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カナダで保育:2歳児に翻弄される大人たち

最近うちのクラスにいる2歳半の男の子がものすごくおしゃべりさんで、きちんとしたセンテンスで話すし、ちゃんと会話が成立するので一緒に話すのがすごく楽しいのですが、ある事で保育士の間で話題になっています。

というのも、最近どこかで覚えたのか
「I need to tell you something (話さなきゃいけない事がある)」
と私たちに言ってくるようになりました。

ちゃんと会話が成り立つ彼なので、何かと聞くと
「I can tell you after snack/lunch/nap etc (おやつ/お昼/お昼寝など の後に話す)」
と言われます。

まぁ今じゃなくて後で話すね、という事を言われるわけです。

その場では「OK」と言って、その後に聞くと、すでに以前に話してくれた事とかその時の状況とかを話してくれるのですが、これがあの時話したかったことなのかな?と疑問だったんです。

そしてそれもそこそこの回数になって来て、他の保育士と話している時にこの話をしたら自分もそれがあった、と言われました。

「話したいことがある」っていうから待ってたのに教えてくれなかったり忘れてたり話を逸らされたりとその結果はマチマチでしたが、とりあえずそういう風に呼びかけられているのは確か。

お迎えの時にその事をお母さんとの会話の中で最近こんな感じの事がありますってシェアしたら、私にもしょっちゅうする!との事。

話を聞いてほしいのかな、と待ってから聞くと、その聞く時間をどんどん伸ばされていって結局教えてくれない事もあるから
「I feel he is manipulating me! (息子に操作されてる気がする!)」
と言っていました (^^;)

まぁもちろん冗談なんですが、何だかわかる!とも思ったりしたんです。


そして新しいことを覚えたらとにかく使ってみたい!というのもあるかと思います。

おそらくどこかでこのフレーズを覚えて、とにかく自分でも使ってみたい。

私も英語を学び始めたばかりは、兎に角知っているフレーズをひたすら使ってモノにしていったので、これもそのプロセスの一環なのかなぁとも思います。



子どもには真摯に向き合っているし、彼らを一人の人として尊重しています。

ただ、もちろんそれを踏まえた上で、まだ彼らは2歳。

彼らは意図せずともその言動に大人は振り回されているなぁとも思います。


まぁでもそれが楽しいんですよね!


彼らの言葉には「相手を傷つけてやろう」というような意図はなく、本当に素で、相手の反応を見て自分たちの言動を決めているところもあります。

自分たちがしたいからする。

相手の反応が面白かったからする。

それだけなんですよね。

だから
「そうくるかぁ!」
という感じで一緒に会話できるのがものすごく面白くて 、どんな返しが返ってくるのかも楽しみで、そのやり取り事態を楽しんでいます。

何気に彼らとの会話で新たな視点を貰えたりする事もあるので、本当に子どもは想像力の塊ですし、その成長速度は本当に羨ましいです!



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