、とのこと。まだ合格は見えませんが、一科目強みがあるパターンでも可能性は無くはない？

「リスニングどうやったの？」

「やってないけど満点取れたとして計算した。」

おいおい！英検でもリスニングそんなに取れてないんだから、せめて半分の点数で計算しておくれ。

子どもの受験を終えたある方のブログで
「親御さんはこの時期から伸びることは無いということを認識して下さい」的な内容を読みましたが、、、

英語しかやらない息子に、塾の先生が国数のノルマ課題を与えてくれました。ただし、息子の英語の勢いは止めたくないとのことで、英語の邪魔にならない程度の分量にしてくれたそうです。
先生昔はあんなに厳しかったのに、、、どうしたんですか？優し過ぎます。
合格できるかは残りの期間で国数がどこまで伸びるかにかかっています。
200点−英語の点数
を国数が補えるところまで伸びるのか、、伸びないのか、、本人は「やるよ、やるやる」と言っておりますが。この返事、やらないやつですね。

最近合格発表の夢にうなされることは無くなったのですが、発表当日のことを想像するだけで涙が出てきます。
奇跡が起きたら、、と想像しても、ダメだったら、、と想像しても。母親ってなんなんだろう。あと1ヶ月ちょい私のメンタルはもつのか？

誰が何て言おうと、うちは最後まで諦めません！
息子よ、最後まで全力で駆け抜けろ！

長文最後まで読んでいただきありがとうございます。

つづく