見えないトラウマちゃん
今日も引き続き、PSSの研修を受けた。
先生:「なんでか分からないけど、何度も自分の頭を流れてくる映像ってありますか?それってトラウマなのかもしれません。」
トラウマって自分で認識している方が珍しい。というか、日本が遅れていて、目に見えないトラウマへの対処法がまだあまり出回っていないのだそう。とにかく、トラウマを持っていることは全く珍しいことではなく、普通に生きてきたら一つや二つ持っているそう。「トラウマ」ってそんなに意識してなかったけど、目を向けてみると結構深刻な問題なんだなーと実感。
そしてトラウマで最も大事なことは「思い出すこと」
よく「寝た子は起こすな」理論でせっかく辛いことを忘れたのにそれを思い出させることはいかがなものかという人が東日本の時にもあったそうなんだけど、トラウマって寝かせれば寝かせるほど、心の奥まで侵食して自分ではどうすることもできなくなっちゃうんだって。怖いわな。
だから思い出すためにやるのがPSS。いろんな年齢を対象にしたPSSの手法があるけど、今回は小学生を対象にPSSを行う事業だから小学生向けのワークショップをしてみることに。
まずは写真言語法。30枚くらいあるランダムな写真から、好きな写真を一枚選んで「なぜそれを選んだのか」語り合う。それが終わるとトーキングバブルというらしいのだけど、写真に写っている人やものになりきってセリフを考える。その次は写真を2枚にしてストーリーを作る。そして最後に4枚写真を選んで起承転結を作る。これが写真言語法。
次にやるのがお絵描き。お題は、「忘れられないあの日」
自分のトラウマに向き合う最初の段階。大人6人で真剣にお絵描きをした。そして1人ずつ発表していく。
ある人は後ろから車で激突された話、ある人はジョーズの映画が怖すぎて水が怖くなった話、ある人は暴力や言葉で傷ついてしまった話。
そして次に行ったのが「針金法」
自分の人生を針金で表してみようということで、生まれた時からの運気の上がり方とかを針金で表した。私のはこんな感じ
針金にその時を表す粘土をくっつけていいらしく、デコってみた。0歳から20歳の人生を表してるけど、ちょっと激しすぎ?でもまいっか。ということでこうなった理由も全てみんなに発表。こんなに自分の話聞いてもらえる機会ないからスッキリしたー!
そのあとは「理想の街」ということでみんなでジオラマを作りました。いい大人が笑い転げてジオラマを作るのはなんだか新鮮で、楽しくて、いい思い出になったな。写真を撮るのを忘れたので、昼に食べた八番ラーメンでも貼っとくか。
まだ泊まってるところにガスが通ってないのでみんな自炊しないのよね〜お金が消えていくのと偏った生活。まあいつもの飲んだくれている日々よりもいいか!
能登に来て三日目。毎日が刺激の日々。明日はワークショップもあるのでまた車でゆらゆら北上します。変わらない建物、崩れたビル。行けば行くほど当たり前になりそうだけど、当たり前にしたくない。毎回しっかりこの目で、見ておこう。
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