私は気づけなかった、そこは後悔しない【自閉症・ADHD子育て】
自閉症スペクトラム、ADHDの小6息子を育てています。
何回か書いていますが、3年生の時に二次障害になり、4年生の2学期で支援級に転学(学校内に支援級がなかったため転校)しました。
子どもの変化に私は当時全く気づかず、転学して息子が自分を取り戻してやっと、息子が二次障害だったかもしれなかったことに気付きました。
6年生になり息子はさらに落ち着いて、驚くほど成長をして色々なことができるようになり、当時の息子の様子をすっかり忘れていたのですが、
この前たまたま携帯のメモをずっと遡って読み返していた時に、小学校一年生の時からの担任の先生や通級の先生、心理士の先生に言われた言葉を書いたメモが出てきて、そこには当時の息子の悲痛な叫びがありました。
当時はよく、授業中に息子は叫んでいました。(本当に文字通り「叫び」ですね)
その話を先生から聞いても、当時は「そうなんですね…」くらいにしか思っていませんでした。
家でもよく叫んでいたので、それが普通のことだと思っていたんです。
今、私が支援に入っているクラスで叫んでいる子はいません…。
もしクラスで誰かが叫んでいたら、限界のサインだな、と今なら思います。
息子も今は全く叫んだりしません。
そのメモを見て、3年生になる前からも息子はSOSを発していたんじゃないか…と愕然としました。
しかし…
部屋の片付けをライフオーガナイザーさんの手を借りてやっていたら、
転学する前の、低学年の時の学習プリントがたくさん出てきました。
国語の作文や道徳や生活科など、表紙をつけてきちんと綴じてあるものです。
宿題のプリントなどと違ってきちんと綴じてあったので捨てづらかったんだと思います。
それを見ると、どのプリントもきちんと書いてありました。
頑張って、書いてありました。
息子が頑張って書いている姿が目に浮かびました。
それを見たら、
あーやっぱり気づかなかったよな
と思いました。
学校の勉強はしっかりやれている、苦手なことも多いけど、頑張ろうとしている、このまま頑張ってほしい。
そう思ったんだよな。
二次障害が一番よくない、なんてことは分かっています。
でも、なんでもっと早く気づかなかったんだとか、なんでもっと早く転学させなかったんだとか自分を責めてもしょうがないし、頑張っている息子に期待していたんだと自分で納得したから、これからも後悔しないでいたいと思います。
それよりもこれから中学生、そしてその先が大事です。
息子の変化をすぐに察知して、息子にとってよい環境はなにか考えたいと思います。
発達サポーター&小学校支援員です。コーチングセッション、発達凸凹ちゃんのご相談にも乗っています。(4月からしばらくお休みしますので3月中にお願いします)
公式LINEからご連絡ください。
居場所活動で子どもたちへ配る飲み物やおやつの材料を買わせていただきます!