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私が自死を諦めた日。

昨日のこと。些細なことで彼氏と意見が食い違った。

私は怒られることに恐怖を感じること、相手が怒っていなくても怒られていると感じてしまうことを知っている彼は、「怒っている訳じゃないんだよ」と私を優しく諭す。

最近、このようなことが度々起きる。彼はいつも私は悪くないよと言って、次はどうしたら良くなるかの提案をしてくれる。

この前は、彼がトイレに行っている間に私は家を飛び出した。その時は、衝動で、上着以外は何も持たずに出てきてしまった。そこらへんをブラブラしていると、近くの公園を探しに行っていた彼に見つかった。

彼の目を直視できず俯いていると、「心配したんだよ。これからは携帯だけは持っていって、約束ね。」とだけ言われた。

そんなこんなで私にはいつも一番近くで私を見守ってくれている人がいるのだが、昨日は、少しずつ積み重なっていた彼に対する罪悪感が私の中で爆発した。

ごめんね、と彼に言うと、いろんなごめんが溢れ出した。

彼に申し訳ない気持ち、こんなに愛してくれている人を傷つけてしまっている自分に失望した。

もう無理、辛い、苦しい、しんどい、知っている限りの言葉を吐き出し、最後に「あなたが悲しむから言ってないだけで、死にたいって今でもずっと考えちゃう」「もう寝る」と言い席を立った。

彼は、何か考えているのか、少しの間動かなかった。

私は先に布団に入る。彼は歯磨きを済まし、私に布団に入ってもいいか尋ねた。

その後、泣いていたから、あまり詳しくは覚えていないが、というかそういう体にしておくが、そこで私はある約束を彼氏と交わした。

”絶対に自分から死ぬことはしないこと”

今までは、死ぬことを考えることは私の中で一つの逃げ道であり手段であった。
それゆえ、簡単に分かった、約束するなんて言えなかった。

しかし、長所を聞かれるとポジティブ思考を挙げ、私が泣いているとおちゃらけて笑わせてくれる、大好きな彼が、泣きながら、思いを話してくれて、

この人のために私は強くならなくちゃいけないと思った。

この人ともっといろんなことをして笑っていたい、そのために生きなくちゃって思った。

私は、生きる。

死ぬことで私から逃げたかった私を、私のままがいいと受け入れてくれる人と共に生きていく。

私は私からもう逃げない。








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