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小学校の教員として勤務し、定年を迎えた後も再任用教諭として、毎日子どもたちとともに教員…

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小学校の教員として勤務し、定年を迎えた後も再任用教諭として、毎日子どもたちとともに教員生活を送っています。 40年間の教員生活のの中で思ったことや感じたこと、学んだことをこのnoteというメディアに載せていければと思います。

最近の記事

きょうしの名言・格言 その35    No.041 「算数の学習はすべてが積み重ね」

No.041 「算数の学習はすべてが積み重ね」 当たり前と言えば当たり前。 学習はすべてが積み重ね。 算数の学習は特に分かりやすい。 「図形」領域でみてみよう。 長方形や正方形の面積は、1㎠の数を数えることで理解する。 4年生の学習である。 5年生では、三角形や平行四辺形、台形、ひし形の面積を求める。 ここで、4年生の長方形や正方形の面積が土台となる。 三角形を切ったり貼ったりして長方形や正方形に形を変えて面積を求める。 ここで、いろんな考え方ができるのが大切。 最終的には

    • 教師の名言・格言 その34     No.040 「1学期の最初の三日で顔と名前を覚える」

      No.040 「1学期の最初の三日で顔と名前を覚える」 小学校の教師になり、学級担任になる。 さて、まず何をしようか。 当然、自分のクラスの子どものことを知っておかないといけない。 4月1日から何年何組の担任になり、どんな子どもを受け持つのかが分かる。 始業式当日。 初めて出会う子どもたち。 2年目の学年の持ちあがりで、ほとんどの子どもの顔と名前を知っている子どもたち。 どちらにせよ、三日以内に顔と名前は覚えよう。 特に名前。 名字もそうだが、名前が曲者。 最近は、キラキラ

      • 教師の名言・格言 その33     No.039 「見えない心も服装や顔、目でわかる」

        No.039 「見えない心も服装や顔、目でわかる」 No.038で「心の乱れは、服装で」を書いたが、普段の生活からでもその時々の心の状態が分かる。 いくつかの例を挙げよう。 まず、靴箱やロッカーの中のランドセル。 下靴や上靴がきちんと入っているかどうか。 ランドセルがしっかりと入っているかどうか。 普段からきちんと揃って入っていない子どもは、生活面で「ザツ」な子どもが多い。 普段、しっかり入れている子どもが斜めに入っていたり、浅く入っていたりする時は、何かあるとみてよい。 次

        • 教師の名言・格言 その32       No.038 「心の乱れは、服装に表れる」

          No.038 「心の乱れは、服装に表れる」 中学生のころ(今から約50年程前の1970年代)、やたらと校則が厳しかった。 理由としてルールの守れない生徒が多いので、校則を提示することで指導しやすくするからというもの。 その頃は、校内が荒れ、生徒への指導もなかなか入らない時代だった。 校内暴力が連日取り上げられ、同級生、対教師への暴力もあった。 生徒への指導は、校則を示すことで指導しやすい。 あいまいな校則だとその隙間に便乗し、自分で好き勝手に解釈し、破ってしまう。 中学生だ

        きょうしの名言・格言 その35    No.041 「算数の学習はすべてが積み重ね」

        • 教師の名言・格言 その34     No.040 「1学期の最初の三日で顔と名前を覚える」

        • 教師の名言・格言 その33     No.039 「見えない心も服装や顔、目でわかる」

        • 教師の名言・格言 その32       No.038 「心の乱れは、服装に表れる」

          教師の名言・格言 その31     No.037 「形から入ることこそ、その道への第一歩」

          No.037 「形から入ることこそ、その道への第一歩」 中学生の時、音楽の授業でギターを学んだ。 面白くてギターを弾きたいと思った。 親にギターが欲しいとねだった。 ギターはピン切り。高いものはものすごく高い。 安いものは、おもちゃのようなものがある。 親は、自分の息子のことをよく知っていたのだろう。 「これにのめりこむと勉強をしなくなる。」と。 そこで、父親が自分の友だちからいらないからと一本の白いギターをもらってきた。 この白いギターが曲者であった。 当然、最初は喜んで

          教師の名言・格言 その31     No.037 「形から入ることこそ、その道への第一歩」

          教師の名言・格言  その30      No.036 「感謝の言葉『ありがとう』を伝える」

          No.036 「感謝の言葉『ありがとう』を伝える」 感謝の心を持つ。 いつも。 だれに対しても。 なかなかできることではない。 けれど、ある勤務校での校長先生が、絶えず発していた言葉。 子どもに対して、職員に対して、地域の方々に対して。 それが、何気なくスッと出るのである。 それを聞いた時の子どもたちの顔は、とうぜん笑顔。 校長先生から「ありがとう」と言われるのである。 嬉しくなる。 職員もそう。 教師だけでなく、用務員さんや調理員さんに対しても。 この「ありがとう」という

          教師の名言・格言  その30      No.036 「感謝の言葉『ありがとう』を伝える」

          教師の名言・格言  その29     No.035 「社会科や算数、理科でこそ国語辞典を使うべき」

          No.035 「社会科や算数、理科でこそ国語辞典を使うべき」 国語辞典は、どんどん使わせなければならない。 今の時代、スマホやタブレット、パソコンでネットにつなぐとすぐに知りたい言葉や語句、語彙などが調べられる。 しかし、あえて紙媒体の国語辞典を使わせたい。 国語では、物語文や説明文での言葉は言うまでもない。 それ以上に社会科や算数、理科である。 これらの教科の中には、難しい言葉、専門の言葉が結構ある。 また、知っているようで定義として知っておくのも大切な言葉もある。 例を

          教師の名言・格言  その29     No.035 「社会科や算数、理科でこそ国語辞典を使うべき」

          教師の名言・格言  その28      No.034 「スラスラと音読させることが、読み取りの基本」

          No.034 「スラスラと音読させることが、読み取りの基本」 とにかく読ませる。 国語の基本。 新任2,3年は漠然と本読みをさせていた。 意図することなく。 しかし、何度も何度も読ませた物語文では、子どもたちの物語の読み取りは、しっかりとできていた。 時間がなく、あまり読ませられていなかったときは、散々だった。 テストのために勉強をしているわけではないが、そういった事実があった。 そこで、本読みは大切なんだと思うようになった。 ここでは、「音読」と書いている。 上記は、「本

          教師の名言・格言  その28      No.034 「スラスラと音読させることが、読み取りの基本」

          教師の名言・格言  その27      No.033 「漢字を丁寧に書いて覚える」

          No.033 「漢字を丁寧に書いて覚える」 漢字を乱雑に書くのと、丁寧に書くのと、どちらがよく覚えられるか。 当然、丁寧に書く方である。 当たり前のことであるが、あまり意識をしなかった。 これを先輩の先生に教えていただいた。 30代初め、その当時所属していたサークルで「先輩教師を囲む会」という会を開催した。 すばらしい先生であったので、その先生の実践を是非とも聞きたいということで講師としてお呼びした。 その時に「丁寧に漢字を書かせると、一つ一つの漢字をしっかりと見て、書くか

          教師の名言・格言  その27      No.033 「漢字を丁寧に書いて覚える」

          教師の名言・格言  その26      No.032 「負けた(失敗した)ときこそが大切である」

          子どもに語りかける時の言葉。 個人でも団体でも絶えず勝ち続けられない。 稀に、勝ち続ける人もいるが、ほんの一握り。 世界一安全とされていた新幹線も事故を起こした。原因不明で車両に亀裂が入り、大事故一歩手前であった。 2017年12月19日だったか。 昔で言うとセ・リーグ9連覇を成し遂げたプロ野球の読売ジャイアンツも連覇はなかなかできていない。 いつもいつも勝ち続けることはできない。 個人では、毎年打率一位の人物はいない。 いつかは、1位から下に落ちるものである。 しかし、トッ

          教師の名言・格言  その26      No.032 「負けた(失敗した)ときこそが大切である」

          教師の名言・格言  その25       No.031 「失敗の中から学ぶことの方が価値あり」

          No.031 「失敗の中から学ぶことの方が価値あり」 前回は、「成功体験」の重要性を述べた。 今回は「失敗」についての考えを述べていこうと思う。 私自身、失敗を数多くしてきた。 それはもう数え上げればきりがない。 だからこそ、学びがあり、成長があったのではないかと思う。 やること為すこと成功ばかりしていると、おごり高ぶり、人としてダメな人間になってしまうかもしれない。 実際、授業実践や学級指導をがんばり、うまくいっている時は、「鼻高々」になっていたのではないかと、今思えば反

          教師の名言・格言  その25       No.031 「失敗の中から学ぶことの方が価値あり」

          教師の名言・格言  その24      No.030 「できるだけたくさんの成功体験をさせること」

          No.030 「できるだけたくさんの成功体験をさせること」 子どもが、意欲的に活動するためには、原動力が必要である。 それは、興味からかもしれないし、楽しいからかもしれない。 それらの他に「成功体験」も重要な要素といえる。 これも向山先生の文章から学んだことである。 例えば、「お楽しみ会」を計画したとしよう。 当然、ゲームやなぞなぞ、寸劇などがあり、楽しいひと時を過ごす。 またやってみようという気持ちになり、意欲も高まる。 勉強も同じ。 分かれば、やってみたくなり、できれば

          教師の名言・格言  その24      No.030 「できるだけたくさんの成功体験をさせること」

          教師の名言・格言  その23      No.029 「家庭連絡は、よいことも連絡する」

          No.029 「家庭連絡は、よいことも連絡する」 担任が、保護者へ連絡(電話や連絡帳、手紙など)をする時はどんな時か。 特に電話の場合、子どもが忘れ物をしたときや何かの指導をした場合に連絡をすることが多い。 しかし、それを逆手にとるのも一つである。 今日、発表をがんばりましたよ。 友だちに親切にしていましたよ。 掃除をがんばって、よく気がついてきれいにしていましたよ。 などなど、連絡することは多々ある。 しかし、ここで気をつけないといけないのは、保護者がその時間に話せるかど

          教師の名言・格言  その23      No.029 「家庭連絡は、よいことも連絡する」

          教師の名言・格言 その22   「『教育』は、「今日、行く」と言うぐらい、家庭訪問をすべし」

          No.028 「『教育』は、「今日、行く」と言うぐらい、家庭訪問をすべし」 西宮市で小学校の教師をし、その後西宮市の教育委員会へ。そして、若手教師応援セミナー「元気塾PLUS」代表の仲島正教先生の言葉である。 初めて仲島先生のお話を聞いたのは、広島大学附属小学校での社会科の全国発表の出張先の講演会であった。 衝撃を受けた。 こんなパワフルで優しく、思いやりがあり、思慮深く、子どもへ愛情を注げる人がいるのかと。 講演内容もぐいぐいと引きつけられた。 知らず知らずのうちに時間が

          教師の名言・格言 その22   「『教育』は、「今日、行く」と言うぐらい、家庭訪問をすべし」

          教師の名言・格言 その21    「体育でも図工でも慣れた時が、一番ケガをしやすい」

          教職についていると出会ったり、浮かんだりする言葉があります。それらを自分なりに名言・格言としてみました。No.027 「体育でも図工でも慣れた時が、一番ケガをしやすい」 「習うより慣れろ」のとおり、「慣れ」は大切である。 語源的に「習う」も「慣れる」から変わったともいうし。 でも、ここが肝心。 特に実技系統。 「体育」「図工」「家庭科」など。 体育は、ケガの多い教科である。 走ってこける。ねんざする。ボールを受けてつき指をする。跳んでねんざする。などなど多くのケガと隣り合わ

          教師の名言・格言 その21    「体育でも図工でも慣れた時が、一番ケガをしやすい」

          教師の名言・格言 その20    「水泳は、泳いでいる時間が多ければ多いほど泳げるようになる」

          教職についていると出会ったり、浮かんだりする言葉があります。それらを自分なりに名言・格言としてみました。No.026 「水泳は、泳いでいる時間が多ければ多いほど泳げるようになる」 何を言ってるんだと言う言葉である。 あたりまえじゃないか。と言える。 しかし、この言葉は名言としてずっと頭に残っている。 この言葉は、先輩の先生から聞いた言葉である。 どういった内容か。 結論から述べよう。 水泳指導は、指導云々よりどれだけ泳いだかで泳力の差が出ると言うもの。 まさに「習うより慣れ

          教師の名言・格言 その20    「水泳は、泳いでいる時間が多ければ多いほど泳げるようになる」