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「そうだ、アメリカに行こう!」

「そうだ、アメリカに行こう!」

そう決意したのは高校一年生の頃だった。

今回は、私が大学でアメリカ交換留学を決意した経緯について綴っていきたいと思う。


カリフォルニア短期留学

中学卒業後の春休み、私はアメリカのカリフォルニア州にいた。通っていた中高の春休み短期留学プログラムだった。

このプログラムに参加するきっかけとなったのは、母の単なる好奇心からだった。
「行ってみたら楽しいんじゃない?」
そんな母の言葉を聞いて私は、絶対に嫌だと思った。
なぜなら、そのプログラムに参加する同級生の中に仲の良い子がいなかったからだ。
しかし、そんな私の思いとは裏腹には母は手続きを進めてしまい、結局出発当日を迎えてしまった。

カリフォルニアに行ってみた結果

めちゃくちゃ楽しかった。
現地の大学でESLの授業を受けたり、カリフォルニアディズニーなどでアメリカをエンジョイしたりと、毎日が楽しくてしょうがなかった。
特に印象に残っているのが、現地大学生との会話だ。現地の大学生とたくさん話をする時間が設けられていた。
私のつたない中学英語を駆使した文章でも、相手が理解してくれるということに感動した。

アメリカの大学に進学したい

当時の私は、航空管制官になることが夢であった。日本では普通の四年生大学で航空関係について学ぶことができる機会は少ないが、アメリカの大学では航空関係の授業が充実している四年制大学がたくさんある。そのため私は、海外大学で航空管制官になるための勉強をしたいと思い始めた。

また、自己肯定感の高い私は、カリフォルニアで自分の英語が通じたことをとても前向きにとらえ、このまま勉強をすれば、海外でも余裕で通用する英語話者になることができるのではないかと考えるようになった。

挫折

やる気だけは十分だったものの、足りないものがたくさんあった。

足りなもの一つ目:英語力

私の英語学習の歴史については他の記事にまとめたいと思っているが、当時の私の英語力は壊滅的だった。高校二年生にしてTOEFL ibt 49点。こんな成績ではどの大学にも出願ができない。高校三年生でIELTS 6.0を取得したものの、他の理由により、出願には至らなかった。

足りないもの二つ目:お金

アメリカの大学の学費は、日本の大学の学費と比べると何倍もする。そのため、経済的な面での不安がかなり大きかった。奨学金をもらうという手もあったが、奨学金をもらことができるほど良い成績もなければ、奨学金をもらったとしても、物価の高いアメリカで授業料以外の面に使う金銭はまだまだ多額であったため、出願を断念。

足りないもの三つ目:運

私が高校生の間に、新型コロナウイルスが蔓延し始め、海外への渡航は困難だった。この状況でアメリカの大学に入学したとしても、オンライン授業になることは目に見えていた。

これらの、大きく分けて三つの足りないものを考慮した結果、両親からの大反対を受け、アメリカ大学正規留学をあきらめざるを得なかった。

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