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【要点まとめ】『3歳までに絶対やるべき幼児教育 - 頭のいい子に育てる』

現役保育士・日本語教師オススメ本
『3歳までに絶対やるべき幼児教育 - 頭のいい子に育てる』

仕事柄、教育関係の本をよく読みます。
これは使える!と思ったポイント、ご家庭でも実践しやすいポイントなど、まとめてシェアしていこうと思います。
「本を読みたいけどなかなか時間が取れない!」というお父さん、お母さんの参考になれば嬉しいです♪

著者:佐藤亮子さんとは?

息子さん3人、娘さん1人、4人のお子さん全員を東大理Ⅲに合格させた有名なお母様。その教育法を執筆、講演等の活動をしたり、テレビ出演もしておられます。

「佐藤式」幼児からの教育法

この本を読んで参考になった点

  • 3歳までに絵本1万冊、童謡1万曲

  • 習い事は、勉強系・芸術系・運動系の3つを

  • 幼児期から英語を習わせるよりも、まずはしっかり母語(日本語)を
    →日本で暮らしている場合、外国語よりも先に日本語の基礎を作り、深い思索をできるように育てることが、のちのち英語を話せるためにも必要

  • 幼児期に習うことが、10年後、20年後に使えるとは限らない
    →たくさん習わせるより、まずは小学校入学前にしっかり平仮名&カタカナ読み書き・1桁の計算・九九を

  • 絵本・童謡・ジグソーパズル・トランプ・折り紙・工作・あやとりなど、刺激は強くないが、深く考える必要がある遊びに没頭させる

1番重要だと思った点

  • 母親の価値観が絶対でないことを伝える

この点は、3歳からの幼児期、というより、もう少し先の小中学生に成長した頃に重要な点になると思いますが、佐藤さんはこの本の中でこう書かれています。

子どもたちが小中学生ぐらいになったときに、「ママは本や新聞から得た情報や、人から聞いた情報、何十年間の経験をもとに意見を熟成させて、正しいと思うことを言っている」と伝えたうえで、次のように説明しました。  「ママの意見が世の中で一番正しいとは思っていない。他に正しい意見があるかもしれない。だから、みんなは 20歳になったら、それぞれがママの意見を 1回批判的に考えてみてほしい。子どもは、親の考えを無批判に正しいと思いがちだけど、それは、これからを生きていく人間としては非常に危険。一度、どっぷり浸って育った親という環境をまず否定してみる作業が必要だから、ママの意見を精査してみて、それは違うと思うものがあったら遠慮なくママに言ってほしい。ママも自分の考えを再考したいから」

佐藤亮子「3歳までに絶対やるべき幼児教育ー頭のいい子に育てる」

この視点はとても重要です。
まず子育てをする上での大前提として、子どもと自分は別の人間であると言うこと。
小さい頃は親の影響で物の見方や考え方の基礎づくりをしますが、大きくなるにつれて、子ども本人の価値観や見方が育ってきます。
親と違う視点を否定せず、1人の人間同士として、価値観を認め合うことが、幼児期を経て思春期、それから青年期に向かっていく子どもたちにとって、大きく自己肯定感を育むポイントになるかと。

無理のない範囲で!
保育士が提案する実践ポイント!

まず大前提に、この本を書かれた佐藤さんは専業主婦だということがあります。
現代は夫婦共に働き、帰宅後、子どもの寝かしつけまでワンオペで育児をする家庭も少なくありません。
その中でこの佐藤家のようなみっちりしっかりした家庭教育ができるかというと、なかなかハードルは高いなと感じました。
特に「3歳までに1万冊読まないと…」と思うとプレッシャーになりますよね。

確かに本の読み聞かせや童謡を歌ってきかせる活動は、とても良いです。幼児教育の中でも欠かせないものです。
ただ、お母さんお父さんのプレッシャーにならない無理のない範囲で行うのが一番!です。

  • 1日1冊、寝る前に本を読む

  • 保育園に行く車内で童謡を流す

  • お風呂やリビングルームに、ひらがな・カタカナ表を貼る

  • 週末は音を消す時間をつくって、一緒にパズルやボードゲームを楽しむ

など、無理のない範囲でも、十分効果的だと思います◎

佐藤家の教育法を詳しく読みたい方はこちら↓↓

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