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教師の名言・格言 その14    「鉛筆の先から煙が出るぐらいの速さで文を書かせる」

教職についていると出会ったり、浮かんだりする言葉があります。それらを自分なりに名言・格言としてみました。

No.020 「鉛筆の先から煙が出るぐらいの速さで文を書かせる」

この名言は、有田和正先生の著作から学んだ言葉である。
まず、自分の思いを文にする。
その時には漢字を書かなくてもよい。
自分の中にある思いを表出することが大切である。
という教えである。
文のねじれや漢字などは、後から修正すれば済む。
大切なのは、
「どれだけ多くの考えや思いをその時に出せるか。」
である。
この言葉を知ってから、子どもにどんどん文を書かせるようになった。
それでも最初、子どもはなかなか書けない。
しかし、子どもはすぐに書くことに「慣れ」てくる。
「継続は、力なり。」
やはり続けなければいけない。
これは、「書く」という訓練。
以前にも書いたが、「量」をこなしていくのである。
子どもは、このように訓練し、「量」をこなすことで能力がどんどんと向上していく。
そういった方法をどれだけ知っているかが、教師としての力量にもつながる。
また、子どもや保護者への「趣意説明」にもなる。
根拠を経験から示すことも大事だが、理論や知識を書籍や講演、講習から得ることも大事である。
教師修業は、奥深い。

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