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きょうしの名言・格言 その35    No.041 「算数の学習はすべてが積み重ね」

No.041 「算数の学習はすべてが積み重ね」

当たり前と言えば当たり前。
学習はすべてが積み重ね。
算数の学習は特に分かりやすい。
「図形」領域でみてみよう。
長方形や正方形の面積は、1㎠の数を数えることで理解する。
4年生の学習である。
5年生では、三角形や平行四辺形、台形、ひし形の面積を求める。
ここで、4年生の長方形や正方形の面積が土台となる。
三角形を切ったり貼ったりして長方形や正方形に形を変えて面積を求める。
ここで、いろんな考え方ができるのが大切。
最終的には、「底辺×高さ÷2」の公式に導いていくことになる。
しかし、この公式を単に覚えるのと、自分でさまざまな変形して面積を出したうえで公式を覚えるのとでは、天と地ほどの差がある。
単に言葉を覚えるのではなく、
「ここが縦の長さと同じ」
「ここが横の長さと同じ」
「だから、その半分」
が三角形の面積の公式。
それぞれの長さがどこなのかを見つけるのが、この単元の学習と言える。
この三角形の面積を長方形、正方形の面積の公式をもとにして、平行四辺形の面積を求める。
これもさまざまな考え方が生まれる。
次は、台形。
台形は、簡単なものだと、2つの形を使い、平行四辺形にし、その半分。
という考え方が一番分かりやすいが、長方形に変形して求める方法も考えられる。
このように、一つの学習をもとにして、次の学習へと移行していく。
積み重ねである。
目に見えるから子どもにも説明しやすい。
だから、今覚えなければならないことは、今、覚える。
ということを確認させて、がんばらせるのである。

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