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進む道で迷ったら、誰と一緒にやるかを思い出してほしい

このnoteは、週明けにメンバーに対して発信している内容となっています。可能な限りそのままの形で残しているので、読んでいる方は、弊社のメンバーになったつもりで読んでみてください。備忘録的な役割はあるものの、同じようなリーダー、経営者にとって少しでも役に立つことができればと思っています。

ここから本題です。

第14期総会、お疲れ様でした。初めての開催でしたが、段取りも司会進行も良く、とても有意義な時間になりました。改めて感謝を伝えたいと思います。ありがとうございます。

2023年9月15日 14期総会の集合写真

さて、今週の注目バリューは「リソースを言い訳にしない」と「教え合う文化」の2つにします。1つの方が集中できるという声はありましたが、今回は2つにさせてください。

弊社ではバリュー浸透プロジェクトを実施中です。

前期の第四Qから今期の第一Qに入り、終わったもの、終わってないもの、仕掛け始めたもの、これからのものなど、さまざまなものが山積し、混乱している部分もあると思います。役員の二人にもこれまでとは違った視点を持つようにとオファーもしていて、まさに脳内含めてリソース不足な時期だと思っています。

もちろん必要に応じて、採用、外部への応援の依頼は行いますが「忙しい=リソース不足」と考えるのは危険です。

わかりやすいので一例を挙げると、⚫︎⚫︎⚫︎⚫︎を大量に作らなければいけないというタスクがありました。結果的に時間内に終わっていれば正解ではありますが、エクセルを少しうまく使えば、瞬時に終わった可能性もあります。(私が最近目についたことなので一例として挙げさせてもらいました。ことさら点の批判ではありません)

業務の効率化はchat GPTだけでなく、エクセルやスプレッドシートをもっと賢く使うことだったりしますし、そもそもの業務フローを見直すことかもしれません。

「忙しい=リソース不足」と、一方的な側面から判断するのではなく、なぜ今、忙しいのか、重要度と緊急度は分けているのか、もっと効率の良い方法はないのかなど、目の前のことを360度で考える癖をつけてほしいと思っています。一度、思い切って進まないタスクリストを全部消す。なんてこともありかもしれません。私は昔、よくやってました。

参考:重要と緊急のマトリックス
https://teamhackers.io/what-is-the-importance-and-urgency-matrix/

これに加えて、「教え合う文化」です。以前「知らないことを知らないというのは恥ずかしいことではない」ということを伝えたかと思いますが、それに近い話しで、「教えて」「知りたい」「助けて」という発信があってこそ教え合うことが成り立つ部分もあります。

リソース不足の時に、自分で抱え込まずに、助けを求める、知恵を求める。こういったところから身近にしていくのはどうでしょうか。

「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」という言葉があるように、人は、聞くことを極端に嫌います。残念ながら、年齢を重ねれば重ねるほど、嫌がる生き物です。年齢を重ねたみなさん、どうでしょうか。私はこれでもかなり意識して知らない時に知らないと言っています。たぶん、知ったかぶりしてしまっていることはまだまだあります。

もちろん、知ったかぶりをして自分で知る努力をして自分のものにすることは否定しませんが、会社の文化として、積極的に困ったことは発信するから教え合うことが当たり前になる文化をつくっていきたいと思っています。

ただし、一昔前「ググレカス」という言葉が話題になりましたが、これはまさにその通りで、自分で調べる癖は重要です。わからないことを瞬時にわからない!と発するのではなく、一定の部分までは調べ、実施してみたがうまくいかない。助けてほしい、教えてほしいという流れです。

なんでかんでも困った!助けて!(なにも努力をしていないのに)とはならないように気をつけましょう。

最後に。あなたが一人で解決できず、ずっと時間がかかっていることが、誰かに相談したら瞬時に解決できるかもしれない。これは個人の満足度の問題ではなく、時間とお金の問題です。あなたにとっては支障がないと思っていることが、実は会社から見た時に不利益を被っているかもしれません。改めて、そんな視点でも考えてみてもらえたら嬉しく思います。

さて、今回の話しは「進む道で迷ったら、誰と一緒にやるかを思い出してほしい」です。

私の経歴を知っている人も多いので繰り返しになりますが、私は20代に5社を経験して、5社目のマンションリサーチで入社10年を迎えることができました。

物流商社(2年) → 制作会社(1年) → ネットショップコンサル(1年) → フリーター(2年) → 帰国子女向け学習塾(1年) → マンションリサーチ(10年)内、グループ会社(3年)

こんな感じです。

私の経歴に興味がある人は、ランチでも夜でも酒の肴にでもしましょう。

いろいろ端折りますが、フリーター時代にマンションリサーチと出会い、仕事を手伝わせてもらい、転職した1年半後に山田敏碁さん(創業者)に声をかけられ出戻ってきました。

語弊があるかもしれませんが、マンションリサーチという会社にはそれほど興味がなかったのが本音です。山田敏碁さんに対するリスペクトはありましたが、不動産業界にいた人間でもなく、不動産業界を変えたい、インパクトを残したいなんて考えたこともなく、それまでの人生はどちらかというと「自分はなにがしたい」のかを優先して道を選んできました。

声をかけてもらったのが27歳の時。

当時、給料が上がる訳でもなく、在籍していた会社よりも歴史は短く、自分自身が詳しい業界でもない。リスクだけで考えれば、「高」です。

活字にしてみると、選択する余地がないですよね。笑
恥ずかしながら即答できず、一晩考える時間をもらったことを覚えています。

本当に一晩考えました。7年間の社会人人生を振り返り、そこで気が付いたのが、今まで自分は「なにがやりたいか」で生きてきたということでした。

今、目の前に現れている選択肢は「なにがやりたい」ではなく「この人に賭けられるか」という新しい選択肢。

まだ年齢も若かったということもあり、チャレンジングなことができるのも若いうち!と自分に言い聞かせ「人に賭ける」という選択を取りました。

深い根拠はありませんでした。マリサでアルバイトをさせてもらっていた時に人柄や考え方については理解していたので、それを基に意思決定したという感じです。

しかも、どちらかというと山田敏碁さんは、自分とは真反対なタイプだったので、あえて線引きをするのであれば、居心地は悪かったと思います。

ただし「人として絶対に最後まで逃げない人」という直感と「頑張っている人をバカにしない人」という印象は抱いていました。だからこそ賭けることができたのかもしれません。

そんなところから私のマリサ人生がスタートし、今に至ります。

結果論かもしれませんが、あの時、人に賭けてみようと思っていなければ今の私はありません。

ちなみに、入社初日に「月間売上300万円を600万円にしてほしい。そうしなければ会社が1年持たない」と、宣告されたことは今でも忘れません。もしできなくても生き残る術は他に考えていたのでしょうが、私としてはなかなかスリリングなスタートでした。(というか、はっ?とキレた記憶があります。笑)

もちろん、やりたいことをやるのを否定するわけでも、転職を勧めているわけでもありません。この先、自身が道に迷った時、新しい選択肢が増えた時、この話しが少しでも参考になれば嬉しく思いますし、むしろ、みなさんが誰かから選択される人になってほしいな(私もいつかそうなりたい)と思い、書かせてもらいました。

今週もよろしくお願いします。

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