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【パートナーに求めているのではなかったことに気づく 〜蓄積感情をケアするセルフ・コンパッション②〜】

昨日、

「同じことを言われているのに、どうしてパートナーだと腹が立つの?」

を書きました。

今日はそのつづきで、セッション内でやった蓄積感情のワークでわたしがどんな感じだったのかを、結構、恥ずかしいけれど・・・(笑)、書いてみます。

(紙と色鉛筆を使いました♡)



まずはそのセリフを言っている、振る舞いをしている相手(わたしの場合はパートナー)を透明な箱の中に入れてイメージをして、直接攻撃を受けない自分は安全だと思うところに置く。

(箱に入れられた夫、ちょっとおもしろい。笑)

そして、そのセリフを言われた時を思い浮かべる。

わたしの場合、自分の思っていることや意見を言った時に言われる、

「いや、それは違うやろ。」

という言葉。

そして、そのことを言われた時に、自分の反応に注意を向ける。どんな身体感覚?どんな感情?どんな考え?どんな声?どんなイメージがある?その中の一つを選ぶ。ハッキリしていなくても大丈夫。

わたしは心がぎゅっと縮こまる感覚。そこに色をひとつ選んでどんな感じか絵を描く。そしてどの感覚はどんなセリフを言っている?

水色の涙のような形:

「あぁ…まただ…」
「どうして…?」
「このままずっとこうなの?」

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そして他にもあるパーツを順番に絵にする。
その絵が言っているセリフをかく。

頭を押さえつけられているような感覚。

青い丸を力強く描いた:

「かなしい…」
「つらいね…」
「わたしのことどんなふうに見てるの…?」

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次に出てきたのは、
バーン!と赤い壁のようなもの:

「守りたい!」
「やめてよ!」

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オレンジの丸:

「受け入れて欲しいよ…」
「もうバカにされたくないよ…」
「わたしだって一生懸命生きているよ」
「笑わないでよ…」

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赤でぐるぐる:

「わたしはわたしじゃん」
「残念…」

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青でぐるぐる:

「違うって言わないで!」
「みんなチガウじゃん!」
「あなたが正しいって思わないで…」
「あなたの正義を力で投げてこないで…」

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オレンジの薄い丸:

「小さくなりたくないよ…」
「もっと背中をピーンとして生きたいよ…」

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ピンクで一番大きなもの:

「自分を大切にしたいよ…」
「自分らしく生きたいよ…」

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こんな感じでした。

自分で共感しようとするときに、こんな考えやこんな気持ち・いろんな反応が同時多発で起こっている、複数の声が同時に起こっていたりすると、いっぺんに共感しようとするのはむずかしい。

あなたも聞いて欲しいのね。
あなたも喋りたいのね。
あなたも、
あなたも・・・

とたくさんの人たちをまずは横に広げて並べて、一人一人を見て、どんな声が、どんな気持ちがあるんだろうって見てあげる。


そして、

「ひとつひとつのパーツに対して、どんな気持ちが湧いてくる?」

(必要なら書き足す。わたしも書き足しました。)

「これらのパーツはどんな風に関連し合っている?」

(わたしは黄色で繋いでみました。)


さらに、「どのパーツ(1つ)が今、あなたのケアを必要としているか?」

わたしは、オレンジ色で薄く描いた
「小さくなりたくないよ…」を選んだ。

このパーツに「共にいるよ」って伝えてあげる。
このパーツはどんなことを必要としている?
どんな言葉をかけて欲しそう?

そして、そのパーツをホッとできるような場所に、お気に入りの場所?自分の近く?誰かのそば?に連れてってあげる。

わたしは「小さくなりたくないよ」と言っているパーツを雲も上に連れてってあげるイメージをした。

ふわふわの雲のうえ。

そこは明るくて、腕で包まれたようにあたたかくて、安心できて、そのまんまでいられてホッとする。

のんびーりして、思いーっきり背筋を伸ばして、深呼吸をして、背が1センチ伸びたような(笑)感覚だった。

イメージを描き足す。

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こんな風に相手を責めるところから、
自分の中にいる複数のパーツに気づいてあげて、横に広げる。
その後、一つ選んだパーツを垂直に深く探求する、
というワークでした。


自分が相手に求めていること、
認めてもらいたいとか、
受け入れて欲しいとか、
聴いてもらいたいというのは、

本当は自分が求めていたのは相手ではなくて、

自分自身が認めてあげること、
自分自身が受け入れてあげること、
自分自身が聴いてあげること、

【自分自身の自分への共感】だった。



蓄積感情があればあるほど、生きた年数だけ芋ずつ式に溜まっている。

自分が望まないような反応や反撃をしてしまう。でも溜まっているものに、こんな風に丁寧に共感すればするほど、そこから解放されていく。

誰かにケアしてもらうのもとても嬉しいんだけど、自分が自分のパーツに寄り添って、自己共感をすることが本当にかけがえのない自分とのつながりになる。

本来だったらせっかく出会って、人生を一緒に歩くと決めた人と、本当は喜びやギフトを分かち合いながら生きたいのに、どうしても、過去の重荷で望まない反応をしてしまったり、深く傷ついてしまったりして、諦めてしまう。

そして、

あなたはあなた。
わたしはわたし。

となっていく。

本当はもっと喜びを分かち合える道があるのかもしれない。そこに蓄積感情があるのだとしたら、そこから解放されることで可能性が広がる。

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以上、後藤夫妻の【蓄積感情をケアするセルフ・コンパッション②】のアウトプットでした。

赤裸々と自分のことを書きましたが、自分のパーツを横に並べてみる、そこにから一つを選んで深く探ってケアをする。

究極のセルフケアだと思いました。

このワークをしたあとも、わたしは「いや、違うやろ。」という言葉に反応はします。でも、打撃が前より小さくなっているのはわかる。

瞬時にいろんな副人格のパーツがあることにも気づいているし、どんな声があるのかも気づいている。

何より【相手に受け入れて欲しいよ…】って思っていたことは、すべて【小さいみゆきがわたしに受け入れて欲しい】という声だった、という気づき。


自分の中は副人格であるということ、同時にやいや言っている愛おしい小さな自分たちの存在、それを守ってくれる防衛チームの存在。過去からの蓄積感情に丁寧な自己共感を重ねることへの可能性を感じた2時間でした。

ゆうこさん、剛さん、ありがとう♡
またお二人にお会いしたいぞー♡

なんの回し者でもないですが、ただただお二人のことは応援しているので、ちょうど来週金曜から初級クラスがあるそうですよん♡

10人定員で今わたしがこれを書いている時点で残り2枠。わたしもいつか触れてみたいなぁ。(今回はすでに違う講座などで半分出られないので見送り。それと、今年はどのあたりを学ぶかかなり自分と向き合っています。)


では、今日は燃え尽きました!笑

この後すぐ、NVCの教育現場での対話の講座があるんだった!がんばる!笑

では、ハートフルな一日を♡

また明日ココで♡

循環が循環を生むのがすきです。サポートしたいただいた循環を、文字で循環していきます♡