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”隣の芝生が青く見える”状態から抜け出す方法

はじめに

noteに足を踏み入れていただきありがとうございます!カンリーの林です。
(はじめましての方、カンリー公式noteもあります。良ければご一読ください!)

今回はキャリア(特に転職)における”隣の芝生が青く見える状態”からどうやって脱却するかについて言語化します。

ー”隣の芝は青い”とはー
自分のものより、他人のもののほうが良く見えということ意味する表現より一般的には「隣の芝生は青い」という。

weblio辞書

シンプルにいうと”他の会社の方がよく見える状態とどう向き合っていくのか”という話です。
脱却すると書きましたが、脱却することが正しい訳ではありません。あくまでも選択肢として”自分の中に問いを持つこと”の一助になれば幸いです。

転職市場に長く関わり、そして転職した今だからこそ、この考え方ができる人は強い!と感じたことを赤裸々に伝えます。

ちょっとした時間で見れるようせっかくなので10分で読めるようにまとめてみました。よければお付き合いください!

寝る前の動画1本分の時間にも満たない時間です

実際に隣の芝生に移った時に起こること

早速ですがこのnoteを見ていただいている方は”転職”ってしたことありますか?もしくは”転職活動”をしたことがありますか?

どういう状況にしろ、何かしら自分自身の状況を変えたい!と考えた人の選択肢としては誰もが検討するものだと思います。
それが年収かもしれませんし、仕事内容かもしれません。上司や周りとの人間関係も選びづらいので大きな理由になり得ます。

実際に私も転職したからこそ言えるのですが、何かを変えたいと思って環境を変えてみて、”変わった部分もあれば、変わらなかった部分もありませんか?”

もっと言うと”実はこの部分は前の会社のほうがよかった”とかありませんか?

良くなった悪くなったということは、環境を変えれば当然、多かれ少なかれあると思います。でも最初は変えたくて変えたくて仕方なくて、楽しそうに働いている人を見て自分も考えてみて動くのだと思います。

この時に、自分ではきっとわかっているものの”隣の芝生は青い”状態になります。「あーいいなぁ」とか、「こっちの方が活躍できそう!」とか、この隣の芝生が青くなる問題はいつでも起こり得ることなので、めちゃくちゃ厄介です。

隣の芝生は”一見すると”青いです

隣の芝生に潜む厄介なこと

この”隣の芝生は青い”ですが、基本的には”隣の芝は「一見すると」青い”と読み解いていただいた方が正しいと思います。

当然企業も”人が欲しい訳ですから、出来るだけ青く”してきます。

それが実は農薬散布しまくってるから青いだけで、芝生の健康状態はそこまで良くなかったり、実は土の中に、わけわからん生き物が潜んでたりします。

結局のところ、芝生は踏みいれてみないとわからなくて、
実際に仕事も、やってみないとわからない部分がどうしても発生します。

また、会社も時代や人と共に変化していく生き物なので、最初は良くても”上司や仕事内容が変わること”は全然あり得ます

ただその度に環境を変えてしまうと中長期的には選択肢が狭まる可能性も視野に入れておく必要があります。

当然会社は、自分の会社には長く勤めてもらいたいと思ってます。

例えばですが、1人当たりの採用コスト。少し古いデータですが、2020年で約103万円です。(参考:就職白書2020
その人に支払う年収や研修の人権費、諸々含めたら100万円じゃあ収まりきらず、数百万円〜、人によっては1,000万円〜規模になります。最低でも数百万円かけたのにすぐ辞められたら困ります。

職歴として転職回数や勤続年数が短いと不利になりやすいなんて話も、企業によってはあったりしますが、会社も真剣に採用してるので参考指標として見られることは十分に考えられます。

どちらにせよ隣の芝生はいつも青いので、続ける選択肢も、辞める選択肢も持った上で、どう向き合うのかが重要になります。

隣の芝生が青い状態から脱却した人

では改めてですが、あえて、隣の芝生は青い状態から脱却している人はどういう人なのか?

これを一言で表現すると”つくる側に回ったことがある人”です。

自身のキャリアにおいて、”つくってきた”経験をしている人はめちゃくちゃ強いです。この”つくる”という経験をどれだけできたのか?が脱却の鍵を持ってます。

社会人になると最初は基本的に”選ぶ”というカードを手札として持ってます。

今の環境か、違う環境かを”選択”する手札を持っている

この”選ぶ”というカードを行使するタイミングが、いわゆる転職するタイミングです。今の会社ではなく他の会社を選ぶということです。

重ねてになりますが社会人になると最初は誰しもこの”選ぶ”というカードしかないんです。なのでついつい”選ぶ”というカードを行使します。

ただ”選べる状況”なんてすごく素敵な、とても貴重なことです。意味なく使い続けてしまうとこの”選ぶ”というカードは経験や年齢と共に行使しにくくなります。

最終的には”選ぶ”というカードがいつのまにか自分や環境の中で”受け入れる”というカードに変わり、使えなくなります。

不満があっても折り合いをつけるという道です。

これが良い悪いという話ではなく、隣の芝生が青くて移りたくても移れない状況に”知らない間になってしまっているのは非常に勿体無い”です。

ただ、ここで”つくる”というカードを持っているとします。
”選ぶ”というカードと”作る”というカードです。この”つくる”カードを持っている人は当然、選択肢が多いので有利ですよね。

毎回”選ぶ”のではなく、無ければ、気に入らないのであれば、”つくればいい”と考えられる人はめちゃくちゃ強いです。

もし、お金を自ら生み出せることを経験しているとしたら、給料が高い会社を選ぶという方法以外に、自分で会社でも立ち上げて稼ごうと考えられます

上司との関係が悪いから他の会社に行くという選択肢しかない人が、上司や人間関係を自ら変えた経験を持っていれば、現職の状況を変えに行くというチャレンジが出来ます

それだけ自分のキャリアに”つくる”という選択肢がある人は強いです。

つくったことがある人には選択肢に余裕が生まれます

自分はつくる側に回れているのか?

掲題のような隣の芝生が青い状態から脱している人は、

自分が主体となって芝生を”青くできる”と信じられている人

だと思います。

それが”つくる”という経験の有無です。車も乗るのは楽しいけど作るのは大変です。道も歩くのは簡単かもしれないけど作るのは大変です。

だからこそ

自分がつくる側に回れているか?

という問いが重要になってきます。

そしてつくるという経験がしやすいのは、わかりやすく言うと比較的規模の小さいベンチャー企業などの環境です。

ルールも何もないのでルールをつくるところから始まります。
サービスを誰に売るのか?どんなサービスにするのか?から考えます。考えるということが”つくる側に回るために重要なポイントになってきます。

どう組織を作っていったか?どう売上を作ったのか?どう会社を成長させたのか?この経験は大変だからこそ価値があります。

ただ、ここで、あえて言いますが規模は関係ないです。


せっかく自分がつくる側に回れるチャンスがあっても、やらない人はたくさんいます。

ベンチャーでも主体的に動かなければ意味ないですし、
大きな会社でも、当事者としてつくれるものはたくさんあります

もし自分自身が今、つくる側に回れていないとしたら、小さなことでもいいからつくる側のチャンスを逃さないほうがいいです。

”つくる”経験が出来ている人のほうが選択肢として余裕も生まれますし、”つくる”に価値を見出している人はどんどん主体的に仕事をとりに行けます。

だからこそ、選ぶのではなくてつくる経験をどんどん貯めて、そしてその経験と自信を持って、芝生がどんな色をしていても、青くしていけると信じられる状態が、脱却するための唯一の方法なのではないかと、実感しています。

”つくる”という選択肢を持っている人は強いです。だからこそ仕事は「主体的に」やっていきたいですね。

さいごに

キャリアを主体的につくる。そして隣の芝生が青く見える状態からの脱却についてですがいかがでしたでしょうか。

今までお世話になった人に向けての気づきの機会提供です。(noteを書き始めた背景、経緯はこちらです。)

また、この”つくる”というカードを持ちたい方、ぜひ一度話しましょう
人生は1回しかないですし、仕事に全力投球できる時間も異なります。

立ち上げから今に至るまで、実際につくる側に回った時の大変さ、しんどさ、楽しさ、たくさん会話できることがあると思うのでぜひ!

今日も明日も未来の誰かのためにつくっていきたいと思っているので情報交換しましょう!

他にも事業づくりや組織づくりの観点でnoteを出していきますので引き続きよろしくお願い申し上げます。

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