まつした

30歳までにフルマラソン3時間切りを目指す理系サラリーマン。 ゆるくエッセイを書いてお…

まつした

30歳までにフルマラソン3時間切りを目指す理系サラリーマン。 ゆるくエッセイを書いております。

マガジン

  • 地獄のぜい肉退治~仙台松島往復マラソン~

    極寒の仙台-松島間のランニング珍道中。 体力チャレンジ第一弾。

  • 川崎から熱海まで歩いた話

    24時間ウォーキング第二弾!第一弾よりも大ボリュームでお届けします!

  • オカンの格言のコーナー

    人生の大先輩であるオカンが僕にくれた、ありがたいお言葉を紹介していきます。

  • レーシック手術を受けた話

    裸眼視力0.02の社会人がレーシック手術を受けて人生変わったお話。

  • 街コン潜入大作戦

    新卒彼女無し社会人が人生初の街コンに参戦した体験談を赤裸々に語ります。

最近の記事

外国人にウケた経験

人はみな、ウケを取りたいという気持ちを1%ぐらいは持っているものである。それが実際にウケを狙うという行動に現れるかどうかはまた別として、社会的欲求の一つとして万人に備わっているのだ。と私は考えている。 その気持ちが強い人が芸人になったり、「彼女が欲しいならネタキャラを捨てろ。モテか笑いかどっちかを選べ」と友人にアドバイスされた際、モテを捨てて笑いを選んでしまう私のような悲しいモンスターへと変貌を遂げるのだ。 しかし、笑いを選んだ者にはそれでしか得られない体験もあるものである。

    • トライアスロンに出ました。

      前回の記事からかなり時が経ってしまった。良くないサボり癖というものは頻繁に顔を出すものである。前回はトライアスロンに挑戦してくるぜ!アディオス!的な記事を書いてしまったので、その詳細を書き記しておこうと思う。 準備期間は約半年。急ピッチでの準備と調整には骨が折れ、本番もしんどくはあったがなんだかんだ楽しかったので良かったと思っている。 前日入り まずは京都から伯方島まで約5時間の道のりを運転しなければならない。この時点ですでにレース時間より長いではないか。せっかくの土曜日

      • トライアスロンに出ます。

        来る9月10日、我々はトライアスロンを実行する。 思う存分、競い合おうじゃないか。 という訳で、初めてのトライアスロンまで1週間を切った。というかnote更新をサボったせいであと2日である。 初チャレンジとなるトライアスロン。出場するのは今治伯方島トライアスロンだ。 そう、あの 「は!か!た!の!しお!!」 で有名なあの島である。 気づけば普段から伯方の塩ソングを口ずさむことが増えていたが、大会が終わるとそれも無くなるのかと思うと少し物寂しい。 半年かけてスイム、バ

        • 社会人、中古車を買う

          学生の頃から「いつか車を買うとしたらぜったいにアレ!」という車種と色を決めていた。ある日街中で見かけたスバル車に一目惚れし、いつかスバルユーザー、通称スバリストになりてえなあとボンヤリ誓ったものである。 あ〜、憧れの〜、スバリストにー、なりたいなー、ならなくちゃー、絶対なって〜やるぅ〜♪ というサトシもビックリの字足らずソングを口ずさんでいた。 それから数年経ってもその思いは消えていなかった。だったらやはり買うしかない! 私は「スバリストはキモい」という友人の声を振り切り、

        外国人にウケた経験

        マガジン

        • 地獄のぜい肉退治~仙台松島往復マラソン~
          3本
        • 川崎から熱海まで歩いた話
          6本
        • オカンの格言のコーナー
          4本
        • レーシック手術を受けた話
          3本
        • 街コン潜入大作戦
          3本
        • 仙台から福島まで歩いた話
          4本

        記事

          本日、一年記念日を迎えました。

          え?なんの記念日かって? そりゃあもちろん色恋沙汰に関係するアレだよ。聞かなくても分かってるくせに~! ちょうど一年前は夏休みの最終日。まだまだうだるような暑さが続いていたが、そんな長期休暇を締めくくるにふさわしい出来事だったと思う。 切り出したのは彼女から。今風というべきなのかどうかは定かではないが、告白はLINEだった。僕はまさかそんなことが起こるとも思わず、大学時代の友人たちとオンライン飲み会に興じていた。 思い出話に花を咲かせ、楽しみながらも「明日から会社か…」と

          本日、一年記念日を迎えました。

          フィジーク観戦記〜飯山を訪ねて400km〜

          「まつした君さあ、お盆休みは何するの?」 「友人がボディビルの大会に出るんで応援しに行くんですよー」 「えっ?」 「えっ?」 今年の夏、こんなやりとりを3回はした。 なんでそんな微妙な空気になるんだ??お盆休みにボディビル観戦の予定があることがそんなにおかしいのか?どいつもこいつも鳩が豆鉄砲を食ったような顔しやがって。 しかしそういったやりとりを繰り返す中で薄々感じてはいたが、世間一般にはそれは「おかしい」らしい。いやいや、私は至って普通じゃないか、実際に大会に出る人の方が

          フィジーク観戦記〜飯山を訪ねて400km〜

          コロナに罹りました。

          コロナ禍が始まり早3年。時が経つのは速いねえというオッサン度高めの感想を抱く社会人3年目、緊急事態宣言なんてものは遠い記憶の出来事となり、ヤツは5類へと移行し制限も緩和・撤廃された。街中を歩いてみるとマスクをしている人は半分程度になってきており、以前の日常が戻りつつある。 私はというとすこぶる健康な毎日を送っており、このまま感染せずに逃げ切り濃厚か?と思われたが、不幸にもコロナウイルスに冒されてしまった。周囲の人間が次々と陽性判定や濃厚接触者判定を受ける中、私は包囲網をかいく

          コロナに罹りました。

          「ビビり」と「ビックリしい」の違い

          関西特有の表現だと思うのだが、「~しい」という言い回しがある。語尾の「しい」にアクセントがあり、「~をする傾向が高い人」という意味で使われている。 「いらんことしい」は余計な事をしがちな人。「ええかっこしい」はカッコつけがちな人。いい意味で使われることはほとんど無い。 さて、方言講座はここまでだ。ここからは早速実戦演習に入る事とする。 私はかなりのビックリしいである。誰かにいたずらで驚かされた時、急に肩を叩かれた時、クラクションを鳴らされた時など、必要以上にデカい声を上げて

          「ビビり」と「ビックリしい」の違い

          京都マラソン当日レポート②

           マラソンというのは基本単調な競技であり、我々一般人のレースにハラハラさせるようなデッドヒートは無い。よってただ単に経過報告をしてもつまらないので、レース中に起こった面白いこと(事件簿)を綴っていこうと思う。 事件簿1 : 富士山男 京都マラソンはランナーの安全を確保するという名目で仮装が禁止されている。とは言いつつも本音は京都様お得意の景観を守るためではないのか?「あんたら、京都の町をけったいな格好で走るのはやめておくれやす」てなもんだろう。 そんなお触れが出されていた

          京都マラソン当日レポート②

          京都マラソン当日レポート①

          絶望の雨。 という始まりが京都マラソン2023を表すのに最も適切な言葉だろう。普段だったら絶対二度寝を決め込むような雨が日の出前から地面を叩いていた。 スタート会場のスタジアムに着くや雨は強さを増し、屋根を求めて彷徨うランナー達でどこもかしこも大混雑だ。もう帰りたい。 せっかくの日曜日というのに、大雨の中ノコノコと会場に集ったランナー達全員に賛辞を送りたかった。 「あんたら全員すげえよ、完走出来なくてもここに来ただけですげえよ。」と。 スタートの整列は号砲の30分前に行わ

          京都マラソン当日レポート①

          京都マラソン前日レポート

          さて、2月19日開催の京都マラソンまであと1日となった。 急遽エントリーを決めた3か月前から急ピッチで準備を進めてきた。5年のブランクを埋めるべく、ランニング練習はもちろん減量にも取り組んできた。年末年始を挟んでの減量は本当に辛かった。行きたかった忘年会/新年会も4つは断った。野菜と鶏ささみ肉しか入っていない鍋を食べながら、「なんで俺こんなことしてるんだ…?」と、独り虚しさを吐き出した金曜日の夜をいくつも超えてきた。 その甲斐あってか何とか目標の4kg減を達成できた。 上が

          京都マラソン前日レポート

          トレーニー必見!バレンタインチョコの断り方

          バレンタインの空気が漂う如月。街を歩くとどこもかしこもチョコレートの誘惑が口を開け、我々一般大衆を飲み込もうと待ち構えている。 しかし減量中の人間はもちろん彼らに打ち勝つことが宿命だ。クリスマスに始まり、年末年始でピークを迎える食の誘惑。それらを乗り越えてきた減量人に立ちはだかる最後の壁、それがバレンタインだ。 自らその壁を打ち破ることはある程度簡単なのだが、問題なのは親しい人が絡んだ時である。 それが恋人なのか、親なのか、はたまた職場や学校の人なのかは人それぞれだろうが、

          トレーニー必見!バレンタインチョコの断り方

          この世で一番笑った文

          「水虫といえばたいがいオッサンの持病であり、それにかかると脂足に甚だしい異臭を放ち、その靴および靴下は、家族の間では汚物とみなされるという恐ろしい病気である。」 さくらももこさんのエッセイ、「もものかんづめ」冒頭の一文である。高校生で水虫に罹患した悲劇を綴った話なのだが、こんなにおもしろい書き出しがあるだろうか。小学5年生の私はこの一文で腹を抱えて笑い、そして衝撃を受けた。 「文字だけでこんなに笑えることってあるのか!」 それまで笑うコンテンツといえば、コロコロコミック

          この世で一番笑った文

          人生で初めてのツッコミ

          今でこそ自称ツッコミ芸人として生きているが、何事においてもその始まりを探る事は大切である。温故知新っていうでしょう? ちなみにツッコミ芸人としての活動を記した記事は過去に書いた。 さて、私のルーツを探るため、記憶に残る最初のツッコミが何だったのかを回顧してみた。 恐らく小学3年生か4年生の時だったと思う。長い長い1学期を終え、ようやく訪れた夏休み。しかし夏休みというオアシスにもれなくついてくるあいつ。宿題。 宿題 こんなことに大見出しを使って申し訳ない。でもこれって本当に

          人生で初めてのツッコミ

          関西弁への幻想 その2

          メディアやSNSの影響もあり、よく使われる関西弁や、関西でしか意味の通じない言葉はだいたい飽和している。 「マクド」を筆頭として、「なおす」を「片付ける」の意味で使うなど、もうどこかで聞いたことのある言葉ばかりではないだろうか。だが、それは方言を矯正する必要が無いという地方民が受ける恩恵でもある。 関西を離れて東北へ向かうにあたり、私もそのあたりは心得ていたので、コミュニケーションに困ることは無いだろうと高を括っていた。 だが、ミスコミュニケーションは東北入り初日に起きた。

          関西弁への幻想 その2

          関西弁への幻想

          生まれてから大学進学までの約20年間を大阪で過ごした私はれっきとした大阪弁ネイティブだ。両親ともに関西出身なので、変に標準語が混ざったりもしていないサラブレッドと言えるだろう。もし関西人がペットとして飼われる時代が来たら間違いなく私には血統書が付く。そんなSF的な未来が来てもいいんじゃなーい?世にも奇妙な物語とかでやってくれないかしら。最初にアイデアを出したのはこの私ですよ! さて、そんな歪んだ自尊心を抱いている私であるが、初めて自身が血統書付きであると認識したのは大学に進

          関西弁への幻想